保健所への長い道のり
俺「ふぇー、疲れた。」
森で久々のハードな狩猟をしたおかげで体力をほとんど消耗してしまっている。
群れている害獣と戦った(全部自業自得であるが)挙句には、この間の時間に森に来るまでに乗っていた軽トラックのエンジンにチビ害獣が入り込み、なかなかの時間を掃除に費やしてしまった。この森に踏み入れたのは大体昼過ぎの13時ごろであろうか。狩りが終わり、森を抜けたころにはもう夕暮れの17時を過ぎていた。
ガチャン
俺は車のドアを開け、同行させていた猟犬を助手席に乗せた。
猟犬「クゥ~ン...」スンスン
名前がまだだったがこいつは「ポチ助」っていうんだ。どうやら狩猟中に怪我をした脚を気にしているようだ。
俺「よーしよし、保健所に付いたら獣医さんに見てもらおうな」ヨシヨシ
ポチ助「ワンッ!」フリフリ
俺「ほれっ」
俺はポチ助にビーフジャーキーの袋を取り出し、中の一つをポチ助にやった。
ポチ助「カプッ ワンワン!」
ポチ助はそのビーフジャーキーを一口で食べたようだ。
俺「どうだどうだー?美味いか?」
ポチ助「ワンッ!」フリフリ
ビーフジャーキーを食べたポチ助は喜んでくれているようだ。
俺「そうかそうかー。そんじゃ行くぞー!」
そう言うと、キーを回し、掃除をしたエンジンにまだチビ害獣が居座っていないことを祈りながら軽トラックのエンジンをかける。シフトレバーをD(ドライブ)に入れゆっくりとアクセルを踏んだ。軽トラックはエンジンの回転数を上げ速度を徐々に上げていった...。
そのまま軽トラックを俺は走らせる。森までの道は峠道で繋がっており、通行量自体は少なく、一般の市民ではなく同業者である害獣駆除をしにきたハンターや地質調査のために派遣された研究員とよくすれ違う。保健所はこの峠道を抜けて約20分ほど車を走らせれば見えてくる。
俺「夏でもこの時間と峠道ともなれば暗くなるな。そろそろライトでもつけとくか。」
そう呟いたときである。
グシャメキメキ!!メキ...メキ!ガコンッ...メキ!ガコンッ...
横断アライちゃん「ぴぎぃ...」
どうやらこの峠道を横断していたアライちゃんを轢いてしまったようだ。タイヤが1回転する度に骨が折れたような音と、軽トラックのサスペンションを打ち付ける音が聞こえる。この調子だとこのアライちゃんはタイヤに引っ付いてそのまま地面に打ち付けられているようだ。このまま走り続ければ、次第にこの音は聞こえなくなるだろうが引っ付いたタイヤは悲惨な状態になるだろう。
俺「おい勘弁してくれよ!うっそだろ?」
一応この軽トラック自体は組織からの借り物であるためこのまま返してしまっても問題ないのだが・・・。
俺「流石に常識がないような野郎には見られたくないからなぁ...。」
短い葛藤の末に、軽トラックを路肩の待避所に停め、持ち合わせの狩りの後処理のための水の入った大きなペットボトルを使い洗うことにした。
俺「はぁ...。ほんと害獣だわ。」
大きなため息をこぼし、轢いたアライちゃんに向けて文句を言った。
保健所
やっとのことで保健所へ到着した。
途中でアライちゃんを轢いたことにより、大きく予定の時間をオーバーしてしまった。
到着した時にはもう日が暮れ夜になっていた。現時刻は19時46分である。
俺「お待たせしたぜー。」
両手に今回の狩猟で狩ったアライさん4匹と生け捕りにしたアライちゃん7匹の籠を持ち、保健所の入り口へ入った。
保健所職員1「ワヅツミさん、いつもお疲れ様です。今日は結構遅かったんですね。」
俺は今回の狩りの状況やここに来るまでに起こったことを全て話した。
保健所職員1「そ、それは結構苦労しましたね...。」
俺「ほんと酷ぇ話だよ・・・。帰ろうとしたらエンジンにチビ害獣がぐじゃぐじゃになってやがるんだから。」
