アラ縄工場

16 :アラ縄工場 [sage]:2018/06/20(水) 23:24:03.94 ID:OpYuz6mb0
さて、みなさんごぞんじのあのアラ縄であるが、その製造工程をご存知だろうか?

これがまた、なかなか機械化が進んでおらず、なかなかに大変な工程なのである。

まず原材料であるアライちゃんは、工場にはサンドスター不活性剤を投与され動かない状態で搬入される。

それらをいちいち手に取り、手足を拘束し、下剤と不活性中和剤を投与していくのは、熟練のパートさんたちだ。

仕上げに拘束した手足と胴体の間に、フィギュアスタンドのような、底面と垂直の棒からなる用具の棒を通し、コンベアに乗せて流す。

以上の措置を施されたアライちゃんは、まず「排泄物処理エリア」に一定期間、集積される。
アライちゃんが通された用具は底面を強力にエリアの床…荒目の金網に固定され、さらにその下の床には水がとめどなく流されている。なにかを洗浄して網の下に流す構造のようだ。

アライちゃん1「……はっ」ピクン

サンドスター不活性剤の中和反応が終わった個体が、徐々に覚醒しだしてきたらしい。

アライちゃん2「のあ?! ここなんなのりゃ?! どうなってるのりゃ?」キョロキョロ
アライちゃん3「てがうごかせないのらー!」
アライちゃん4「あんよもなのらぁ!」

比較的成長している個体は口々に不安の声を漏らすが、それもじきに止む。

なぜなら成長度合など一顧だにせず、先程投与された下剤の作用が襲うからだ。

アライちゃん1「おなか…いちゃいのら」ブルブルブル

投与された下剤は強力なものだ。エリアのアライちゃんたちはめいめいに下痢便を垂れ流
し始めた。

アライちゃん2「のああああああいたいのだぁ」ブリブリブリブリ
アライちゃん3「がまんできないのらぁ」ブリブリブリブリ
アライちゃん1「なによりもまず、うんちするのだぁ!」ブリブリブリブリ
アライちゃん4「きもちいいのらぁ!」ブリブリブリブリ
アライちゃん5「のああー!」ブリブリブリブリ
アライちゃん6「なのだー!」ブリブリブリブリ
…………
アライちゃん 48「のあー」ブリブリブリブリ
…………
アライちゃん 95「うんちするのだー」ブリブリブリブリ
…………

エリアは一気にアライちゃんの糞で溢れかえった。

すると、アライちゃんたちの頭上でスプリンクラーが作動し、ものすごい勢いのシャワーがアライちゃんたちに降り注いだ。

アライちゃん1「つめたいのりゃ!?」ブリブリブリブリ
アライちゃん3「あめふってきたのりゃ?!」ブリブリブリブリ

スプリンクラーがアライちゃんたちの糞を洗い流して、網の下の流水に流していくが、アライちゃんたちの糞も止む気配を見せない。
スプリンクラーを浴びることによってなおさら下痢はひどくなっていく。

アライちゃん1「あらいしゃんのおなか、こわれちゃったのだ……」ビチビチビチビチ
アライちゃん2「もううんちしたくないのら……」ビチビチビシャビシャ
アライちゃん 43「なの…だ……」ビシャッ、プシャッ、ビチャビチャ

糞とともに体力も流出し、どの個体もぐったりしている。
それどころか、小さめの個体の中には脱水症状で死にかけているものもいた。

そこで、規定の時間作動したスクリンプラーが停止し、コンベアが濡れ鼠のアライちゃんたちを次の場所に運び始めた。

ここからはまた手作業が介在する工程になる。

今度のパートさんたちは、なにかしらの「銃」のような器具を持っている。
その器具にはどこからか伸びてきているホースが繋がっており、コンプレッサーに繋いだエアスプレーガンかと思う方もいるだろう。
実際に放たれるのは空気ではなく高圧の水である。


17 :アラ縄工場 [sage]:2018/06/20(水) 23:24:56.07 ID:OpYuz6mb0
かたん。

アライちゃん1「ひ、ひとしゃん…なにするのd」

スタンドごと一匹のアライちゃんを作業台に乗せたパートさんは、なにか喋っているアライちゃんの口にガンを突っこみトリガーを引いた。

ぶしゃああああー!!

