蒼梧藩国の狙撃兵【T22】

部品構造


  • 大部品: 蒼梧藩国の狙撃兵【T22】 RD:138 評価値:12
    • 大部品: 蒼梧藩国人 RD:11 評価値:6
      • 部品: 人種的傾向
      • 部品: 容貌と体格
      • 部品: 足りないところは知恵と技術で
      • 部品: 個人よりも組織で勝つ
      • 部品: 向上心もほどほどに
      • 部品: 伝統主義と新しい物好き
      • 部品: 文化的多様性
      • 部品: 神々に近き民
      • 部品: 子供への視線
      • 部品: 王権の重視
      • 部品: 帝國藩屏の誇り
    • 大部品: 狙撃手 RD:60 評価値:10
      • 大部品: 狙撃手(スナイパー)とは RD:3 評価値:3
        • 部品: 狙撃手の役割
        • 部品: 選抜射手(マークスマン)との違い
        • 部品: 狙撃観測手もできる
      • 大部品: 狙撃手への道のり RD:5 評価値:4
        • 部品: 歩兵としての経験
        • 部品: 治安維持部隊での経験
        • 部品: 座学による弾道研修
        • 部品: 過酷な訓練
        • 部品: 狙撃観測手としての訓練
      • 大部品: 狙撃手の狙撃能力 RD:18 評価値:7
        • 大部品: 狙撃の基本 RD:11 評価値:6
          • 部品: 装備の使い分け
          • 部品: 2発目の狙撃
          • 部品: カモフラージュ
          • 部品: 闇夜に霜が降る如く
          • 部品: 狙撃は数学と科学だ!
          • 大部品: 狙撃姿勢 RD:4 評価値:3
            • 部品: 伏射
            • 部品: 膝射
            • 部品: 立射
            • 部品: 座射
          • 部品: 狙撃の副次効果
          • 部品: 射点変更
        • 大部品: 対人狙撃 RD:4 評価値:3
          • 部品: 標的の行動観察
          • 部品: 標的の選び方
          • 部品: 部位狙い
          • 部品: 周囲の地形や物体の利用
        • 大部品: 対物狙撃 RD:3 評価値:3
          • 部品: 非移動目標への狙撃
          • 部品: 移動目標への狙撃
          • 部品: 遮蔽物を撃ちぬいての狙撃
      • 大部品: 狙撃手の日常管理 RD:4 評価値:3
        • 大部品: 狙撃銃と照準器の事前調整 RD:2 評価値:2
          • 部品: 日々の手入れと部品交換と保管
          • 部品: 照準器の事前セッティング
        • 大部品: 体調管理 RD:2 評価値:2
          • 部品: 肉体鍛錬
          • 部品: 精神修養
      • 大部品: 狙撃観測手 RD:8 評価値:5
        • 大部品: 狙撃観測手とは RD:2 評価値:2
          • 部品: 狙撃観測手の役割
          • 部品: 狙撃手の女房役
        • 大部品: 狙撃観測任務 RD:6 評価値:4
          • 部品: 下調べ
          • 部品: 打ち合わせ
          • 部品: 狙撃準備
          • 部品: 狙撃手への指示
          • 部品: 着弾観測・修正指示
          • 部品: 周囲の警戒・護衛
      • 大部品: 帝国軍歩兵 RD:19 評価値:7
        • 大部品: 帝国軍歩兵訓練過程 RD:16 評価値:6
          • 部品: その期間は3年間
          • 部品: 練兵軍曹による厳しい訓練
          • 部品: バトル・バディーと共に
          • 部品: 毎日の日課
          • 部品: ファイヤー・ガード
          • 部品: 実地訓練
          • 大部品: 具体的訓練の内容 RD:10 評価値:5
            • 部品: 基本戦闘訓練概要
            • 大部品: 第一段階「帝国の誇りの段階」 RD:3 評価値:3
              • 部品: 協力しあう事、倫理観涵養
              • 部品: 肉体面訓練
              • 部品: 問題解決訓練
            • 大部品: 第二段階「シューターの段階」 RD:2 評価値:2
              • 部品: 射撃訓練
              • 部品: 宰相閣下のにっこり「信頼コース」
            • 大部品: 第三段階「わんわんウォーリアの段階」 RD:4 評価値:3
              • 部品: 最後の体力試験
              • 部品: 野戦訓練演習
              • 部品: 特殊戦術演習
              • 部品: 回復週
        • 大部品: 発生経緯と義務 RD:2 評価値:2
          • 部品: 歩兵の必要性
          • 部品: 就任や装備などの制限
        • 部品: 帝国軍歩兵の流用実績
      • 大部品: 蒼梧藩国独自職業と人種の関わり RD:3 評価値:3
        • 部品: 組織力と向上心
        • 部品: 知恵と技術で先へ行く
        • 部品: 伝統へ組み込んでいく文化
    • 大部品: SOL-006”リ・ショブン” RD:47 評価値:9
      • 大部品: 概要 RD:6 評価値:4
        • 部品: 開発経緯
        • 部品: エアバイク装備の技術流用
        • 部品: 二の撃ち要らず
        • 部品: 希少装備「神槍」
        • 部品: 2名での運用
        • 部品: 射撃姿勢
      • 大部品: 構造 RD:6 評価値:4
        • 部品: ボルトアクション方式
        • 部品: 弾倉
        • 部品: 分解・組み立ての容易さ
        • 部品: 全長と重量
        • 部品: ヘビー&ロングバレル
        • 部品: 高い信頼性
      • 大部品: 補助装備 RD:6 評価値:4
        • 部品: バイポッド
        • 部品: マズルブレーキ
        • 部品: 衝撃吸収装置
        • 部品: 後部モノポッド
        • 部品: 運搬ケース
        • 部品: 高品質ガンオイル
      • 大部品: 威力 RD:19 評価値:7
        • 部品: 口径20㎜
        • 部品: 銃口初速
        • 部品: 射程
        • 部品: 直進性
        • 大部品: 20mm弾の種類 RD:15 評価値:6
          • 部品: 弾種の選択
          • 大部品: 徹甲焼夷榴弾(HEIAP) RD:7 評価値:5
            • 部品: 徹甲焼夷榴弾とは?
            • 部品: 徹甲弾機能
            • 部品: 焼夷弾機能
            • 部品: 焼夷弾の燃焼力
            • 部品: 榴弾機能
            • 部品: 榴弾の威力
            • 部品: 徹甲焼夷榴弾の副次効果
          • 大部品: 成型炸薬弾 RD:7 評価値:5
            • 部品: 成型炸薬弾とは?
            • 部品: 成型炸薬弾の構造
            • 部品: モンロー効果
            • 部品: ノイマン効果
            • 部品: スリッピング
            • 部品: 風帽と安定翼
            • 部品: 成型炸薬弾の威力
      • 大部品: 保管・管理体制 RD:5 評価値:4
        • 部品: シリアルナンバー管理
        • 部品: 受注生産品
        • 部品: 持出記録管理
        • 部品: 品質管理
        • 部品: 材質への気配り
      • 大部品: 多機能スコープ RD:5 評価値:4
        • 部品: 多機能スコープとは?
        • 大部品: 多機能スコープの機能 RD:4 評価値:3
          • 部品: 望遠機能
          • 部品: 暗視機能
          • 部品: フラッシュアウト防止機能
          • 部品: 調整ダイヤル
    • 大部品: 徒歩移動の基本 RD:20 評価値:7
      • 大部品: 道選び RD:7 評価値:5
        • 部品: ルートを選ぶ際は
        • 部品: 屋外での条件
        • 部品: 屋内での条件
        • 部品: 迷ったと思った際は
        • 部品: 記号の理解
        • 部品: 引き返すために
        • 部品: 後のために
      • 大部品: 長距離を歩く RD:10 評価値:5
        • 部品: 長距離を歩くということ
        • 部品: 忍耐力
        • 部品: やる気
        • 部品: ペースをつくる
        • 部品: 知識と技術を持って
        • 部品: 経験を積む
        • 大部品: 休憩をとる RD:4 評価値:3
          • 部品: 一定の間隔で
          • 部品: 座って疲れをとる
          • 部品: 場所を選ぶ
          • 部品: 食事休憩は長めに
      • 大部品: 周囲の見方 RD:3 評価値:3
        • 部品: 目で見る
        • 部品: 匂いで感じる
        • 部品: 音で聞く



部品定義


部品: 人種的傾向

蒼梧藩国人の多くは、人種系統的には東国人系で、黒い髪と黄色がかった肌をもつものが多い。ただし、日常的に潮風を浴びるものの髪は茶色がかるし、厳しい日差しのもとで働くものは肌が焼けている。もちろん、ファッションとして髪色を明るくしたり、肌を日差しで焼くものもいる。また、他人種との混血や帰化した国民の場合、外見的に東国人的特徴を持たないこともある。

部品: 容貌と体格

顔の彫りは浅いものが多く、体格についても平均的に大柄とは言えない。この人種的特徴が、知恵と技術の重視という形で蒼梧藩国人の性質に作用した面もある。

部品: 足りないところは知恵と技術で

体格にすぐれず、魔法ともあまり親しまなかったが、足りないものは知恵と技術で補おうという発想が生まれた。その向上心による行きすぎた技術開発に気をつける必要はあるが、産業育成などではプラスに作用することも多い。

部品: 個人よりも組織で勝つ

軍や会社おいては、強力なリーダーシップを発揮したり抜け駆けをするよりも、人海戦術や組織力で解決しようとする傾向が強く、能力を認められて騎士に任じられたものも、組織力を活かす形で職務に取り組む傾向が認められる。


部品: 向上心もほどほどに

足りないものを何とかして補おう、進歩するために努力しようという向上心は、外来技術の導入などで藩国の発展に寄与する一方、いきすぎて産業構造がブラック化する、エリートが先鋭化するなどの弊害ももたらすことがある。蒼梧藩国には適度な寛容さが必要であるとよく言われるが、寛容になれるよう頑張らないと……と向上心を発揮してしまうのが困りものである。

部品: 伝統主義と新しい物好き

古代からの影響を文化・制度面では色濃く残し、歴史を尊ぶ一方で、好奇心が強くエアバイクなどの新しい技術にも目がないという傾向を持っている。一見矛盾とも見えるが、新しいものもほどなく歴史の一部になり、伝統に組み込まれていく。これを貪欲と表現することもできるだろう。また、とりとめなくさまざまなものを取り入れてしまうと、独自性が希薄になってしまう。これを無意識に食い止めるために、伝統主義的な面が残り、せめぎあっているのだとも考えられている。


部品: 文化的多様性

多様な気候を持つため、藩国の各地域の文化はそれぞれ地方色を帯びたものとなっている。文化的に圧倒的優位に立つ地域がないため、各地方の文化に寛容な風土が育まれ、それは他国からの技術移入への積極性、移民の帰化への寛容性にもつながっていると考えられている。

部品: 神々に近き民

文化的多様性は宗教的多様性ともつながる。蒼梧藩国人は神々を身近に感じているが、自分の神と他地域の神が同じく信仰するものにとって大切であるという理解のもと、多数の神格を尊重している。他国の神がいつのまにか信仰を集めることもある。技術の発達以前からいた神々をよきものとして重んじるため、技術水準が上昇しても信仰が薄れない理由のひとつとなっている。

部品: 子供への視線

かつて人口減で苦しんだ記憶を持つ蒼梧藩国だが、近年では若年層の人口が増加傾向にある。そのこと自体は喜ばしいと受け止められているが、次世代を担う子供たちを育成するための社会的インフラが充分でないことは問題であると認識されており、政府レベルでも民間レベルでも対策が必要となっている。増えゆく人口を目にし、彼らが大人になった時のことを想像するという形で、改めて自国を客観視し、国づくりについて考えてゆく段階に入ったと言える。