俺「まあ、とりあえず今回の狩りの収穫だ。」
俺はアライさんとアライちゃんの籠を渡した。
アライさんの死骸「」
アライちゃん1/2/4/5「すぴぃ~」スヤスヤ
アライちゃん3「うゆ~はやくここからだしゅのだぁ!」シッポブンブン
アライちゃん6「う~...うんちすりゅのだ...」ブリュリュリリリ
アライちゃん7「アライしゃんもし~し~すりゅのだぁ」ショワァァァ
アライちゃん3「なにしてるのりゃああああああ!!こんなところでためふんをしたらくしゃいのりゃああああ!!くしょがいじめええええ!!」ピギィィィ!!!ポコポコッ
籠の中で糞尿を排泄したアライちゃん6とアライちゃん7のおかげで喧嘩が始まっていた。
保健所職員2「.....こちらでお預かりします。」
保健所職員1「え~アライさんが4匹、アライちゃん7匹が生け捕りですね。」
保健所職員1「今回の報酬は15万9千円です。こちらを。」
今回は群れていたところを狩ったこともあり、報酬の金額は結構な額になった。普段の狩りであれば良くてもアライさん1匹とアライちゃんが2~3匹の大体3万円と少しだ。成獣になったアライさんは金額がそこまで良くないが、アライちゃんはアラジビ用の食材としてよく丸々料理される。今回は生きたアライちゃんが7匹も捕れた。報酬が高いのはこれが決め手であろう。
俺「マジかよ!こりゃすげぇや!」
予想を超えた金額を貰えた俺は笑みがこぼれた。
ポチ助「クゥン.....」
俺「よしポチ助、害獣は引き取ってもらったから獣医さんのところに行くぞ。」
ポチ助「ワンッ!」
そして、引き取りをするための主要棟を後にして医療棟に向かった。
医療棟とは、日替わりで国の中の優秀な獣医数名がペットはもちろん、怪我した猟犬や猟鳥を診察してくれる。ちなみに猟鳥は鷹を人の言う事を聞くように訓練し、獲物の場所の特定や、高所での狩りを主にするものである。
俺「時間が時間なのか空いてるな。」
受付を済ませると2分も待たずに診察室へ入室した。
獣医1「ではよく見せてくださいね。」
獣医2「ポチ助くーん、じっとしてねー。」
ポチ助「クーン....キュウーン...」
この医療棟には数回通っているが、ポチ助は慣れないらしい。
獣医1「うむ...。これは骨が折れていますね...。」
獣医1がそう言うと獣医2は骨折の治療に適した薬液が入った注射器を察したように持ってきた。
俺「ほんとですか...。こいつが狩りに出られるようになるには治してからどのくらい時間が掛かりますか?」
害獣駆除を本職としていて尚且つ、ポチ助と少しの期間、一緒に狩りを出来なくなるのがとても辛かった。数回同じような出来事があったがポチ助が慣れないように、俺も少しの間、ポチ助と狩りに出られないということに慣れていない。
そう考えていると、気付かない間に注射は済んでいた。
獣医1「んん...サンドパワーк(カー)を投与しましたのである程度早くに治るとは思いますが...。」
獣医2「投与後は骨の再結合まで約4日ですね。骨が再結合されてから自由に運動が出来るのは2週間は掛かりますね。」
俺「わかりました。安静にさせておきます。」
俺はそう言って診察代を払い、家へ帰った。
保健所のアライちゃん
保健所職員2「こちらを。」
職員2はワヅツミが狩って来たアライさん一家を渡す。
保健所駆除係1「おー、こんなに。」
保健所で預かったアライさんやアライちゃん達を殺処分する作業を任されている駆除係の2人が居た。
保健所駆除係2「先ほどお電話でアライちゃん7匹を引き取りたいと電話で問い合わせがありましたが・・・。」
保健所職員2「ならこのチビ害獣が丁度7匹ですかね。」
保健所駆除係2「では早速、その問い合わせの方にお届けする為の準備をしますね。」
