560 名前:生餌アライちゃん (3/9) (アウアウウーT Sacb-QHFH)[sage] 投稿日:2017/11/24(金) 11:57:46.75 ID:dAOD9Wlha [1/4]
幼アライ6「もう食べられないのりゃ…zzz」
俺は寝ているアライちゃんに目を向ける。
ずいぶんとよく寝ているな…
ためしにほっぺたを突いてみたが一向に起きる気配がない。
一体どこまで起きないんだろうか?
俺は寝ているアライちゃんの周りにジェンガを積み始めた。
俺「これで最後…と」
結局手持ちのジェンガを全て積み終わってしまった。
アライちゃんを格納したアライちゃんタワーの完成だ。
妊娠アライ→母アライ「天下とるのだ~!」
別のアライちゃん(幼アライ3)を抱えた母アライさんが走ってきた。
勢いは止まらずジェンガの上に倒れこむ。
ガラガラガラッ!!
ジェンガは母アライさんに圧し掛かられてバラバラになり、
隙間から大量の血が流れ出した。
母アライ「あいたた…おちびちゃん?おちびちゃんは無事なのだ!?」
さっきまで抱えていたアライちゃん(幼アライ3)の無事を確認し、
ホッとするアライさん。 …まあ別の子が圧死してるんですけどね。
複雑な表情をする俺に対し、何を勘違いしたのか母アライさんはジェンガを指差しつつ、
母アライ「あ、アライさんは悪くないのだ、こんな所に生えていたのが悪いのだ!」
と、必死にジェンガを倒したことを弁解し、子供が死んだ事には気づいてない様子だ。
俺「大丈夫、気にしてないよ。ジェンガはまた作ればよいからね。
それよりこれあげるからおちびちゃんにあげてね」
俺はポケットから飴を取り出すと母アライさんに与えた。
母アライ「やったー(ガサガサ)おいちぃーのだー!」
俺の手から飴をひったくるように奪った母アライさんは
礼も言わずに自分の口の中に飴を入れた。 …子供にって言ったんだけどな。
母アライさんが飴に気をとられている間に次のターゲットを探す。
幼アライ5「…(ボー)」
561 名前:生餌アライちゃん (4/9) (アウアウウーT Sacb-QHFH)[sage] 投稿日:2017/11/24(金) 11:58:24.65 ID:dAOD9Wlha [2/4]
この子が良いかな?
ボーっとしているアライちゃんに手を伸ばそうとすると、
ふいにそのアライちゃんが喋りだした。
幼アライ5「ヒトしゃん…アライしゃんのこともころしゅの?」
俺は思わず手を止めた。
幼アライ5「アライしゃんのこともころしゅの?」
なんとなく危険なものを感じた俺は、別のアライちゃんをターゲットにすることにした。
幼アライ4「この風あったかいのりゃー」
アライちゃんの一人がファンヒーターの前でくつろいでいる。
はじめて見る人間の部屋に興味津々らしい。
俺「やあ、アライちゃん。この部屋の住み心地はどうだい?」
幼アライ4「まあまあなのりゃ。ただここちょっとあつすぎなのら」
アライちゃんが贅沢なことを口にした。
せっかくお前らのために部屋の温度を高めにしてやったのに…
俺「そうか、それは失礼した。涼めるところがあるんだが来るかい?」
俺はアライちゃんを抱きかかえ、冷凍庫のドアを開き、中にアライちゃんを入れてやった。
幼アライ4「うわーここすずしいのら~。あ、これはなんなのら?」
アライちゃんは庫内のアイスや冷凍食品を興味深く観察している。
俺「気に入ってくれたようで何より。しばらくそこで遊んでいて良いからね」
そう言って俺は冷凍庫のドアを閉めた。
後で思い出したら開けてやろう。
思い出したら…ね。
565 名前:生餌アライちゃん (5/9) (アウアウウーT Sacb-QHFH)[sage] 投稿日:2017/11/24(金) 18:08:06.39 ID:dAOD9Wlha [3/4]
母アライ「おい!お前!何してるのだ!」
母アライさんが俺に話しかけてきた
俺「何って…何の話だい?」
母アライ「とぼけるななのだ!今お前はおちびちゃんを閉じ込めていたのだ!
そういえばおちびちゃんの数が減っている気がするがお前のせいなのだ?」
一部始終見られていたらしい。元々本気で隠す気もなかったので
ネタバラシをしてやる。
俺「思ったよりちょっと数が多かったんで間引いてやっただけだよ。
沢山いるんだしちょっとくらい減らしても良いだろ?
『おちびちゃんはまた生めばよいのだー!』なんつって」
俺はアライさんの口調を真似て答える。怒ったのか母アライさんの顔が
見る見る真っ赤になっていき、俺に突進してきた。
母アライ「おちびちゃんの仇なのだー!たあ~!」
俺は母アライさんに向かってカウンターパンチ(手を前に突き出しただけ)
を繰り出す。母アライさんは自分が突撃した勢いで逆に後ろに吹っ飛ばされた。
母アライ「あうぅ…痛いのだ…なんでアライさんがこんな目にあうのだ…」
俺「まだ5匹も残っているのか…エサ代もかかりそうだしもうちょっと減らすかな。
一番エサ代がかかりそうなのは…」
そう言って俺は母アライさんを見つめる。
母アライさんは青ざめながら「ひっ!」と叫び、ゆっくりと後ずさる。
幼アライ3「おかーしゃん、おなかすいたのらー」ヨチヨチ
そんなアライさんにアライちゃんが近寄ってくる。
アライさんはアライちゃんを掴み、顔の高さまで持ってくるとこう言った。
母アライ「あ、アライさんは何でも食べるのだ、だからエサ代はかからないから
飼って欲しいのだー」
言い終わると同時にアライちゃんを頭から丸齧りにし、咀嚼する。
母アライ「うまい、うまいのだー!」
笑顔で口元を血まみれにしながら娘を食す母アライさん。
エサ代がかからないアピール&ライバルを減らしたかったのだろうか?
これにはさすがの俺もドン引きした…
俺「お前…自分の子供なのに良いのか?」
母アライ「おちびちゃんはまた生めばよいのだー!」
最終更新:2017年11月26日 23:47