部品: 王権の重視

蒼梧藩国人は王権について東国人的な考え方を持っており、選挙を好まず、それよりも上意下達をよしとする。いいときもわるい時も藩王はいたし、まあそういうもんだろうというくらいのいい加減なものだとも言われるが、かっこよく言うと「伝統主義の一側面」となる。

部品: 帝國藩屏の誇り

帝國諸藩の例に漏れず、蒼梧藩国でも皇帝陛下の人気は高い。また国民は、帝國臣民としてのアイデンティティを併せ持ち、自国が帝國藩屏であることに誇りを持つ傾向がある。これは皇帝陛下のもと、帝國友邦と協調一致して行動する際に利益をもたらすだろう。

部品: 狙撃手の役割

文字通り、遠距離から特定の標的を狙い撃ち、標的の殺害、破壊、または無力化をするのが主な役割である。標的は敵部隊の指揮官や、歩哨、立てこもり犯などの対人狙撃と、敵性機動兵器や拠点の弱点(装甲の薄い部分やセンサー類、照明)などの対物狙撃に大別される。

部品: 選抜射手(マークスマン)との違い

狙撃兵(スナイパー)と選抜射手(マークスマン)との違いは、マークスマンが歩兵部隊に随伴するのに対し、スナイパーが歩兵部隊から独立し、単独ないし狙撃観測手等の少数で行動する事である。

部品: 狙撃観測手もできる

狙撃手は、狙撃観測手の訓練も積んでいる為、狙撃観測手として、別の狙撃手と共に行動することもできる。狙撃手と狙撃観測手両方の技能をもつことで、相互にフォローしながら相乗効果が期待できるし、状況に応じて、役割を交代・分担して効率化を図る事ができる。

部品: 歩兵としての経験

独立して行動することが多いとはいえ、歩兵との連携や単独での戦闘能力も必須要素なので、歩兵と同等の能力は最低限必要となる。その為、歩兵経験が3年以上の者から選抜される。

部品: 治安維持部隊での経験

狙撃手は、敵の指揮官や銃手等を狙い撃つだけでなく、治安維持活動時に、犯罪者の手足を狙い撃ちしてを無力化したり、人質をとった立てこもり犯だけを狙い撃ちにしたりする必要がある。その為、治安維持部隊で犯罪者とも向き合う経験が必要となる。

部品: 座学による弾道研修

狙撃はある意味物理学である。敵との距離、風向き、重力等、弾道を素早く計算できるよう、2~3年の研修が必要となる。

部品: 過酷な訓練

狙撃手は部隊から独立して行動することが多い為、個としての戦闘能力、生存能力が求められる。また、遠距離から正確に標的を狙い撃つための射撃技術や、弾道計算能力、標的を狙い撃つチャンスが来るまで待つ忍耐力や耐久力が必要であり、心身ともに過酷な訓練を受ける。その訓練を乗り越えて1人前になる確率は1/100より小さいと言われる。

部品: 狙撃観測手としての訓練

良い狙撃手は、良い狙撃観測手であり、逆もまた真である。見習い狙撃手は、必ずベテランの狙撃観測手の元で訓練をし、また、ベテランの狙撃手の狙撃観測手としても訓練を受ける。

部品: 装備の使い分け

標的との相対距離を読み取り、比較的近い距離ではレーザーサイトやダットサイト、遠距離では望遠スコープ、夜間では低光量や赤外線に対応した装備を使い分ける必要がある。また、距離や狙撃対象に応じて、口径や弾種を使い分ける必要がある。

部品: 2発目の狙撃

狙撃は1発目を外すこともある。その場合でも慌てず、正確に、かつ迅速に、照準を修正し、標的が逃げたり反撃するまえに、2発目を叩き込む。

部品: カモフラージュ

敵から発見されないように、周囲の風景に似た色や模様の服装や、周囲の木々や草木の枝を括りつけた服やネットやシーツをつかって自らを隠すことである。

部品: 闇夜に霜が降る如く

射撃における引き金の弾き方の極意である。 闇夜の中気が付かないうちに霜が降りているように、静かに銃身を揺らして狙いがそれる事のないように引き金を引くことである。特に狙撃では敵に気づかれない事、狙いがずれない事を重視するために意識する言葉である。

部品: 狙撃は数学と科学だ!

狙撃には、標的との距離、移動距離、弾丸の速度などを計算する数学的能力と、重力や風速、天候、弾薬の火力などを計算する科学的知識が必要となる。

部品: 伏射

地面に伏せて、射撃する事を言う。敵から見つかりにくくになるだけでなく、2脚などを使って地面に銃を置くことで、銃が安定するだけでなく、銃を支える力を軽減できる。

部品: 膝射

利き足の膝を地面につけ、片膝たちの姿勢で狙撃をすることを指す。主に、片膝に腕(肘)を乗せることで、銃を持つ手が安定し、命中率が高まる。伏射と立射の中間的ポジションである。

部品: 立射

立った状態で狙撃を行うことを指す。立っているので、上下左右に銃身を動かすことができ、移動目標や高低差がある標的を狙いやすく、自分が発見されてもすぐに移動ができるのが利点である。応用としてバイクや車の荷台にのって狙撃することもある。

部品: 座射

体育座りで両足を広げた状態や、胡坐をかいて座った状態で、膝に肘を乗せて狙撃する事。主に狭い場所で狙撃を行う際に、都合が良い。

部品: 狙撃の副次効果

狙撃は、標的の武器が届かない距離であったり、標的からは発見しづらい場所から行われる。これにより、標的へ何処からともなく撃たれるという恐怖心を植え付け、標的の行動を制限するという効果もある。

部品: 射点変更

狙撃を行ったあと、弾道や、発射音などから、位置を逆算され、敵の反撃を受ける可能性がある。射撃後の状況を判断し、敵の反撃が起こる前に狙撃場所を変更したり、撤退することも必要である。

部品: 標的の行動観察

標的を観察して、移動速度や、態度、服装、周囲の様子などを観察することで、相手の行動を予測し、照準がしやすくなる。

部品: 標的の選び方

相手を観察した結果から、その人物が本当に狙撃の標的なのか正誤を判断する。また、不特定多数の中から外見的特徴や、周囲の態度から、標的を見つけ出し、照準を決める。

部品: 部位狙い

殺害を目的とするなら、致命傷を与えやすい頭部や、内臓のある胴部を狙う。相手を移動不能にするだけなら脚を、反撃できなくするだけなら武器や腕を狙う。また人質や障害物を避けて狙う事もある。

部品: 周囲の地形や物体の利用

2脚が使えないときは、建物の壁やドアや窓、車のボンネット、同僚の肩などに、バイポットや銃身を押し付けて銃身を固定し、命中精度を高める。利用できるものが無いときは、自身の安全性などを考慮した上で狙撃姿勢を決め、対象を狙う。

部品: 非移動目標への狙撃

敵の武器弾薬保管場所や、燃料の保管場所を狙って、誘爆を狙ったり。移動してない状態の飛行機やヘリ、自動車や装甲車、戦車などの装甲の薄いところ(タイヤや履帯、窓や排気口など)を狙って破壊や無力化を行う。

部品: 移動目標への狙撃

要人が乗った車両や、移動中の車両、航空機などの移動速度と弾丸が到達するまでの時間を計算し、標的が移動していても、移動先に弾丸が届き、相手を攻撃する。

部品: 遮蔽物を撃ちぬいての狙撃

壁やドアや窓などを撃ち破って、中に居る標的を破壊、殺害、無力化すること。威力の高い狙撃銃なら遮蔽物ごと打ち抜くし、威力の低い狙撃銃なら最初の一発で遮蔽物を破壊して、2発目で遮蔽物の向こうの標的を狙い撃つ。

部品: 日々の手入れと部品交換と保管

正確な射撃の為には、日々の手入れと部品交換だけでなく、保管状態も大事である。外側は歩兵小銃と同じ保管ケースだが、内部には湿気や衝撃を吸収する素材を入れて保管する。

部品: 照準器の事前セッティング

予め、照準器を様々な距離や条件で射撃し、その時のセッティング状況を記録しておく事。実際に標的を狙う際、過去の記録から、近い状況のセッティングを参照することで、照準器のセッティング時間が短時間で行えるようになる。

部品: 肉体鍛錬

日ごろから、暑さや、寒さ、雨や風の中でも影響を受けないように様々な環境に身体を慣らしておく。また、狙撃銃を長時間構えられるように筋肉や持久力を鍛える。

部品: 精神修養

スコープの倍率によっては、撃たれた相手の表情が見えることがある。それが心理的ストレスにならないよう、普段から気分転換できるように心がけておく。また、長時間の待ち伏せにも耐えられる忍耐力や、標的を精密に狙う集中力、初弾を外したり、敵に発見されても次の行動(2発目の射撃や退却)ができる冷静さを普段から鍛えている。

部品: 狙撃観測手の役割

その名の通り、狙撃の着弾観測を行う役割である。それ以外にも、周囲の観察や警戒、銃の組み立てやカモフラージュ作業の手伝い等、狙撃手が狙撃に専念できる環境づくりを行う。


部品: 狙撃手の女房役

普段から狙撃手とペアで行動し、最低限の会話や、身振り、手振り、筆談などで、意思疎通ができるようにすることも大事である。


部品: 下調べ

予め作戦範囲を地図や実地で確認し、狙撃に適した場所や、敵に見つかりにくい場所、そこに至るまでの経路や、退路を確認しておく。また、標的についても資料や偵察行動で調査しておく。情報が限られている場合は、過去の事例に似た状況の情報を参考にする。

部品: 打ち合わせ

事前に収集した情報や、装備の調整状況をもとに、狙撃手や作戦指揮者などと打ち合わせを行う。狙撃手と狙撃観測手のコンビは主力部隊とは独立して動く事が多く、敵から見つからないように連絡手段も限られることから、想定される事態の対策を事前に立てる。これにより狙撃の成功率を高め、狙撃手と狙撃観測手の生還率を高める。

部品: 狙撃準備

下調べした情報を元に、狙撃銃や弾丸、狙撃観測に必要な道具の選定や調整をしておく。また、現地では、狙撃手と共同で、狙撃銃や観測装備の組み立て、カモフラージュネットなどによる陣地構築などを行う。

部品: 狙撃手への指示

標的を観察したり、その周囲を観察して、狙うべき標的とタイミングを狙撃手に指示する事。場合によっては、標的を狙いやすくするために、別の標的を狙うよう指示したり、射撃場所の変更や、撤退を指示する。

部品: 着弾観測・修正指示

狙撃手の撃った弾丸が標的にあたったか、はずれたか?を確認し、照準の修正を指示することである。その為に、狙撃手の使用してるスコープよりも広い視野や、より詳細まで拡大できる大型のスコープを使うこともある。

部品: 周囲の警戒・護衛

狙撃手が狙撃に専念できるように、周囲の警戒を行い、敵が近づいているようなら、隠れたり、迎撃したり、狙撃手をつれて撤退を行う。また近距離まで敵が近づいた場合、狙撃手の狙撃銃では狙いにくいことがあるため、自動小銃や、分隊支援火器を使うこともある。また、狙撃手を乗せた車両や航空機、エアバイクや船舶などを操縦する事もある。

部品: その期間は3年間

帝國軍では隊員の練度を一定水準、この場合は歩兵としての実運用に耐えるレベルまでの育成を目的として、
訓練キャンプで三年間の訓練を実施している。充実したカリキュラムによって歩兵は実戦に出るための経験を積んでいくのだ。