アライちゃん1「うごおおおおおごおおごおおおおおおおお」ビクビク

最後の仕上げの洗浄である。
パートさんは慣れた様子で、窒息させる前にトリガーを緩め、アライちゃんの胴体をわし掴みにして水を吐き出させる。

アライちゃん1「げええぇ! えげっ、うげへえええっ!!」ブシュッ、ブシュウウゥ

すかさず今度はスタンドごとアライちゃんをひっくり返し、肛門にガンを突き入れてトリガーを引く。

アライちゃん1「うぅ…?! うぎゅうううぅぅ!! いたいのだああああおなかくるしいのだあああああ!! きゅるるるるっ!!」ビクビク

アライちゃんの胴体が風船のように膨れ上がる。
と思ったら、また胴体をわし掴みされ、今度は肛門から水を吐き出させられる。

アライちゃん1「うぎゅう! う! うぎぃ?! ぎぃああああ!!」ブチャッ、ブヒュッ

こうして最後の洗浄を終えると、パートさんはいったんそのアライちゃんを脇に置き、別のアライちゃんに同じ手順を施していく。

アライちゃん8「のだ? なのd…うごおおおおおおおおぉ」ブシャアア
アライちゃん1「ぜーっ、ぜーっ……し、しぬかとおもったのだぁ」プルプルプル
アライちゃん8「ぐげぇぇ! げへぇ!! げえええええ!!」ブシュッ、ブシュウウゥ
アライちゃん1「うごけないのもうやなのだ、ひとしゃんたすけるのだぁ」ジタバタ
アライちゃん8「のだああああ!! あああああああ!!」ジュゴオオオオオオ
アライちゃん1「あちこちいたいのだ…なでなでしたいのだぁ」ジタバタ
アライちゃん8「ぎゅ!? うぎゅうぅ! ぎゅべああぁ!!」ブチャッ、ビプッ、ブヒュッ

熟練の手付きで、あっという間に2匹目のアライちゃんを洗浄したパートさんは、パッと見ノギスの挟む部分のような箇所が目立つ器具を取り出した。

片方にその器具を持ち、もう片方の手でスタンドからアライちゃんを抜き取り、持ち上げる。

アライちゃん1「ひとしゃん、たすかったのだぁ。あとはおててとあんよ、はなしてほし
いのr」

パートさんはアライちゃん1の言葉をまったく気にせず、その肛門にその器具を突き入れた。

アライちゃん1「のあぁ…/// …あああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――――!!!」ズブスゥ

挟み部分を殆ど突っ込まれたアライちゃん1は、激痛に泣き叫んだ。肛門廻りには裂傷が走り、血が滴っている。

アライちゃん1「いちゃいのらあああぁ! そこはうんちするところなのだぁ、へんなものいれないでほしいのだぁ」シクシク

続いてパートさんは、器具の手元に設けられた取っ手をキュルキュルと回し始める。
取っ手と言っても小さな部品で、印象としては、「万力の調整ネジなんかに近い」。

アライちゃん1「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! あ゛ぎい゛い゛い゛い゛!!」ミリミリミリ

要は取っ手を回すと挟み部分が開いていくしくみなわけである。
さて、その挟み部分はアライちゃん1の肛門に突き入れられているわけで、広がっていく器具は当然アライちゃん1の肛門も一緒に広げていった。

アライちゃん1「い゛だい゛の゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」シッポブンブン

ついにアライちゃん1の肛門は、己の拳ふたつぶんほどまでに広げられた。
苛む激痛に、唯一自由になるシッポをただひたすら振っている。

パートさんは肛門を広げに広げたアライちゃん1を一旦置くと、先程洗浄したアライちゃん8を手にとった。

アライちゃん8「のりゃ…?」ゼエゼエ


18 :アラ縄工場 [sage]:2018/06/20(水) 23:25:32.53 ID:OpYuz6mb0
そして、拘束されたままのアライちゃん8の両手を――拡張されたアライちゃん1の肛門にためらいなく突き入れた。