この保健所、実は外部からのアライさん、アライちゃんの引き取りを許可してある。もっとも、アラ虐やアラジビ料理のための物として扱われるが。
勿論、害獣であるアライグマ、アライさんやアライちゃんを引き取り、飼育をすることは法律で禁じられている。実際にそういう事案が年内で数十件程度であるが起こっている。この引き取りの大部分はアライちゃんの割合が9割を占め、その可愛い見た目が故に、心を痛めた者が引き取って飼育をしてしまう。小さい内のアライちゃんは、人と簡単なコミュニケーションを取り、害がないと分かるとすぐ懐いてしまいアライさんまで育つ頃にはその手に負えない性質上、自主をするか自らが殺して保健所へ持ってくる。
駆除係二人は積み込みの作業を始めた...。
翌日、アライちゃん7匹を乗せたトラックが注文先まで運ばれた。
保健所運送係「おまたせしました!アライちゃんが7匹ですね!」ザワザワ
運送係が持っていた全体が黒い籠の中からは物音が聞こえてきている。
お兄さん「あ、どうも。いつもお世話になっております^q^」
そう言うと笑顔で籠を受け取った。
保健所運送係「えー、では受け取りのサインをお願いします。」
運送係はそう言ってサインを受けとった。
保健所運送係「ありがとうございましたー。」
お兄さん「いえいえー^q^」
さて、このお兄さん。見た目は優しく、愛想いい人に見えるだろう。実は...
お兄さん「いえぇい!どうもー!アラシバキチャンネルのアラシバキです^q^」
ネットで最も有名な動画共有サイトである「JaPaRiTube」のアラ虐お兄さんとして有名な「アラシバキ」であった...。
アラシバキ「今日はなんとなんと!7匹のアライちゃんを保健所から引き取ってきました!!大漁大漁!」
そうテンションを上げカメラに向かって話す。
アラシバキ「では、早速籠を開けてみまっしょうっ!!」パカーッ
アライちゃん1「はっここはどこなのりゃ~?」コスリコスリ
アライちゃん2「あっはじめてみゆにんげんしゃんなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「うゆ~またあらいしゃんたちをいじめるつもりなのりゃあ!ぶっこよちてやりゅのりゃ!!」ブンブン
アライちゃん4「う~まだあらいしゃんねてたいのりゃ...」オメメスリスリ
アライちゃん5「そこのにんげんしゃん!ありゃいしゃんをここからだすのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん6「おなかすいたのらぁ...ありゃいしゃんにえさをよこすのだぁ...」ジトー
アライちゃん7「お、おみじゅをくらしゃいなのりゃ...」ジトー
アラシバキ「うっひょー!見てくださいこの数!」
アラシバキは上機嫌のようである。そして舞台の開幕である。
アラシバキ「じゃあこのご飯に飢えてる2匹からいきましょうか^q^」ニヤー
アラシバキはそう言うとアライちゃん6と7の2匹を籠から出した。そのまま2匹を厚いキッチンペーパーの敷いてある机に置く。
アライちゃん6「に、にんげんしゃん!えしゃくれりゅのだぁ?」シッポフリフリ
アライちゃん7「こいつはいいにんげんしゃんなのりゃあ...あらいしゃんにはやくおみずをよこすのだぁ」フリフリ
アラシバキ「はーいはい^q^ 2匹にはこれをあげるよー^q^」ニヤリ
アラシバキはそう言うとアライちゃん6に自作のビスケット、アライちゃん7に黄色の自作ドリンクを渡した。
アライちゃん6/7「のりゃああああ!!」クッチャクッチャズブブブブッ
よほど餌に飢えていたのだろう。凄い勢いで渡した自作のビスケットとドリンクを食い尽くした。
アラシバキ「どう?おいしかった?^q^」ニヤニヤ
アラシバキは満面の笑みでアライちゃん2匹に問いかけた。すると...