部品: 練兵軍曹による厳しい訓練

宰相府では新兵教育に練兵軍曹を用いている。彼らは基礎訓練の大部分の責任者である。武器の取り扱いから上官への挨拶まで全てを新兵に教え、誤りを指摘し、訓練過程を通して新兵に付き添う。彼らは新兵の安全にも責任を持つ。
彼らは特徴的な帽子(キャンペーン・ハット、スモーキー・ベアとも呼ばれる)を着用している。
単に練兵軍曹の帽子に畏怖を抱かせるのではなく、軍の階級を尊重させて指揮系統の規律を保つという観点から、多くのAITコースでは小隊付軍曹が教官に就いている。

部品: バトル・バディーと共に

「バトル・バディー」は、一般的には戦闘における兵士の相棒の呼称である。しかし、基礎訓練中、新兵が単独で行動するのを禁止して懲戒処分を下す際にこの語が用いられることもある。新兵が小隊や練兵軍曹から離れて行動する際、彼らは2人でバトル・バディーとして知られるペアを組んで行動する必要がある。

部品: 毎日の日課

新兵の朝は早い。0430起床。男はひげそりだ。0500には朝の体力訓練、柔軟運動にランニング、0600朝食、0630訓練をみっちりやり、1200からは昼食で、1230からは休む間もなくまた訓練である。1700、クタクタになって戻ってきてやっと夕食。そして1730からは練兵軍曹に色々と叩き込まれる時間である。知識、礼儀作法、帝国歩兵としての誇り、そしてたまにはげんこつだったりいびりだったりである。そして2000からはやっと個人の時間だ。洗濯したりシャワーを浴びたりリラックスしたりできる。1時間だけだが。2100には寝なければならない。消灯だ。明日も早いのだから。

部品: ファイヤー・ガード

要するに当直である。新兵が二人一組で起きて、兵舎周辺のパトロールをし、火災に注意して掃除をして、兵舎から脱走しようとしている新兵も見つける。1時間で交代して寝るのだ。
つらい。つらいが慣れる。

部品: 実地訓練

多くの実地訓練で、新兵は与えられた専門課程へ派遣される。例えばクレイモア対人地雷について学ぶコースであったり、対戦車のコースであったりする。宰相府の訓練ではしばしば(安全に配慮した上で)本物を用いることもあり、実際の銃器射撃を新兵に経験させることもある。

部品: 基本戦闘訓練概要

基本戦闘訓練(Basic Combat Training、BCT)は全ての歩兵が受ける、同じ技術を教える10週間の訓練期間である。
要するに教わる技術はすべて必要な技術である。新兵全員はシステム化された同じ技術を教わらなければならないため、彼らは(自分の部隊のみならず)仲間と行動し、また必要に応じて自分(たち)を守る準備が整う。
全三段階に分けられている。

部品: 協力しあう事、倫理観涵養

第一段階は「帝国の誇りの段階」とも呼ばれる段階。練兵軍曹にずっと監視され、ミスの修正を求められる。新兵はしばしば舞台全体での修正を求められることもある。
これによって新兵は責任の重さを覚え、鋭敏な注意力を養う。
具体的には雑嚢が山積みになった中から制限時間内に自分の雑嚢を見つけ出す(達成するには新兵同士で協力が必須)バッグ・ドリルに
教練と式典訓練(右向け右とかである)、ダミーライフルで銃器の扱いと重さになれる。
座学では帝国軍中心価値観を教える。帝國軍中心価値観に関しては別に説明する。

部品: 肉体面訓練

基礎的な規律訓練を修了した後、徒手格闘訓練を行う。新兵同士での訓練も行われる。また、ここでは地図の読み方、コンパスの使用方法についても学ぶ。
ここでは「わんわん帝国栄光の塔」と呼ばれるハードな障害物競走もしなければならない。縄梯子や橋、壁を懸垂降下したりだ。つらいが間違えなく基礎体力と体の使い方は覚える。
これに協調性を養うための要素をより重視した「姫の教える手を取り合うコース」がある。これも基本は協力して障害を乗り越えていくコースだ。


部品: 問題解決訓練

意識を失った人の輸送や様々な現実的な制約を与えられて、機材を輸送するなど問題解決訓練を行う。
ガスマスクをつけて催涙ガスの充満した部屋で訓練を行ったりもする。つらい。
最終段階ではついに本物の歩兵銃が与えられる。だがまだ撃たせない。基本小銃射撃術基礎訓練を徹底するのだ。
要するに歩兵銃の野戦分解を収録する。

部品: 射撃訓練

実際に射撃を行い始める。支給されたアサルトライフルで様々な目標に射撃を行う。目標は段々と遠くなり、命中させるのが難しい形状になり、飛び出てくるような物にもなってくる。もちろん手榴弾や、グレネードランチャー、機関銃についても訓練する。第2段階の第2週目は対戦車兵器や他の火器の訓練を行う。

部品: 宰相閣下のにっこり「信頼コース」

新兵が射撃や武器の取扱に自信をつけてきたら、限時間内において一連の目標に射撃を行う「信頼コース」と呼ばれる訓練も行われる。
加えて、教練や儀礼の訓練だけではない、激しく継続的な体力訓練がある。新兵は多くの訓練で実力を示し合格を勝ち取らなければ次の段階へ進むことはできない。

部品: 最後の体力試験

第3段階ではまず最初に最後の体力試験がある。ここで不合格となると次の訓練にはススメないのだが体力試験は一年に一回しかない。皆必死に試験をパスするための訓練に勤しむ。

部品: 野戦訓練演習

野営や、夜戦、市街戦などの野戦訓練演習。この間、基地内の食堂などの一般調理施設には近寄れなくなり、レーションだけが彼らの食事になる。つらい。おいしくない。(とはいえ昔に比べれば遥かにおいしくなったというのがベテランたちの言である)
このストレス下で歩兵としての動きを真っ当できるか、忍耐を涵養する側面もこの訓練にはあるのだ。

部品: 特殊戦術演習

特殊戦術的な演習。この演習において、練兵軍曹は助言をするものの、最終的な決定は新兵の小隊長と班長に任される。練兵軍曹はこの訓練で、チームでそれぞれ異なった判断をさせようと試みる。なぜなら兵士であることは非常に危険であり、新兵は攻撃性を持ち大胆不敵でなければならず、しかしながらそれを知性と常識で収めなければならないという状況に置かれるからである。この必要不可欠な条件を満たした者のみが高度個別訓練へと進む。

部品: 回復週

「回復週」とも呼ばれる訓練の最終週。
この期間に、新兵は武器、寝具類、支給されたヘルメット、ガスマスク、水筒などの高等個別訓練で使用しない装備品を点検・修理しなければならない。同時に兵舎内も点検し、新しい小隊を受け入れられる状態にしておく。最終週ではまた、週末に行われる卒業式のため、新兵の礼装の確認や練習も行われる。立つ鳥跡を濁さずである。

部品: 歩兵の必要性

わんわん帝国にはニューワールドでの開国当初から歩兵がある。歩兵の役割は偵察や護衛、狙撃など多岐にわたる。I=Dや戦車の視野確保も歩兵なくしては難しい。
軍に置いて訓練された歩兵は何者にも代えられない宝である。歩のない将棋は負け将棋。

部品: 就任や装備などの制限

歩兵には、説明にある通り厳しいおおよそ3年間の訓練を超えなければなることはできない。これにはもちろん倫理、帝国の誇りある歩兵としての価値観涵養も含まれる。これらに合格したものしか歩兵になることはできない。
また歩兵には小銃などの兵器が任務時に支給されるが、これら帝国軍歩兵一般装備は、もちろん除隊されれば所有は許されない。また、就任中も装備が可能なのは基本任務中のみである。


部品: 帝国軍歩兵の流用実績

以下のPC、藩国様に流用いただきました。 根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)
竜宮・司@詩歌藩国
設問205へ提出
フシミ@星鋼京:近衛兵のアイドレスに流用


部品: 組織力と向上心

軍事、宗教、ビジネスなど様々なシーンにおいて、蒼梧藩国人は組織力によって問題を解決する傾向がある。リーダーもまた組織の一員であり、共に力を出し合って難題を解決していく傾向を持つ。組織のリーダーは、組織の構成員たちの向上心がいきすぎたり、方向を誤ったりしないように調整し、組織力を健全に活かしていく役割も持つ。


部品: 知恵と技術で先へ行く

体格や魔法に恵まれなかった分を知恵と技術で補うのが蒼梧藩国人である。「知恵と技術で補う」のは自分のことだけでなく、誰かを助ける際にも同じである。それは辞書的に正しい、決して殺害の婉曲的表現でない「助け合い」を実現するために発揮される。

部品: 伝統へ組み込んでいく文化

蒼梧藩国人は古くから存在する技術、知恵から学ぶことの重要性、今新しいとされているものも時が経てば歴史の一部になっていくことを長い歴史から知っている。そのため、新しいモノを積極的に取り入れ、問題の解決にあたる傾向がある。固執ではなく、共によいものを見つけようとすることもまた、向上心の発露と言える。

部品: 開発経緯

蒼梧藩国において、歩兵の装備は自動小銃や、分隊支援火器であり、装甲目標に対しては、エアバイクの搭載火器でないと撃破は難しかった。その為、歩兵による装甲目標破壊の為、対物ライフルの開発が進められた。

部品: エアバイク装備の技術流用

その巨大さから、製造方法や、構造については、バタイではなく、エアバイクのトビウオやテツギュウの車載砲を参考にした。

部品: 二の撃ち要らず

完成品のテスト射撃を行った際、その威力の高さに驚いた関係者が異口同音に「二の撃ち要らず(=一発で敵を倒せる)」と賞賛した。

部品: 希少装備「神槍」

通常の歩兵部隊から独立して運用される事と受注生産品であることから、軍や警察関係者でも滅多に見かける事はない。その珍しさから「神槍(槍=ライフルの意味)」とも呼ばれている。

部品: 2名での運用

原則、狙撃の基本である射手と観測手の2名で運用される。特にこの銃はサイズも大きい為、組み立て・分解、持ち運びも2名で運用する前提である。(1名でも運用・運搬可能だが効率が悪い)

部品: 射撃姿勢

銃本体の重量および発射時の反動の大きさ、命中精度の向上のため、基本的に匍匐射撃を前提として設計されている。

部品: ボルトアクション方式

銃身の後端を閉鎖している遊底(ボルト)に繋がっている、右側面のボルトハンドルを手動で操作し、弾薬の装填と殻薬きょうの排出を行う作動方式。

部品: 弾倉

20㎜弾薬を3発装填可能。暴発を防ぐため反動で弾丸がずれないようになっている。また重い弾丸に耐えるバネを使っており、スムーズな装填が可能である。弾倉は、機関部の右側面に水平に装着する。

