590 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/19(月) 23:54:11.10 ID:xrXRkg5q0 [11/15]
かばんちゃん「ここを掃除すればいいんですか？」
サーバルちゃん「なんか、変な匂いがするね」
アルパカさん「そうなんだよぉ。ここ最近、この匂いが屋根裏と地下室からずっとしてるのぉ」
サーバルちゃん「私地下室行くから、かばんちゃんとアルパカは屋根裏に行って！」
かばんちゃん「地下室はかなり暗いけど大丈夫？」
サーバルちゃん「へーきへーき！夜行性だから！」
アルパカさん「ごめんねえ。お客さんに掃除なんか手伝わせちゃってえ」
サーバルちゃん「群れの危機はみんなで分け合えってかばんちゃんが言ったらしいからね～。へーきへーき！」
かばんちゃん「もう、サーバルちゃんったら」
屋根裏
かばんちゃん「う、この匂い…」
アルパカさん「鼻がおかしくなっちゃうよねえ。なんだろねえ」
591 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/19(月) 23:55:14.80 ID:xrXRkg5q0 [12/15]
？？？「ノダ…ノダ…」
かばんちゃん「何か聞こえますね」
アルパカさん「ほんとだあ。誰かいるのかなあ？」
かばんちゃん「ラッキーさん、このボタンを押したら、この懐中電灯っていうのがつくんですよね」
ボス「ソウダヨ、かばん」
かばんちゃん「よし、それじゃあ…」ｶﾁｯ
アルパカさん「うわあ?！すっごい明るいねえ！お星さんみたいだよお」
？？？「うっ！何をするのだ！眩しいのだ！」
かばんちゃん「誰かいるんですか？」
？？？「いるのだ！このふほーしんにゅーしゃめ！ここはアライさんのなーばりなんだぞ！」
かばんちゃん「アライさん…何やってるんですか！？」
アライさん「見て分からないのかー？うんちをしてるのだ！」
592 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/19(月) 23:56:29.53 ID:xrXRkg5q0 [13/15]
アルパカさん「うんち…？うんちってなーにぃ？」
ボス「アライグマハ、人ノ住居等ニ侵入シテ天井裏ヤ軒下ニ入リ込ミ、貯メ糞ヲスル習性デ知ラレテイルンダ」
かばんちゃん「ラッキーさん、糞ってなんですか？」
ボス「排泄物ノコトダヨ、かばん。オカシイナ、フレンズハ基本的ニ、排泄ハシナイヨウニナッテイルンダケド…」
かばんちゃん「排泄…？」
アルパカさん「なになに？糞ってなに？」
アライさん「ひとが気持ちよくうんちをしているところに！許さないのだ！」
ボス「かばん、アライグマノ排泄物カラ少量ノ『サンドスターロウ』ガ検出サレタヨ。速ヤカニ避難シテ」
かばんちゃん「サンドスターロウ？セルリアンなんですか？」
アルパカさん「セルリアン？アライさんセルリアンだったのお？」
アライさん「アライさんはセルリアンじゃないのだ！この帽子泥棒め！」
かばんちゃん「え！？」
593 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/19(月) 23:57:46.12 ID:xrXRkg5q0 [14/15]
アライさん「アライさんが一旦返してやったのに甘えてそのまま逃げるとは、なんて泥棒なのだ！許せないのだ！」
アルパカさん「なんのこと？泥棒するような子じゃないよ？」
アライさん「嘘なのだ！アライさんを騙そうなんてそうはいかないのだ！」
かばんちゃん「アライさん、大丈夫ですか？」
アライさん「黙るのだ！」
かばんちゃん「だから誤解……」
アライさん「うるさいのだあ！」
ボス「……ビー！ビー！フレンズニヨル、パークガイドヘノ傷害ノ恐レガ発生シマシタ！周辺ノガイドロボハ、至急集合サレタシ！ビー！ビー！」
かばんちゃん「ラッキーさん！？」
アルパカさん「ぱーくがいどってなにかなあ？」
かばんちゃん「ボクのことだと思います。以前、ラッキーさんから承認してもらいましたから」
アライさん「うるさいのだ！そいつを黙らせるのだあ！」
594 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/19(月) 23:58:50.51 ID:xrXRkg5q0 [15/15]
ボス「アライグマハ、狂犬病ヤアライグマ回虫ノヨウナ、極メテ危険ナ病原菌ヲ持ッテイル事デ知ラレテイルヨ。かばん、ココハボクタチガ対処スルカラ、アルパカヤサーバルニ危害ガ加ワラナイヨウニ誘導シテホシインダ」
アライさん「ダメなのだ！そいつがアライさんの帽子を盗んだのだ！アライさんの帽子を、お宝を返すのだ！」
かばんちゃん「お宝って……あんなものを手に入れてどうするつもりなんですか？」
アライさん「アライさんの言うことに従うのだ！アライさんは絶対なんだぞ！」
アルパカさん「……んー、ちょっと普通じゃないねえ。もしかしたら……」
かばんちゃん「アルパカさん、何か分かったんですか？」
アルパカさん「いやね、あの子、この前のセルリアン騒動の時、無策でセルリアンに飛び掛かったじゃない？」
かばんちゃん「すいません、ボクその時セルリアンに食べられていて、たぶん見れていなかったです」
アルパカさん「他のフレンズは、サンドスターを消費して自分の身を守ったりしてたのにね、この子だけしてなかったんだよお。耐性がある子なのかなって思ったんだけどお」
アライさん「お前もフェネックみたいに小難しいことを言うのだ。なんだかイライラするのだ！」ﾋｮｲﾎﾟｲﾎﾟｲ
かばんちゃん「うわあ！ラッキーさん、あのくさい黒いやつ、こっちに投げてきましたよ！？」
ボス「ｱﾜﾜﾜﾜﾜﾜﾜ……」
596 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2017/06/20(火) 00:00:09.32 ID:gVDvSGO90 [1/15]
かばんちゃん「ラッキーさん！？」
アルパカさん「そういえばずいぶん長い旅をしたって自慢気に話してたなあ。もしかして、その道中でサンドスターを使い果たしちゃって、自分の身を守れなかったのかも」
アライさん「アライさんのうんちを食らうのだ！ふははははは！」
かばんちゃん「ええ！？それじゃあ、アライさんはもしかして、セルリアンになりかけているんですか！？」
ボス「ソウイウ例ハ今マデナカッタケド、可能性トシテハアリウルヨ、かばん。デモ、フレンズニトッテサンドスターハ命ソノモノナンダ。マサカソレヲソコマデ浪費スルフレンズガイルナンテ……」
かばんちゃん「と、とにかく外に出ましょう。アライさんをボク達に釘付けにできれば、少なくともサーバルちゃんは安全ですから」
アライさん「えええーい！なのだー！」ﾎﾟｰｲ
かばんちゃん「アルパカさ……ぶっ！？」
アルパカさん「ああ！口の中にぃ！」
アライさん「ふははははは！やったのだあ！そのまま帽子泥棒を仕留めて……」
アルパカさん「ｵｼｮｼｮｼｮｼｮ……」ﾀﾞｷｱｹﾞｰ
アライさん「待つのだあ！」
最終更新：2018年04月10日 20:56