アライちゃん6「う、うゆ~お、おなかがぁ...」ブチチチチブリュリュリュリュ...
アライちゃん7「おなかがいたいのりゃあーーーーっ!!!」ブリブリブリブリュリュ...
2匹は腹を壊し、下痢便をキッチンペーパーにぶちまけた。
アラシバキ「うっわぁwwくっそわろた^q^」
その光景を目の前に、アラシバキはアライちゃんに向けて引き気味に笑った。アラシバキはこの餌の中に事前に下剤を入れたようである。
アライちゃん6「うゆ...」オボボボボボ...
アライちゃん7「ぴぎぃぃぃぃ!!??」ブツチチチブリブリブリブリリリリブブブゥ!!
アライちゃん6の下痢は治まったようだが激しく嘔吐した。アライちゃん7はそのまま下痢便の勢いが増した。
アライちゃん6「う、うゆ~くしょにんげんめあらいしゃんをいじめるのやめりゅのだあああ!!あらいしゃんはなぁ?いだいなんだぞぉー!」シッポブンブン
アライちゃん7「ぴぎぃぃぃ!おしりがいたいのりゃああーーーっ!!ころちてやりゅのらぁ!!!」ヨチヨチ
数分して、ようやく治まったようで普段通りの調子を取り戻す。
アラシバキ「では、次に^q^」ニヤ
そうすると湯が入った鍋と水の入った鍋の2つを持ってきた。
アラシバキ「では身体の中の汚物は垂れ流してくれたようなので早速アラジビ料理を作っていこうと思いまーす!」
そう言い、初めにアライちゃん6を手に握った。
アライちゃん6「あらいしゃんをそんなにぎりかたをするのはやめりゅのだぁ!ありゃいしゃんはなぁ!でりけーとなんだぞぉ!」シップブンブン
アラシバキ「では初めに、汚いアライちゃん達を洗っていきましょうねー^q^」ニヤリ
そのままアライちゃんを握った手を水の入った鍋に突っ込み
アライちゃん6「ごぼぼぼごぼごぼ!?!?(なにしてりゅのりゃあああ!?!?)」バシャバシャ
顔面から鍋に入れた。そしてたわしで風呂場の床を擦るかのようにアライちゃん6の顔面で鍋底を擦った。
アライちゃん6「ごぼぼぼぼぼごぼごぼぼごぼ!!ごぼぼぼ!!!ごぼ!!(かおしゃんがいたいのりゃ!!だすのりゃ!!!ピギィ!)」バシャリ
その悲痛な叫びも届かずそのまま顔面で擦られ続けた。
その光景を見たアライちゃん7は
アライちゃん7「ぴっぴぃ!!おまえはそのままどうぐにされりゅのだぁ!ありゃいしゃんはいきのこりゅのだぁ!!」ヨチヨチ
そう言葉を発したがその願いも叶わず。
アラシバキ「んー?逃げられると思った?^q^」ニヤリ
脱走を試みたアライちゃん7を机へ戻す。
アラシバキ「そろそろ一回水から出してあげよっか^q^」ニヤ
アライちゃん6を握った手を水から出し、呼吸を整えさせる。
アライちゃん6「げほっ!げほっ!ごほっ!や、やめりゅのだぁ...ありゃいしゃんはわゆいことなんてひとっつもしてないのりゃぁ...」コスリコスリ
アライちゃん6は先ほどの鍋底擦りで体力を消耗したようである。
アラシバキ「うーん、思ったよりいい反応しないねー。」ガックシ
アライちゃん6を元の机に戻す。
次にアライちゃん7の尻尾を掴み水の入った鍋に投げ入れた。
アライちゃん7「のりゃああああ!!ごぼっ!?」ゴチン!