部品: 分解・組み立ての容易さ

大型ではあるが、構造自体は単純であるため分解、組み立てに必用な時間は2名で5分。銃身だけを交換するなら2名で3分で可能。しかも専用の工具は不要である。

部品: 全長と重量

全長は2,020㎜、重量は30,000gである。1人でそのまま担いで運ぶのは難しいサイズと重量の為、分解して2つのケースに分けて、2名で持ち運びをする。

部品: ヘビー&ロングバレル

銃身の長さは1,200㎜と、人間の子供の身長くらいの長さがある。また肉厚の金属でできており、その重さで20㎜弾の発射の衝撃と反動を吸収する。

部品: 高い信頼性

構造が単純であることは、部品も単純で強度が高く、品質のバラつきも少なくなる。それは弾詰まり等の故障が起きにくく、信頼性と精度の高さに繋がる。

部品: バイポッド

重量を支える為、銃身の中間に、バイポッド(2脚)を装備している。また、地面との接地面にはスパイクがついており、地面に食い込むことでより安定性を高める。

部品: マズルブレーキ

発射時に発生する弾薬の燃焼ガスを逃がす装置。ガスが逃げる方向を調整することで、銃身の跳ね上がりや後退を防ぎ、2発目の照準修正の手間を減らす効果がある。

部品: 衝撃吸収装置

発射時の反動を抑えるために、ストックには、衝撃吸収素材製のクッションと油圧式のサスペンションが内臓されている。

部品: 後部モノポッド

ストックの下に、1脚が仕込んであり、前方のバイポッドと合わせて3点で自立する。射手は銃の保持の負担がへり、照準に集中できる。

部品: 運搬ケース

本体は分解後、2つの専用ケースにて保管、運搬される。なおこのケースには予備の弾倉・弾丸と銃身も標準装備されている。

部品: 高品質ガンオイル

銃の可動部分に塗布されるガンオイルは通常のものより高品質のものが使用されている。高温、極寒など過酷な環境でも変質することなく安定した性能を有する。

部品: 口径20㎜

弾頭の口径20㎜はライフルというより、砲に近いサイズである。その運動エネルギーによって高い破壊力を誇る。またその大きさゆえに、内部に特殊な機能のある弾丸も使用可能となった。

部品: 銃口初速

弾丸の初速は秒速750m。音速の約2倍である。有効射程1,500mに着弾するまでの時間は、約2秒である。

部品: 射程

最大射程(弾丸が到達可能な距離)は3,000m、有効射程(十分な破壊力が維持できる最大距離)は1,500㎜である。

部品: 直進性

20㎜弾はその大きさと、弾丸の材料である金属の比重の高さによって、風雨、重力などの影響を受にくく、直進性が高い。

部品: 弾種の選択

標的の構造や、作戦目的によって使用する弾種を使い分けることができる。これにより、様々な任務で活用ができる。

部品: 徹甲焼夷榴弾とは?

徹甲焼夷榴弾は、徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を合わせ持った多機能弾頭である。装甲目標を破壊するために用いられる。

部品: 徹甲弾機能

弾丸が発射された際の運動エネルギーと、弾丸の先端を覆う高硬度金属によって、装甲を貫き、弾丸を標的の内部へと到達させる。

部品: 焼夷弾機能

榴弾機能によって、弾丸が破裂する際、焼夷薬が着火される。そして爆風によって周囲に燃焼した焼夷薬がまき散らされる。

部品: 焼夷弾の燃焼力

焼夷薬は約3,000℃という、金属も溶けるほどの高温である。輻射熱だけでも周囲に高温による被害をもたらす。また簡単に消えず、約30秒間燃え続ける。

部品: 榴弾機能

弾丸が目標衝突時の衝撃で、内部の遅延信管が起動する。そして、弾丸が標的の内部に達したタイミングで爆発する。

部品: 榴弾の威力

弾丸を構成する重金属が爆圧によって四散し、標的内部にいる人員や機械類に突き刺さったり、切り裂いたりする。

部品: 徹甲焼夷榴弾の副次効果

焼夷薬がもたらす高温は、目標の内部にある燃料や弾薬に着火し誘爆させる可能性がある。また燃焼時に発生する光によって、暗闇で目標やその周囲を照らすため、暗闇での狙撃の手助けになる。

部品: 成型炸薬弾とは?

モンロー/ノイマン効果によって標的を破壊する弾丸である。対戦車戦闘を想定されて作成されたため、対戦車榴弾(HEAT弾:High-Explosive Anti-Tank)とも呼ばれる。


部品: 成型炸薬弾の構造

成形炸薬弾の内部は先端に空気抵抗を減らすための風帽、ノイマン効果によるメタルジェットを発生させる為のライナー。 炸薬を起爆させる衝撃信管。 円錐形のくぼみを持ち、モンロー効果を発生させる炸薬。弾丸の回転をおさえるスリッピングと弾道を安定させるための安定翼で構成される。

部品: モンロー効果

円錐形のくぼみを持つ爆薬を後方(円錐の頂点がある方向)から起爆すると、反対側の前方に強い穿孔力が生じる現象である。

部品: ノイマン効果

モンローの円錐形のくぼみに金属板でライナー(くぼみと同じ形の金属の円錐をはめ込むこと)をつけると穿孔力がさらに強くなる現象。爆発の衝撃派が金属板ライナーを変質させてメタルジェットという超音速の液体のような状態になり、破壊力をもたらす。

部品: スリッピング

弾丸が回転しすぎると、モンロー/ノイマン効果が安定せず、破壊力が減少する。これを防ぐため、回転をおさえる為のスリッピングがついている。

部品: 風帽と安定翼

通常の弾丸は回転によって弾道の安定性を得るが、成型炸薬弾の場合スリッピングが回転を打ち消す。その対策として、先端がとがっている風帽によって空気抵抗を減らし、安定翼で弾道を安定させる。

部品: 成型炸薬弾の威力

モンロー効果とノイマン効果によって目標の装甲を破壊し、内部に高温で燃焼させる。また、モンロー効果/ノイマン効果に変換されないエネルギーは、弾丸そのものを爆裂させ、榴弾のような破壊力を周囲にもたらす。

部品: シリアルナンバー管理

銃身単体と、銃本体それぞれにシリアルナンバーが刻印されている。また、銃身の旋状痕はすべて記録しており、流出しても特定が可能である。

部品: 受注生産品

本体および予備パーツの製造は受注生産となっている。シリアルナンバーから製造日や製造場所だけでなく、製造に関係した職員まで特定可能である。

部品: 持出記録管理

平時は軍や治安維持部隊の保管庫に収められており、訓練でも、実戦でも持出記録をとる為、内通者が持ち出しても記録が必ず残るようになっている。

部品: 品質管理

高い射撃制度と強度は、材料や製造の品質も大事である。品質管理も厳重に行われ、ダブルチェックが基本となっている。

部品: 材質への気配り

高い信頼性、射撃精度を確保する為に、各部品の材質は温度や湿度などで変形や劣化、腐食や凍結がしにくい金属、樹脂、オイルが使用されている。

部品: 多機能スコープとは?

多機能スコープは望遠機能だけでなく、夜間等低光量暗視機能や、赤外線感知機能などの補正機能も有している。

部品: 望遠機能

最大射程である3,000m先までの標的を確認し、照準できる高倍率の望遠機能を有している。有効射程である1,500mなら十分な能力である。

部品: 暗視機能

夜間など、光が十分にない状況でも標的を視認できるよう、低光量増幅機能や、赤外線感知機能を有している。

部品: フラッシュアウト防止機能

低光量機能や、赤外線感知機能を使用している際に、スコープがフラッシュアウト(光が強すぎて画面が白くなり見えなくなる事)を防止するため、一定以上の光や熱を感知すると、自動的にスコープの画像を補正・抑制する機能がある。

部品: 調整ダイヤル

倍率を調整するダイヤルと、焦点(フォーカス)を調整するダイヤルの2種類がある。手袋をしていても操作しやすいよう、やや大きめに作られている。

部品: ルートを選ぶ際は

道には平坦なものも、起伏にとんだものある。その日の天候、屋内か屋外かの環境、五感で感じたことを活かして判断を行う。

部品: 屋外での条件

太陽の位置や星の位置、踏み固められた獣道や先人達が踏み固めたもの、川の流れる方向などから見極めることができる。

部品: 屋内での条件

トンネルや地下、遺跡内などを行く際はまずは明かりの確保を第一に、風の吹く方向や空気・煙の流れ、光の差す方向、反響音なども利用することができる。

部品: 迷ったと思った際は

少しでも怪しいと感じた際は、安全なところで一旦立ち止まり、周辺の状況を把握・選定条件を見直して、進むルートを変更、もしくは元の位置まで引き返すことも必要である。一人ならば自問自答、仲間がいれば相談するとよい。

部品: 記号の理解

自然物を活かして作られた方向表示・停止表示、地図の記号などを覚えておけば、選択肢は間違いなく増える。ルールに則ってマークを付けていけば、人為的に目印を作ることもできる。

部品: 引き返すために

引き返す際は、周囲にあるものや手持ちの物を活かして、一定の間隔にマーキングを行っておけば万が一のときでも安心できる。

部品: 後のために

通ってきた道が正しいものであれば、そこを通るであろう仲間に対しての道しるべを手元にあるもの、または周囲にあるものを利用して残すことも優しさの一つである。

部品: 長距離を歩くということ

長距離を歩くということは、普通の生活をしている中ではあまり出会わないこと。ましてや何日もかけて長い距離を歩いて旅をするなどということは、歩くという日常的な行為の繰り返しとなる。

部品: 忍耐力

肉体的に続行が可能な限り、苦しいときも辛いときも投げ出さずに歩く気持ちを持ち続けること、道に迷った時、イレギュラーに遭遇した際も冷静に問題に対処出来るようになる。

部品: やる気

「やってみよう」、「やってやる」という気合いが必要となる。これがあることにより、めげずにプラス思考で頑張れる。

部品: ペースをつくる

マラソンのように一定のペースで歩く方が疲れない。歩く速度が速くなったり遅くなったりすると、とても疲れる場合がある。また、ペースは人によっても違うが、体調や天候などによっても左右される。自然にペースができるのを待つ方法もあるが、一日の歩く距離との兼ね合いなどもあるので、ペースは意識して作る必要がある。

部品: 知識と技術を持って

長いこと歩く為には、ある程度の知識と技術が必要。根性だけで歩ききれるほど生やさしいものでは無い。適切な休憩、栄養の補給、自分や仲間をட咤激励することも重要である。

部品: 経験を積む

普段からしていることを時間をかけて、距離を伸ばしていくことにより身体に自然と長く歩くコツ・休憩のタイミングなどを覚えることができる。

部品: 一定の間隔で

休憩のタイミングは人によって違うが、一定の間隔でしっかりと休みをとるようにする。例としては4~5キロを50分程度で歩いて、5~10分休憩程度が良い。

部品: 座って疲れをとる

休憩をとる場合は、必ず座って疲れをとるようにする。それも、椅子に座って休むよりは、地べたに座って脚を投げ出す方が脚の疲れがとれる。

部品: 場所を選ぶ

歩きながら適当な休憩場所を選ぶように気をつける。周囲の環境を考えて、危険の少ない場所を見つけることも重要である。

部品: 食事休憩は長めに

食事をとる時は、それに合わせて長い休憩を30~50分程度とるようにする。また、野外で休む場合は,短い昼寝をするのも良い。ごく短い睡眠でも,気力や体力をかなり復活させてくれる。この長い休憩は心身のリフレッシュになる。

部品: 目で見る

ぬかるみや不整地、危険な箇所は目で見て注意をする必要がある。夜間などは明かりを使用して視界を確保する。

部品: 匂いで感じる

周囲をただよう匂いで分かることもある。風や草花の、生き物や特徴的なものまで、かすかな感覚でも役に立つことはある。

部品: 音で聞く

耳に聞こえる音は判断を下す上で有益なものとなる。水の音、何かが近寄ってくる音など危険を察知するだけではなく、状況把握にも有効である。



提出書式


 大部品: 蒼梧藩国の狙撃兵【T22】 RD:138 評価値:12
 -大部品: 蒼梧藩国人 RD:11 評価値:6
 --部品: 人種的傾向
 --部品: 容貌と体格
 --部品: 足りないところは知恵と技術で
 --部品: 個人よりも組織で勝つ
 --部品: 向上心もほどほどに
 --部品: 伝統主義と新しい物好き
 --部品: 文化的多様性
 --部品: 神々に近き民
 --部品: 子供への視線
 --部品: 王権の重視
 --部品: 帝國藩屏の誇り
 -大部品: 狙撃手 RD:60 評価値:10
 --大部品: 狙撃手(スナイパー)とは RD:3 評価値:3
 ---部品: 狙撃手の役割
 ---部品: 選抜射手(マークスマン)との違い
 ---部品: 狙撃観測手もできる
 --大部品: 狙撃手への道のり RD:5 評価値:4
 ---部品: 歩兵としての経験
 ---部品: 治安維持部隊での経験
 ---部品: 座学による弾道研修
 ---部品: 過酷な訓練
 ---部品: 狙撃観測手としての訓練
 --大部品: 狙撃手の狙撃能力 RD:18 評価値:7
 ---大部品: 狙撃の基本 RD:11 評価値:6
 ----部品: 装備の使い分け
 ----部品: 2発目の狙撃
 ----部品: カモフラージュ
 ----部品: 闇夜に霜が降る如く
 ----部品: 狙撃は数学と科学だ!
 ----大部品: 狙撃姿勢 RD:4 評価値:3
 -----部品: 伏射
 -----部品: 膝射
 -----部品: 立射
 -----部品: 座射
 ----部品: 狙撃の副次効果
 ----部品: 射点変更
 ---大部品: 対人狙撃 RD:4 評価値:3
 ----部品: 標的の行動観察
 ----部品: 標的の選び方
 ----部品: 部位狙い
 ----部品: 周囲の地形や物体の利用
 ---大部品: 対物狙撃 RD:3 評価値:3
 ----部品: 非移動目標への狙撃
 ----部品: 移動目標への狙撃
 ----部品: 遮蔽物を撃ちぬいての狙撃
 --大部品: 狙撃手の日常管理 RD:4 評価値:3
 ---大部品: 狙撃銃と照準器の事前調整 RD:2 評価値:2
 ----部品: 日々の手入れと部品交換と保管
 ----部品: 照準器の事前セッティング
 ---大部品: 体調管理 RD:2 評価値:2
 ----部品: 肉体鍛錬
 ----部品: 精神修養
 --大部品: 狙撃観測手 RD:8 評価値:5
 ---大部品: 狙撃観測手とは RD:2 評価値:2
 ----部品: 狙撃観測手の役割
 ----部品: 狙撃手の女房役
 ---大部品: 狙撃観測任務 RD:6 評価値:4
 ----部品: 下調べ
 ----部品: 打ち合わせ
 ----部品: 狙撃準備
 ----部品: 狙撃手への指示
 ----部品: 着弾観測・修正指示
 ----部品: 周囲の警戒・護衛
 --大部品: 帝国軍歩兵 RD:19 評価値:7
 ---大部品: 帝国軍歩兵訓練過程 RD:16 評価値:6
 ----部品: その期間は3年間
 ----部品: 練兵軍曹による厳しい訓練
 ----部品: バトル・バディーと共に
 ----部品: 毎日の日課
 ----部品: ファイヤー・ガード
 ----部品: 実地訓練
 ----大部品: 具体的訓練の内容 RD:10 評価値:5
 -----部品: 基本戦闘訓練概要
 -----大部品: 第一段階「帝国の誇りの段階」 RD:3 評価値:3
 ------部品: 協力しあう事、倫理観涵養
 ------部品: 肉体面訓練
 ------部品: 問題解決訓練
 -----大部品: 第二段階「シューターの段階」 RD:2 評価値:2
 ------部品: 射撃訓練
 ------部品: 宰相閣下のにっこり「信頼コース」
 -----大部品: 第三段階「わんわんウォーリアの段階」 RD:4 評価値:3
 ------部品: 最後の体力試験
 ------部品: 野戦訓練演習
 ------部品: 特殊戦術演習
 ------部品: 回復週
 ---大部品: 発生経緯と義務 RD:2 評価値:2
 ----部品: 歩兵の必要性
 ----部品: 就任や装備などの制限
 ---部品: 帝国軍歩兵の流用実績
 --大部品: 蒼梧藩国独自職業と人種の関わり RD:3 評価値:3
 ---部品: 組織力と向上心
 ---部品: 知恵と技術で先へ行く
 ---部品: 伝統へ組み込んでいく文化
 -大部品: SOL-006”リ・ショブン” RD:47 評価値:9
 --大部品: 概要 RD:6 評価値:4
 ---部品: 開発経緯
 ---部品: エアバイク装備の技術流用
 ---部品: 二の撃ち要らず
 ---部品: 希少装備「神槍」
 ---部品: 2名での運用
 ---部品: 射撃姿勢
 --大部品: 構造 RD:6 評価値:4
 ---部品: ボルトアクション方式
 ---部品: 弾倉
 ---部品: 分解・組み立ての容易さ
 ---部品: 全長と重量
 ---部品: ヘビー&ロングバレル
 ---部品: 高い信頼性
 --大部品: 補助装備 RD:6 評価値:4
 ---部品: バイポッド
 ---部品: マズルブレーキ
 ---部品: 衝撃吸収装置
 ---部品: 後部モノポッド
 ---部品: 運搬ケース
 ---部品: 高品質ガンオイル
 --大部品: 威力 RD:19 評価値:7
 ---部品: 口径20㎜
 ---部品: 銃口初速
 ---部品: 射程
 ---部品: 直進性
 ---大部品: 20mm弾の種類 RD:15 評価値:6
 ----部品: 弾種の選択
 ----大部品: 徹甲焼夷榴弾(HEIAP) RD:7 評価値:5
 -----部品: 徹甲焼夷榴弾とは?
 -----部品: 徹甲弾機能
 -----部品: 焼夷弾機能
 -----部品: 焼夷弾の燃焼力
 -----部品: 榴弾機能
 -----部品: 榴弾の威力
 -----部品: 徹甲焼夷榴弾の副次効果
 ----大部品: 成型炸薬弾 RD:7 評価値:5
 -----部品: 成型炸薬弾とは?
 -----部品: 成型炸薬弾の構造
 -----部品: モンロー効果
 -----部品: ノイマン効果
 -----部品: スリッピング
 -----部品: 風帽と安定翼
 -----部品: 成型炸薬弾の威力
 --大部品: 保管・管理体制 RD:5 評価値:4
 ---部品: シリアルナンバー管理
 ---部品: 受注生産品
 ---部品: 持出記録管理
 ---部品: 品質管理
 ---部品: 材質への気配り
 --大部品: 多機能スコープ RD:5 評価値:4
 ---部品: 多機能スコープとは?
 ---大部品: 多機能スコープの機能 RD:4 評価値:3
 ----部品: 望遠機能
 ----部品: 暗視機能
 ----部品: フラッシュアウト防止機能
 ----部品: 調整ダイヤル
 -大部品: 徒歩移動の基本 RD:20 評価値:7
 --大部品: 道選び RD:7 評価値:5
 ---部品: ルートを選ぶ際は
 ---部品: 屋外での条件
 ---部品: 屋内での条件
 ---部品: 迷ったと思った際は
 ---部品: 記号の理解
 ---部品: 引き返すために
 ---部品: 後のために
 --大部品: 長距離を歩く RD:10 評価値:5
 ---部品: 長距離を歩くということ
 ---部品: 忍耐力
 ---部品: やる気
 ---部品: ペースをつくる
 ---部品: 知識と技術を持って
 ---部品: 経験を積む
 ---大部品: 休憩をとる RD:4 評価値:3
 ----部品: 一定の間隔で
 ----部品: 座って疲れをとる
 ----部品: 場所を選ぶ
 ----部品: 食事休憩は長めに
 --大部品: 周囲の見方 RD:3 評価値:3
 ---部品: 目で見る
 ---部品: 匂いで感じる
 ---部品: 音で聞く
 
 
 部品: 人種的傾向
 蒼梧藩国人の多くは、人種系統的には東国人系で、黒い髪と黄色がかった肌をもつものが多い。ただし、日常的に潮風を浴びるものの髪は茶色がかるし、厳しい日差しのもとで働くものは肌が焼けている。もちろん、ファッションとして髪色を明るくしたり、肌を日差しで焼くものもいる。また、他人種との混血や帰化した国民の場合、外見的に東国人的特徴を持たないこともある。
 
 部品: 容貌と体格
 顔の彫りは浅いものが多く、体格についても平均的に大柄とは言えない。この人種的特徴が、知恵と技術の重視という形で蒼梧藩国人の性質に作用した面もある。
 
 部品: 足りないところは知恵と技術で
 体格にすぐれず、魔法ともあまり親しまなかったが、足りないものは知恵と技術で補おうという発想が生まれた。その向上心による行きすぎた技術開発に気をつける必要はあるが、産業育成などではプラスに作用することも多い。
 
 部品: 個人よりも組織で勝つ
 軍や会社おいては、強力なリーダーシップを発揮したり抜け駆けをするよりも、人海戦術や組織力で解決しようとする傾向が強く、能力を認められて騎士に任じられたものも、組織力を活かす形で職務に取り組む傾向が認められる。
 
 
 部品: 向上心もほどほどに
 足りないものを何とかして補おう、進歩するために努力しようという向上心は、外来技術の導入などで藩国の発展に寄与する一方、いきすぎて産業構造がブラック化する、エリートが先鋭化するなどの弊害ももたらすことがある。蒼梧藩国には適度な寛容さが必要であるとよく言われるが、寛容になれるよう頑張らないと……と向上心を発揮してしまうのが困りものである。
 
 部品: 伝統主義と新しい物好き
 古代からの影響を文化・制度面では色濃く残し、歴史を尊ぶ一方で、好奇心が強くエアバイクなどの新しい技術にも目がないという傾向を持っている。一見矛盾とも見えるが、新しいものもほどなく歴史の一部になり、伝統に組み込まれていく。これを貪欲と表現することもできるだろう。また、とりとめなくさまざまなものを取り入れてしまうと、独自性が希薄になってしまう。これを無意識に食い止めるために、伝統主義的な面が残り、せめぎあっているのだとも考えられている。
 
 
 部品: 文化的多様性
 多様な気候を持つため、藩国の各地域の文化はそれぞれ地方色を帯びたものとなっている。文化的に圧倒的優位に立つ地域がないため、各地方の文化に寛容な風土が育まれ、それは他国からの技術移入への積極性、移民の帰化への寛容性にもつながっていると考えられている。
 
 部品: 神々に近き民
 文化的多様性は宗教的多様性ともつながる。蒼梧藩国人は神々を身近に感じているが、自分の神と他地域の神が同じく信仰するものにとって大切であるという理解のもと、多数の神格を尊重している。他国の神がいつのまにか信仰を集めることもある。技術の発達以前からいた神々をよきものとして重んじるため、技術水準が上昇しても信仰が薄れない理由のひとつとなっている。
 
 部品: 子供への視線
 かつて人口減で苦しんだ記憶を持つ蒼梧藩国だが、近年では若年層の人口が増加傾向にある。そのこと自体は喜ばしいと受け止められているが、次世代を担う子供たちを育成するための社会的インフラが充分でないことは問題であると認識されており、政府レベルでも民間レベルでも対策が必要となっている。増えゆく人口を目にし、彼らが大人になった時のことを想像するという形で、改めて自国を客観視し、国づくりについて考えてゆく段階に入ったと言える。
 
 部品: 王権の重視
 蒼梧藩国人は王権について東国人的な考え方を持っており、選挙を好まず、それよりも上意下達をよしとする。いいときもわるい時も藩王はいたし、まあそういうもんだろうというくらいのいい加減なものだとも言われるが、かっこよく言うと「伝統主義の一側面」となる。
 
 部品: 帝國藩屏の誇り
 帝國諸藩の例に漏れず、蒼梧藩国でも皇帝陛下の人気は高い。また国民は、帝國臣民としてのアイデンティティを併せ持ち、自国が帝國藩屏であることに誇りを持つ傾向がある。これは皇帝陛下のもと、帝國友邦と協調一致して行動する際に利益をもたらすだろう。
 