そのまま鍋で頭を打ち、水の中にシュートされた。
アライちゃん7「ぴぎぃぃ!!いたいのりゃあーーーーっ!!」バシャンバシャン
アライちゃん7はそのまま鍋で暴れた。よく見ると頭から血を流している。
アラシバキは予想外のアライちゃん7へのダメージを気にしたようだ。
アラシバキ「おっと、アラジビはちゃんと新鮮なままつくらないとね^^;」アセアセ
アラシバキはアライちゃん7を無理矢理掴み、汚い部分を洗い流した。
そのままアライちゃん7を机に戻し
アライちゃん7「うゆ~!はやくこんなことやめりゅのだあああーーっ!!」ジタバタ
アラシバキ「ちょっと静かにしてもらおっか」
アラシバキは厚い皮手袋を手に着け、暴れるアライちゃん7の口に小指を突っ込んだ。
アライちゃん7「ぴっ!?」フゴゴゴゴゴ...
そしてアライちゃん6の尻尾を摘み、近くに寄せる。
アライちゃん6「ぴぎぃ!あらいしゃんのぷりちーなしっぽしゃなのりゃ!やしゃしくすりゅのら!」プンプン
そして残りの指で器用にアライちゃん6とアライちゃん7の尻尾を連結するように紐を結んだ。
アラシバキ「じゃじゃーん!アライちゃんが連結しましたー!^q^」
アラシバキはそのまま紐の中間地点を摘み上げ
アラシバキ「じゃあいくぜー!!うひょー!!!」
そのままブンブン2匹を回し
アライちゃん6/7「ぴぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」ブン!ブン!ブン!ブン!
お湯の入った鍋へシュートした。
ボチャアン!ベギィ!!
アライちゃん7「ぴぎぃぃぃぃ!?!?あらいしゃんのおててがああーーっ!!ぴぃぃぃ!!しかもあついのりゃああああああーーーーーっ!!!!」ザブンザブン
アライちゃん7の腕「」プランッ
どうやらアライちゃん7の左腕が折れたようだ。よく見ると関節や神経までダメージが通ったのか、骨折した部位の関節を含め、曲がらない方向に腕が曲がりぶらんぶらんしている。
アライちゃん6「ぴぇぇぇん!!あついのりゃああああーーーーーーーーーっ!!!!!」バシャバシャ!
アラシバキはそのまま鍋とカメラを持ち台所へ移動する。
そして鍋をコンロへ置き火にかける。
アラシバキ「そんじゃ、次に火にかけるよー^q^」ニヤリ
そのままガスコンロ特有の音を出しボッと炎が出た。元々入っているお湯は、ある程度温めてあったためすぐに沸騰したようである。
アライちゃん6「あついのゃ...はやくここからにげゆのりゃあ!」ザブザブ
アライちゃん6は消耗した体力を振り絞り、鍋の端まで泳いで脱走しようとする。だが尻尾がアライちゃん7と繋がれている以上、無理であった。アライちゃん7は腕の痛みやお湯の熱さでパニック状態となり、お湯の中で暴れている。アライちゃん6は必死に泳ごうとするがアライちゃん7に引っ張られてしまう。
アライちゃん6「なにしてりゅのりゃああ!?あらいしゃんのききなのりゃあああああ!!くそがいじはころしてやりゅのだぁ!!」ビシャビシャ!ガブゥ!!
アライちゃん7「ぴぎぃぃぃぃぃぃ!?!?なんであらいしゃんをかむのりゃあーーっ!!おまえのほうがくそがいじなのりゃーーっ!!」バシャン!ゴチゴチ!ペチペチ!