 部品: 狙撃手の役割
 文字通り、遠距離から特定の標的を狙い撃ち、標的の殺害、破壊、または無力化をするのが主な役割である。標的は敵部隊の指揮官や、歩哨、立てこもり犯などの対人狙撃と、敵性機動兵器や拠点の弱点(装甲の薄い部分やセンサー類、照明)などの対物狙撃に大別される。
 
 部品: 選抜射手(マークスマン)との違い
 狙撃兵(スナイパー)と選抜射手(マークスマン)との違いは、マークスマンが歩兵部隊に随伴するのに対し、スナイパーが歩兵部隊から独立し、単独ないし狙撃観測手等の少数で行動する事である。
 
 部品: 狙撃観測手もできる
 狙撃手は、狙撃観測手の訓練も積んでいる為、狙撃観測手として、別の狙撃手と共に行動することもできる。狙撃手と狙撃観測手両方の技能をもつことで、相互にフォローしながら相乗効果が期待できるし、状況に応じて、役割を交代・分担して効率化を図る事ができる。
 
 部品: 歩兵としての経験
 独立して行動することが多いとはいえ、歩兵との連携や単独での戦闘能力も必須要素なので、歩兵と同等の能力は最低限必要となる。その為、歩兵経験が3年以上の者から選抜される。
 
 部品: 治安維持部隊での経験
 狙撃手は、敵の指揮官や銃手等を狙い撃つだけでなく、治安維持活動時に、犯罪者の手足を狙い撃ちしてを無力化したり、人質をとった立てこもり犯だけを狙い撃ちにしたりする必要がある。その為、治安維持部隊で犯罪者とも向き合う経験が必要となる。
 
 部品: 座学による弾道研修
 狙撃はある意味物理学である。敵との距離、風向き、重力等、弾道を素早く計算できるよう、2~3年の研修が必要となる。
 
 部品: 過酷な訓練
 狙撃手は部隊から独立して行動することが多い為、個としての戦闘能力、生存能力が求められる。また、遠距離から正確に標的を狙い撃つための射撃技術や、弾道計算能力、標的を狙い撃つチャンスが来るまで待つ忍耐力や耐久力が必要であり、心身ともに過酷な訓練を受ける。その訓練を乗り越えて1人前になる確率は1/100より小さいと言われる。
 
 部品: 狙撃観測手としての訓練
 良い狙撃手は、良い狙撃観測手であり、逆もまた真である。見習い狙撃手は、必ずベテランの狙撃観測手の元で訓練をし、また、ベテランの狙撃手の狙撃観測手としても訓練を受ける。
 
 部品: 装備の使い分け
 標的との相対距離を読み取り、比較的近い距離ではレーザーサイトやダットサイト、遠距離では望遠スコープ、夜間では低光量や赤外線に対応した装備を使い分ける必要がある。また、距離や狙撃対象に応じて、口径や弾種を使い分ける必要がある。
 
 部品: 2発目の狙撃
 狙撃は1発目を外すこともある。その場合でも慌てず、正確に、かつ迅速に、照準を修正し、標的が逃げたり反撃するまえに、2発目を叩き込む。
 
 部品: カモフラージュ
 敵から発見されないように、周囲の風景に似た色や模様の服装や、周囲の木々や草木の枝を括りつけた服やネットやシーツをつかって自らを隠すことである。
 
 部品: 闇夜に霜が降る如く
 射撃における引き金の弾き方の極意である。 闇夜の中気が付かないうちに霜が降りているように、静かに銃身を揺らして狙いがそれる事のないように引き金を引くことである。特に狙撃では敵に気づかれない事、狙いがずれない事を重視するために意識する言葉である。
 
 部品: 狙撃は数学と科学だ!
 狙撃には、標的との距離、移動距離、弾丸の速度などを計算する数学的能力と、重力や風速、天候、弾薬の火力などを計算する科学的知識が必要となる。
 
 部品: 伏射
 地面に伏せて、射撃する事を言う。敵から見つかりにくくになるだけでなく、2脚などを使って地面に銃を置くことで、銃が安定するだけでなく、銃を支える力を軽減できる。
 
 部品: 膝射
 利き足の膝を地面につけ、片膝たちの姿勢で狙撃をすることを指す。主に、片膝に腕(肘)を乗せることで、銃を持つ手が安定し、命中率が高まる。伏射と立射の中間的ポジションである。
 
 部品: 立射
 立った状態で狙撃を行うことを指す。立っているので、上下左右に銃身を動かすことができ、移動目標や高低差がある標的を狙いやすく、自分が発見されてもすぐに移動ができるのが利点である。応用としてバイクや車の荷台にのって狙撃することもある。
 
 部品: 座射
 体育座りで両足を広げた状態や、胡坐をかいて座った状態で、膝に肘を乗せて狙撃する事。主に狭い場所で狙撃を行う際に、都合が良い。
 
 部品: 狙撃の副次効果
 狙撃は、標的の武器が届かない距離であったり、標的からは発見しづらい場所から行われる。これにより、標的へ何処からともなく撃たれるという恐怖心を植え付け、標的の行動を制限するという効果もある。
 
 部品: 射点変更
 狙撃を行ったあと、弾道や、発射音などから、位置を逆算され、敵の反撃を受ける可能性がある。射撃後の状況を判断し、敵の反撃が起こる前に狙撃場所を変更したり、撤退することも必要である。
 
 部品: 標的の行動観察
 標的を観察して、移動速度や、態度、服装、周囲の様子などを観察することで、相手の行動を予測し、照準がしやすくなる。
 
 部品: 標的の選び方
 相手を観察した結果から、その人物が本当に狙撃の標的なのか正誤を判断する。また、不特定多数の中から外見的特徴や、周囲の態度から、標的を見つけ出し、照準を決める。
 
 部品: 部位狙い
 殺害を目的とするなら、致命傷を与えやすい頭部や、内臓のある胴部を狙う。相手を移動不能にするだけなら脚を、反撃できなくするだけなら武器や腕を狙う。また人質や障害物を避けて狙う事もある。
 
 部品: 周囲の地形や物体の利用
 2脚が使えないときは、建物の壁やドアや窓、車のボンネット、同僚の肩などに、バイポットや銃身を押し付けて銃身を固定し、命中精度を高める。利用できるものが無いときは、自身の安全性などを考慮した上で狙撃姿勢を決め、対象を狙う。
 
 部品: 非移動目標への狙撃
 敵の武器弾薬保管場所や、燃料の保管場所を狙って、誘爆を狙ったり。移動してない状態の飛行機やヘリ、自動車や装甲車、戦車などの装甲の薄いところ(タイヤや履帯、窓や排気口など)を狙って破壊や無力化を行う。
 
 部品: 移動目標への狙撃
 要人が乗った車両や、移動中の車両、航空機などの移動速度と弾丸が到達するまでの時間を計算し、標的が移動していても、移動先に弾丸が届き、相手を攻撃する。
 
 部品: 遮蔽物を撃ちぬいての狙撃
 壁やドアや窓などを撃ち破って、中に居る標的を破壊、殺害、無力化すること。威力の高い狙撃銃なら遮蔽物ごと打ち抜くし、威力の低い狙撃銃なら最初の一発で遮蔽物を破壊して、2発目で遮蔽物の向こうの標的を狙い撃つ。
 
 部品: 日々の手入れと部品交換と保管
 正確な射撃の為には、日々の手入れと部品交換だけでなく、保管状態も大事である。外側は歩兵小銃と同じ保管ケースだが、内部には湿気や衝撃を吸収する素材を入れて保管する。
 
 部品: 照準器の事前セッティング
 予め、照準器を様々な距離や条件で射撃し、その時のセッティング状況を記録しておく事。実際に標的を狙う際、過去の記録から、近い状況のセッティングを参照することで、照準器のセッティング時間が短時間で行えるようになる。
 
 部品: 肉体鍛錬
 日ごろから、暑さや、寒さ、雨や風の中でも影響を受けないように様々な環境に身体を慣らしておく。また、狙撃銃を長時間構えられるように筋肉や持久力を鍛える。
 
 部品: 精神修養
 スコープの倍率によっては、撃たれた相手の表情が見えることがある。それが心理的ストレスにならないよう、普段から気分転換できるように心がけておく。また、長時間の待ち伏せにも耐えられる忍耐力や、標的を精密に狙う集中力、初弾を外したり、敵に発見されても次の行動(2発目の射撃や退却)ができる冷静さを普段から鍛えている。
 
 部品: 狙撃観測手の役割
 その名の通り、狙撃の着弾観測を行う役割である。それ以外にも、周囲の観察や警戒、銃の組み立てやカモフラージュ作業の手伝い等、狙撃手が狙撃に専念できる環境づくりを行う。
 
 
 部品: 狙撃手の女房役
 普段から狙撃手とペアで行動し、最低限の会話や、身振り、手振り、筆談などで、意思疎通ができるようにすることも大事である。
 
 
 部品: 下調べ
 予め作戦範囲を地図や実地で確認し、狙撃に適した場所や、敵に見つかりにくい場所、そこに至るまでの経路や、退路を確認しておく。また、標的についても資料や偵察行動で調査しておく。情報が限られている場合は、過去の事例に似た状況の情報を参考にする。
 
 部品: 打ち合わせ
 事前に収集した情報や、装備の調整状況をもとに、狙撃手や作戦指揮者などと打ち合わせを行う。狙撃手と狙撃観測手のコンビは主力部隊とは独立して動く事が多く、敵から見つからないように連絡手段も限られることから、想定される事態の対策を事前に立てる。これにより狙撃の成功率を高め、狙撃手と狙撃観測手の生還率を高める。
 
 部品: 狙撃準備
 下調べした情報を元に、狙撃銃や弾丸、狙撃観測に必要な道具の選定や調整をしておく。また、現地では、狙撃手と共同で、狙撃銃や観測装備の組み立て、カモフラージュネットなどによる陣地構築などを行う。
 
 部品: 狙撃手への指示
 標的を観察したり、その周囲を観察して、狙うべき標的とタイミングを狙撃手に指示する事。場合によっては、標的を狙いやすくするために、別の標的を狙うよう指示したり、射撃場所の変更や、撤退を指示する。
 
 部品: 着弾観測・修正指示
 狙撃手の撃った弾丸が標的にあたったか、はずれたか?を確認し、照準の修正を指示することである。その為に、狙撃手の使用してるスコープよりも広い視野や、より詳細まで拡大できる大型のスコープを使うこともある。
 
 部品: 周囲の警戒・護衛
 狙撃手が狙撃に専念できるように、周囲の警戒を行い、敵が近づいているようなら、隠れたり、迎撃したり、狙撃手をつれて撤退を行う。また近距離まで敵が近づいた場合、狙撃手の狙撃銃では狙いにくいことがあるため、自動小銃や、分隊支援火器を使うこともある。また、狙撃手を乗せた車両や航空機、エアバイクや船舶などを操縦する事もある。
 
 部品: その期間は3年間
 帝國軍では隊員の練度を一定水準、この場合は歩兵としての実運用に耐えるレベルまでの育成を目的として、
 訓練キャンプで三年間の訓練を実施している。充実したカリキュラムによって歩兵は実戦に出るための経験を積んでいくのだ。
 
 部品: 練兵軍曹による厳しい訓練
 宰相府では新兵教育に練兵軍曹を用いている。彼らは基礎訓練の大部分の責任者である。武器の取り扱いから上官への挨拶まで全てを新兵に教え、誤りを指摘し、訓練過程を通して新兵に付き添う。彼らは新兵の安全にも責任を持つ。
 彼らは特徴的な帽子(キャンペーン・ハット、スモーキー・ベアとも呼ばれる)を着用している。
 単に練兵軍曹の帽子に畏怖を抱かせるのではなく、軍の階級を尊重させて指揮系統の規律を保つという観点から、多くのAITコースでは小隊付軍曹が教官に就いている。
 
 部品: バトル・バディーと共に
 「バトル・バディー」は、一般的には戦闘における兵士の相棒の呼称である。しかし、基礎訓練中、新兵が単独で行動するのを禁止して懲戒処分を下す際にこの語が用いられることもある。新兵が小隊や練兵軍曹から離れて行動する際、彼らは2人でバトル・バディーとして知られるペアを組んで行動する必要がある。
 
 部品: 毎日の日課
 新兵の朝は早い。0430起床。男はひげそりだ。0500には朝の体力訓練、柔軟運動にランニング、0600朝食、0630訓練をみっちりやり、1200からは昼食で、1230からは休む間もなくまた訓練である。1700、クタクタになって戻ってきてやっと夕食。そして1730からは練兵軍曹に色々と叩き込まれる時間である。知識、礼儀作法、帝国歩兵としての誇り、そしてたまにはげんこつだったりいびりだったりである。そして2000からはやっと個人の時間だ。洗濯したりシャワーを浴びたりリラックスしたりできる。1時間だけだが。2100には寝なければならない。消灯だ。明日も早いのだから。
 
 部品: ファイヤー・ガード
 要するに当直である。新兵が二人一組で起きて、兵舎周辺のパトロールをし、火災に注意して掃除をして、兵舎から脱走しようとしている新兵も見つける。1時間で交代して寝るのだ。
 つらい。つらいが慣れる。
 
 部品: 実地訓練
 多くの実地訓練で、新兵は与えられた専門課程へ派遣される。例えばクレイモア対人地雷について学ぶコースであったり、対戦車のコースであったりする。宰相府の訓練ではしばしば(安全に配慮した上で)本物を用いることもあり、実際の銃器射撃を新兵に経験させることもある。
 
 部品: 基本戦闘訓練概要
 基本戦闘訓練(Basic Combat Training、BCT)は全ての歩兵が受ける、同じ技術を教える10週間の訓練期間である。
 要するに教わる技術はすべて必要な技術である。新兵全員はシステム化された同じ技術を教わらなければならないため、彼らは(自分の部隊のみならず)仲間と行動し、また必要に応じて自分(たち)を守る準備が整う。
 全三段階に分けられている。
 
 部品: 協力しあう事、倫理観涵養
 第一段階は「帝国の誇りの段階」とも呼ばれる段階。練兵軍曹にずっと監視され、ミスの修正を求められる。新兵はしばしば舞台全体での修正を求められることもある。
 これによって新兵は責任の重さを覚え、鋭敏な注意力を養う。
 具体的には雑嚢が山積みになった中から制限時間内に自分の雑嚢を見つけ出す(達成するには新兵同士で協力が必須)バッグ・ドリルに
 教練と式典訓練(右向け右とかである)、ダミーライフルで銃器の扱いと重さになれる。
 座学では帝国軍中心価値観を教える。帝國軍中心価値観に関しては別に説明する。
 
 部品: 肉体面訓練
 基礎的な規律訓練を修了した後、徒手格闘訓練を行う。新兵同士での訓練も行われる。また、ここでは地図の読み方、コンパスの使用方法についても学ぶ。
 ここでは「わんわん帝国栄光の塔」と呼ばれるハードな障害物競走もしなければならない。縄梯子や橋、壁を懸垂降下したりだ。つらいが間違えなく基礎体力と体の使い方は覚える。
 これに協調性を養うための要素をより重視した「姫の教える手を取り合うコース」がある。これも基本は協力して障害を乗り越えていくコースだ。
 
 
 部品: 問題解決訓練
 意識を失った人の輸送や様々な現実的な制約を与えられて、機材を輸送するなど問題解決訓練を行う。
 ガスマスクをつけて催涙ガスの充満した部屋で訓練を行ったりもする。つらい。
 最終段階ではついに本物の歩兵銃が与えられる。だがまだ撃たせない。基本小銃射撃術基礎訓練を徹底するのだ。
 要するに歩兵銃の野戦分解を収録する。
 
 部品: 射撃訓練
 実際に射撃を行い始める。支給されたアサルトライフルで様々な目標に射撃を行う。目標は段々と遠くなり、命中させるのが難しい形状になり、飛び出てくるような物にもなってくる。もちろん手榴弾や、グレネードランチャー、機関銃についても訓練する。第2段階の第2週目は対戦車兵器や他の火器の訓練を行う。
 
 部品: 宰相閣下のにっこり「信頼コース」
 新兵が射撃や武器の取扱に自信をつけてきたら、限時間内において一連の目標に射撃を行う「信頼コース」と呼ばれる訓練も行われる。
 加えて、教練や儀礼の訓練だけではない、激しく継続的な体力訓練がある。新兵は多くの訓練で実力を示し合格を勝ち取らなければ次の段階へ進むことはできない。
 
 部品: 最後の体力試験
 第3段階ではまず最初に最後の体力試験がある。ここで不合格となると次の訓練にはススメないのだが体力試験は一年に一回しかない。皆必死に試験をパスするための訓練に勤しむ。
 
 部品: 野戦訓練演習
 野営や、夜戦、市街戦などの野戦訓練演習。この間、基地内の食堂などの一般調理施設には近寄れなくなり、レーションだけが彼らの食事になる。つらい。おいしくない。(とはいえ昔に比べれば遥かにおいしくなったというのがベテランたちの言である)
 このストレス下で歩兵としての動きを真っ当できるか、忍耐を涵養する側面もこの訓練にはあるのだ。
 
 部品: 特殊戦術演習
 特殊戦術的な演習。この演習において、練兵軍曹は助言をするものの、最終的な決定は新兵の小隊長と班長に任される。練兵軍曹はこの訓練で、チームでそれぞれ異なった判断をさせようと試みる。なぜなら兵士であることは非常に危険であり、新兵は攻撃性を持ち大胆不敵でなければならず、しかしながらそれを知性と常識で収めなければならないという状況に置かれるからである。この必要不可欠な条件を満たした者のみが高度個別訓練へと進む。
 
 部品: 回復週
 「回復週」とも呼ばれる訓練の最終週。
 この期間に、新兵は武器、寝具類、支給されたヘルメット、ガスマスク、水筒などの高等個別訓練で使用しない装備品を点検・修理しなければならない。同時に兵舎内も点検し、新しい小隊を受け入れられる状態にしておく。最終週ではまた、週末に行われる卒業式のため、新兵の礼装の確認や練習も行われる。立つ鳥跡を濁さずである。
 
 部品: 歩兵の必要性
 わんわん帝国にはニューワールドでの開国当初から歩兵がある。歩兵の役割は偵察や護衛、狙撃など多岐にわたる。I=Dや戦車の視野確保も歩兵なくしては難しい。
 軍に置いて訓練された歩兵は何者にも代えられない宝である。歩のない将棋は負け将棋。
 
 部品: 就任や装備などの制限
 歩兵には、説明にある通り厳しいおおよそ3年間の訓練を超えなければなることはできない。これにはもちろん倫理、帝国の誇りある歩兵としての価値観涵養も含まれる。これらに合格したものしか歩兵になることはできない。
 また歩兵には小銃などの兵器が任務時に支給されるが、これら帝国軍歩兵一般装備は、もちろん除隊されれば所有は許されない。また、就任中も装備が可能なのは基本任務中のみである。
 
 
 部品: 帝国軍歩兵の流用実績
 以下のPC、藩国様に流用いただきました。 根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html
 
 (申請順)
 竜宮・司@詩歌藩国
 設問205へ提出
 フシミ@星鋼京:近衛兵のアイドレスに流用
 
 
 部品: 組織力と向上心
 軍事、宗教、ビジネスなど様々なシーンにおいて、蒼梧藩国人は組織力によって問題を解決する傾向がある。リーダーもまた組織の一員であり、共に力を出し合って難題を解決していく傾向を持つ。組織のリーダーは、組織の構成員たちの向上心がいきすぎたり、方向を誤ったりしないように調整し、組織力を健全に活かしていく役割も持つ。
 
 
 部品: 知恵と技術で先へ行く
 体格や魔法に恵まれなかった分を知恵と技術で補うのが蒼梧藩国人である。「知恵と技術で補う」のは自分のことだけでなく、誰かを助ける際にも同じである。それは辞書的に正しい、決して殺害の婉曲的表現でない「助け合い」を実現するために発揮される。
 
 部品: 伝統へ組み込んでいく文化
 蒼梧藩国人は古くから存在する技術、知恵から学ぶことの重要性、今新しいとされているものも時が経てば歴史の一部になっていくことを長い歴史から知っている。そのため、新しいモノを積極的に取り入れ、問題の解決にあたる傾向がある。固執ではなく、共によいものを見つけようとすることもまた、向上心の発露と言える。
 
 部品: 開発経緯
 蒼梧藩国において、歩兵の装備は自動小銃や、分隊支援火器であり、装甲目標に対しては、エアバイクの搭載火器でないと撃破は難しかった。その為、歩兵による装甲目標破壊の為、対物ライフルの開発が進められた。
 
 部品: エアバイク装備の技術流用
 その巨大さから、製造方法や、構造については、バタイではなく、エアバイクのトビウオやテツギュウの車載砲を参考にした。
 
 部品: 二の撃ち要らず
 完成品のテスト射撃を行った際、その威力の高さに驚いた関係者が異口同音に「二の撃ち要らず(=一発で敵を倒せる)」と賞賛した。
 
 部品: 希少装備「神槍」
 通常の歩兵部隊から独立して運用される事と受注生産品であることから、軍や警察関係者でも滅多に見かける事はない。その珍しさから「神槍(槍=ライフルの意味)」とも呼ばれている。
 
 部品: 2名での運用
 原則、狙撃の基本である射手と観測手の2名で運用される。特にこの銃はサイズも大きい為、組み立て・分解、持ち運びも2名で運用する前提である。(1名でも運用・運搬可能だが効率が悪い)
 
 部品: 射撃姿勢
 銃本体の重量および発射時の反動の大きさ、命中精度の向上のため、基本的に匍匐射撃を前提として設計されている。
 
 部品: ボルトアクション方式
 銃身の後端を閉鎖している遊底(ボルト)に繋がっている、右側面のボルトハンドルを手動で操作し、弾薬の装填と殻薬きょうの排出を行う作動方式。
 
 部品: 弾倉
 20㎜弾薬を3発装填可能。暴発を防ぐため反動で弾丸がずれないようになっている。また重い弾丸に耐えるバネを使っており、スムーズな装填が可能である。弾倉は、機関部の右側面に水平に装着する。
 
 部品: 分解・組み立ての容易さ
 大型ではあるが、構造自体は単純であるため分解、組み立てに必用な時間は2名で5分。銃身だけを交換するなら2名で3分で可能。しかも専用の工具は不要である。
 
 部品: 全長と重量
 全長は2,020㎜、重量は30,000gである。1人でそのまま担いで運ぶのは難しいサイズと重量の為、分解して2つのケースに分けて、2名で持ち運びをする。
 
 部品: ヘビー&ロングバレル
 銃身の長さは1,200㎜と、人間の子供の身長くらいの長さがある。また肉厚の金属でできており、その重さで20㎜弾の発射の衝撃と反動を吸収する。
 
 部品: 高い信頼性
 構造が単純であることは、部品も単純で強度が高く、品質のバラつきも少なくなる。それは弾詰まり等の故障が起きにくく、信頼性と精度の高さに繋がる。
 
 部品: バイポッド
 重量を支える為、銃身の中間に、バイポッド(2脚)を装備している。また、地面との接地面にはスパイクがついており、地面に食い込むことでより安定性を高める。
 