アライちゃん6は仲間であるアライちゃん7との喧嘩が勃発した。アライちゃんは自分の危機のときは仲間を犠牲にしてでも生きるためにこのような争いをする。もし姉妹であったとしても片方が虐待をされたり、殺されようとも自分が逃げることを優先する。そう、前も言ったかもしれないがただの自己中なのである。
アラシバキ「くっそ受ける^q^」
それを見ているアラシバキは幸せそうである。
アラシバキ「そろそろかなぁ?」チラッ
アラシバキは火を中火にして何かの調味料を取り出し、それを鍋の中へ入れた。
アライちゃん6「ぴぎぃぃぃーーーーっ!?!?おめめしゃんがいたいのりゃああああああ!!」ゴシゴシ
アライちゃん7「のりゃあああーーっ!!!!おめめがぁぁぁぁぁ!?!?」バシャッ!
アラシバキ「いいねいいねー、さっきのはコンソメで味付けしたんだよー^q^」ニヤニヤ
カメラに向かってアラシバキは悪そうな笑顔で答えた。
アラシバキ「それじゃー次ににんじんとじゃがいもをいれようねー^q^」ニヤッ
アライちゃん6「いじゃいのりゃあ...」ゴチンッ...コトコト
アライちゃん7「ぴ...ぴぎぃぃ...」ゴツン...コトコト
アライちゃん2匹は先程のコンソメで目がやられ、今までの過程で体力をほぼ消費したようだ。反応が薄い。
アライちゃん6「うゆ...おみずしゃおいしいのりゃ...」ズブッ
アライちゃん7「ぴ...」コトコトコトコト...
アライちゃん6はコンソメで味が付いたお湯を飲み始めた。お湯を減らせば生き残れるかもと今更気付いたようである。アライちゃん7は...
アライちゃん7「」コトコトコトコト...
アラシバキ「おおっと?ここで1匹ノックダウンだね^q^ もう1匹は一生懸命お湯を飲んでるよw アライちゃんってバカでしょ?^q^」
そしてアライちゃん6も
アライちゃん6「」コトコトコト...
2匹が死んだのを確認するとアラシバキは鍋の蓋をした。
アラシバキ「じゃあこのままじゃがいもとにんじんがいい具合になるまで煮込むよ^q^」
そしてアラシバキはカメラの録画を中断するボタンに手を伸ばした。
アラシバキ「はいはいてことで大体10分経ったよー^q^」
録画を再開し、カメラに再び笑顔を向けた。
アラシバキ「ではご開帳~♪」パカッ
アライちゃん6「」シロメ
アライちゃん7「」シロメ
きれいに2匹のアライちゃんは煮込まれたようでコンソメのいいにおいがしている。アラシバキはそれをお玉でお皿に注いだ。実食に移るようだ。
アラシバキ「ではでは~実際に出来上がりを食べてみましょうか^q^」ニヤニヤ
アラシバキは白目をむいた無残なアライちゃんの胴体をフォークで刺し
ガブッ
アライちゃんの手を噛み千切った。
アラシバキ「う~んまい!骨がこりこりしていい感じだね。コンソメの味も付いてるよ^q^」ニヤニヤニヤ
そしてナイフでアライちゃんの首や残りの手足を切り取り、部位を全て別々にした。胴体をナイフで半分にしそれをフォークで口へ運ぶ。
アラシバキ「お肉がいい感じにやわらかくなってていいねー!今回は初めてのアラジビだから血を抜いてないけど抜いたらもっとおいしいかもね!」
続いて残りの胴体部分も口に運んだ。
次に、アラシバキはナイフでアライちゃんの頭を輪切りにした。脳みそが煮たことで柔らかくなっており、そのまま流れるように断面から出てきた。
アラシバキ「そんじゃ脳みそいくよー^q^」ニヤリ
スプーンで脳みそを掬い、そのまま口へ運ぶ。
アラシバキ「うひょー!!これすっごいよ!感動で語彙力がなくなっちゃってるけど、なんかカニ味噌みたい^q^」
そしてアラシバキは続いて残りの部位とアライちゃんを完食した。
最終更新:2019年06月03日 00:13