 部品: マズルブレーキ
 発射時に発生する弾薬の燃焼ガスを逃がす装置。ガスが逃げる方向を調整することで、銃身の跳ね上がりや後退を防ぎ、2発目の照準修正の手間を減らす効果がある。
 
 部品: 衝撃吸収装置
 発射時の反動を抑えるために、ストックには、衝撃吸収素材製のクッションと油圧式のサスペンションが内臓されている。
 
 部品: 後部モノポッド
 ストックの下に、1脚が仕込んであり、前方のバイポッドと合わせて3点で自立する。射手は銃の保持の負担がへり、照準に集中できる。
 
 部品: 運搬ケース
 本体は分解後、2つの専用ケースにて保管、運搬される。なおこのケースには予備の弾倉・弾丸と銃身も標準装備されている。
 
 部品: 高品質ガンオイル
 銃の可動部分に塗布されるガンオイルは通常のものより高品質のものが使用されている。高温、極寒など過酷な環境でも変質することなく安定した性能を有する。
 
 部品: 口径20㎜
 弾頭の口径20㎜はライフルというより、砲に近いサイズである。その運動エネルギーによって高い破壊力を誇る。またその大きさゆえに、内部に特殊な機能のある弾丸も使用可能となった。
 
 部品: 銃口初速
 弾丸の初速は秒速750m。音速の約2倍である。有効射程1,500mに着弾するまでの時間は、約2秒である。
 
 部品: 射程
 最大射程(弾丸が到達可能な距離)は3,000m、有効射程(十分な破壊力が維持できる最大距離)は1,500㎜である。
 
 部品: 直進性
 20㎜弾はその大きさと、弾丸の材料である金属の比重の高さによって、風雨、重力などの影響を受にくく、直進性が高い。
 
 部品: 弾種の選択
 標的の構造や、作戦目的によって使用する弾種を使い分けることができる。これにより、様々な任務で活用ができる。
 
 部品: 徹甲焼夷榴弾とは?
 徹甲焼夷榴弾は、徹甲弾、榴弾、焼夷弾の三つの機能を合わせ持った多機能弾頭である。装甲目標を破壊するために用いられる。
 
 部品: 徹甲弾機能
 弾丸が発射された際の運動エネルギーと、弾丸の先端を覆う高硬度金属によって、装甲を貫き、弾丸を標的の内部へと到達させる。
 
 部品: 焼夷弾機能
 榴弾機能によって、弾丸が破裂する際、焼夷薬が着火される。そして爆風によって周囲に燃焼した焼夷薬がまき散らされる。
 
 部品: 焼夷弾の燃焼力
 焼夷薬は約3,000℃という、金属も溶けるほどの高温である。輻射熱だけでも周囲に高温による被害をもたらす。また簡単に消えず、約30秒間燃え続ける。
 
 部品: 榴弾機能
 弾丸が目標衝突時の衝撃で、内部の遅延信管が起動する。そして、弾丸が標的の内部に達したタイミングで爆発する。
 
 部品: 榴弾の威力
 弾丸を構成する重金属が爆圧によって四散し、標的内部にいる人員や機械類に突き刺さったり、切り裂いたりする。
 
 部品: 徹甲焼夷榴弾の副次効果
 焼夷薬がもたらす高温は、目標の内部にある燃料や弾薬に着火し誘爆させる可能性がある。また燃焼時に発生する光によって、暗闇で目標やその周囲を照らすため、暗闇での狙撃の手助けになる。
 
 部品: 成型炸薬弾とは?
 モンロー/ノイマン効果によって標的を破壊する弾丸である。対戦車戦闘を想定されて作成されたため、対戦車榴弾(HEAT弾:High-Explosive Anti-Tank)とも呼ばれる。
 
 
 部品: 成型炸薬弾の構造
 成形炸薬弾の内部は先端に空気抵抗を減らすための風帽、ノイマン効果によるメタルジェットを発生させる為のライナー。 炸薬を起爆させる衝撃信管。 円錐形のくぼみを持ち、モンロー効果を発生させる炸薬。弾丸の回転をおさえるスリッピングと弾道を安定させるための安定翼で構成される。
 
 部品: モンロー効果
 円錐形のくぼみを持つ爆薬を後方(円錐の頂点がある方向)から起爆すると、反対側の前方に強い穿孔力が生じる現象である。
 
 部品: ノイマン効果
 モンローの円錐形のくぼみに金属板でライナー(くぼみと同じ形の金属の円錐をはめ込むこと)をつけると穿孔力がさらに強くなる現象。爆発の衝撃派が金属板ライナーを変質させてメタルジェットという超音速の液体のような状態になり、破壊力をもたらす。
 
 部品: スリッピング
 弾丸が回転しすぎると、モンロー/ノイマン効果が安定せず、破壊力が減少する。これを防ぐため、回転をおさえる為のスリッピングがついている。
 
 部品: 風帽と安定翼
 通常の弾丸は回転によって弾道の安定性を得るが、成型炸薬弾の場合スリッピングが回転を打ち消す。その対策として、先端がとがっている風帽によって空気抵抗を減らし、安定翼で弾道を安定させる。
 
 部品: 成型炸薬弾の威力
 モンロー効果とノイマン効果によって目標の装甲を破壊し、内部に高温で燃焼させる。また、モンロー効果/ノイマン効果に変換されないエネルギーは、弾丸そのものを爆裂させ、榴弾のような破壊力を周囲にもたらす。
 
 部品: シリアルナンバー管理
 銃身単体と、銃本体それぞれにシリアルナンバーが刻印されている。また、銃身の旋状痕はすべて記録しており、流出しても特定が可能である。
 
 部品: 受注生産品
 本体および予備パーツの製造は受注生産となっている。シリアルナンバーから製造日や製造場所だけでなく、製造に関係した職員まで特定可能である。
 
 部品: 持出記録管理
 平時は軍や治安維持部隊の保管庫に収められており、訓練でも、実戦でも持出記録をとる為、内通者が持ち出しても記録が必ず残るようになっている。
 
 部品: 品質管理
 高い射撃制度と強度は、材料や製造の品質も大事である。品質管理も厳重に行われ、ダブルチェックが基本となっている。
 
 部品: 材質への気配り
 高い信頼性、射撃精度を確保する為に、各部品の材質は温度や湿度などで変形や劣化、腐食や凍結がしにくい金属、樹脂、オイルが使用されている。
 
 部品: 多機能スコープとは?
 多機能スコープは望遠機能だけでなく、夜間等低光量暗視機能や、赤外線感知機能などの補正機能も有している。
 
 部品: 望遠機能
 最大射程である3,000m先までの標的を確認し、照準できる高倍率の望遠機能を有している。有効射程である1,500mなら十分な能力である。
 
 部品: 暗視機能
 夜間など、光が十分にない状況でも標的を視認できるよう、低光量増幅機能や、赤外線感知機能を有している。
 
 部品: フラッシュアウト防止機能
 低光量機能や、赤外線感知機能を使用している際に、スコープがフラッシュアウト(光が強すぎて画面が白くなり見えなくなる事)を防止するため、一定以上の光や熱を感知すると、自動的にスコープの画像を補正・抑制する機能がある。
 
 部品: 調整ダイヤル
 倍率を調整するダイヤルと、焦点(フォーカス)を調整するダイヤルの2種類がある。手袋をしていても操作しやすいよう、やや大きめに作られている。
 
 部品: ルートを選ぶ際は
 道には平坦なものも、起伏にとんだものある。その日の天候、屋内か屋外かの環境、五感で感じたことを活かして判断を行う。
 
 部品: 屋外での条件
 太陽の位置や星の位置、踏み固められた獣道や先人達が踏み固めたもの、川の流れる方向などから見極めることができる。
 
 部品: 屋内での条件
 トンネルや地下、遺跡内などを行く際はまずは明かりの確保を第一に、風の吹く方向や空気・煙の流れ、光の差す方向、反響音なども利用することができる。
 
 部品: 迷ったと思った際は
 少しでも怪しいと感じた際は、安全なところで一旦立ち止まり、周辺の状況を把握・選定条件を見直して、進むルートを変更、もしくは元の位置まで引き返すことも必要である。一人ならば自問自答、仲間がいれば相談するとよい。
 
 部品: 記号の理解
 自然物を活かして作られた方向表示・停止表示、地図の記号などを覚えておけば、選択肢は間違いなく増える。ルールに則ってマークを付けていけば、人為的に目印を作ることもできる。
 
 部品: 引き返すために
 引き返す際は、周囲にあるものや手持ちの物を活かして、一定の間隔にマーキングを行っておけば万が一のときでも安心できる。
 
 部品: 後のために
 通ってきた道が正しいものであれば、そこを通るであろう仲間に対しての道しるべを手元にあるもの、または周囲にあるものを利用して残すことも優しさの一つである。
 
 部品: 長距離を歩くということ
 長距離を歩くということは、普通の生活をしている中ではあまり出会わないこと。ましてや何日もかけて長い距離を歩いて旅をするなどということは、歩くという日常的な行為の繰り返しとなる。
 
 部品: 忍耐力
 肉体的に続行が可能な限り、苦しいときも辛いときも投げ出さずに歩く気持ちを持ち続けること、道に迷った時、イレギュラーに遭遇した際も冷静に問題に対処出来るようになる。
 
 部品: やる気
 「やってみよう」、「やってやる」という気合いが必要となる。これがあることにより、めげずにプラス思考で頑張れる。
 
 部品: ペースをつくる
 マラソンのように一定のペースで歩く方が疲れない。歩く速度が速くなったり遅くなったりすると、とても疲れる場合がある。また、ペースは人によっても違うが、体調や天候などによっても左右される。自然にペースができるのを待つ方法もあるが、一日の歩く距離との兼ね合いなどもあるので、ペースは意識して作る必要がある。
 
 部品: 知識と技術を持って
 長いこと歩く為には、ある程度の知識と技術が必要。根性だけで歩ききれるほど生やさしいものでは無い。適切な休憩、栄養の補給、自分や仲間をட咤激励することも重要である。
 
 部品: 経験を積む
 普段からしていることを時間をかけて、距離を伸ばしていくことにより身体に自然と長く歩くコツ・休憩のタイミングなどを覚えることができる。
 
 部品: 一定の間隔で
 休憩のタイミングは人によって違うが、一定の間隔でしっかりと休みをとるようにする。例としては4~5キロを50分程度で歩いて、5~10分休憩程度が良い。
 
 部品: 座って疲れをとる
 休憩をとる場合は、必ず座って疲れをとるようにする。それも、椅子に座って休むよりは、地べたに座って脚を投げ出す方が脚の疲れがとれる。
 
 部品: 場所を選ぶ
 歩きながら適当な休憩場所を選ぶように気をつける。周囲の環境を考えて、危険の少ない場所を見つけることも重要である。
 
 部品: 食事休憩は長めに
 食事をとる時は、それに合わせて長い休憩を30~50分程度とるようにする。また、野外で休む場合は,短い昼寝をするのも良い。ごく短い睡眠でも,気力や体力をかなり復活させてくれる。この長い休憩は心身のリフレッシュになる。
 
 部品: 目で見る
 ぬかるみや不整地、危険な箇所は目で見て注意をする必要がある。夜間などは明かりを使用して視界を確保する。
 
 部品: 匂いで感じる
 周囲をただよう匂いで分かることもある。風や草花の、生き物や特徴的なものまで、かすかな感覚でも役に立つことはある。
 
 部品: 音で聞く
 耳に聞こえる音は判断を下す上で有益なものとなる。水の音、何かが近寄ってくる音など危険を察知するだけではなく、状況把握にも有効である。

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最終更新:2017年12月12日 01:22