アライちゃん1「い゛ぎい゛い゛い゛い゛い゛!!!」
アライちゃん8「のりゃ?!」ビクッ

アライちゃん8の両手は、拳どころか前腕の中ほどまでアライちゃん1の肛門に飲み込まれてしまった。
当たり前だがアライちゃん1は苦しそうだ。

パートさんはこの接合が簡単には抜けないことを確認すると、今度は器具の取っ手をさっきとは反対に回し始めた。

当然、無理やり広げられていたアライちゃん1の肛門は閉じていく…アライちゃん8の両手を飲み込んだままにである。

アライちゃん1「い゛ぎい……ああ、あぁ…」プルプル
アライちゃん8「のあ?! のああ…!」ワナワナ

ある程度緩めたところで、パートさんは器具を勢いよく引き抜いた。
アライちゃん1に連ケツ(激うまギャグ)されたアライちゃん8の出来上がりである。

アライちゃん1「ぴいぃぃ――――っ! なんてことするのだあ!?」ジタバタ

あとは同じ要領だ。パートさんはまた新しいアライちゃんと取り、洗浄し、前のアライちゃんの肛門を拡張して連結する。
その様はまるで「ムカデ人間」のようである――あれは口と肛門であるが。

複数のパートさんが並行して作業しているので、工場のその場所…アライ連結エリアからは、多数のアライちゃんの悲鳴が響いていた。

アライちゃん1「おてて…いちゃい……おしり…いぢゃいぃ……」グズグズ

ある程度長くなった連結アライちゃんたちは、それ同士をさらに同じ方法で連結させ、ついに一本に纏め上げられるのだ。

べきべきぃっ!

アライちゃん3「いぎぃぃいぃ――――っ!! あ、あらいしゃんのおててがあ!!」ワナワナ

ずっと直線に繋いで行くとむろん長くなってしまうので、パートさんの手によって、適当な長さで文字通り折り返されている。

この大変な手作業で一本に連結されたアライちゃん群は、台車で次の工程のエリアへと運ばれていくのだ。

さて、この次に行き着く場所だが、実はこの工場で最長のエリアになる。
なんと、連結アライちゃん群を一直線にしてもまだ余るという、ものすごく細長いエリアである。

連結アライちゃん群はここで一直線に伸ばされ、両端をウィンチに繋がれる。
その過程でアライちゃんたちに作業員が野生解放誘発材を投与していく。
濃縮サンドスターも混ぜられた効き目長持ちタイプである。

アライちゃん1「な、なんだかちからがみなぎってきたのりゃ!」
アライちゃん3「これでひどいことしたひとしゃんたちこらしめてやるのりゃ!」ブンブン

作業員A「両端接続確認!」
作業員B「プール作動、確認!」
作業員C「準備よし!」

ウィンチに繋がれた連結アライちゃん群の下には細長いプールが設けられていたが、そこの水が流れ始めたのを確認して、作業員たちは距離を取る。

オペレーター「絞り開始します!」

そして、ウィンチのオペレーターが、ウィンチを作動させた。

うぃぃぃぃぃん…めき…めき…

両端のウィンチはそれぞれ反対方向に回転し、連結アライちゃん群を荒縄のようにねじり上げていく。

アライちゃん1「い゛だい゛の゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」ブチブチミチミチ
アライちゃん4「の゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」ブチブチミチミチ

野生開放の効果によってアライちゃんたちは死んでこそいないが、地獄すら生ぬるい苦痛に襲われている。
割れんばかりの悲鳴をあげているのはまだ生命力があったほうで、

アライちゃん 45「の゛っ! ……の…だ…… っあ゛あ゛! 、あ」ブチブチギリギリ

激痛に苛まれ気絶し、また激痛に覚醒しを繰り返しながら痙攣している個体もいる。


19 :アラ縄工場 [sage]:2018/06/20(水) 23:26:22.66 ID:OpYuz6mb0
だが、ウィンチがそんなことを斟酌するはずもなく。

うぃぃぃぃぃぃぃぃ…

アライちゃん67「の゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ブチッブチャッビチャビチャ
アライちゃん33「」ギリギリビチッミチッ

一切の例外なく絞り上げられていく。
そうしてアライちゃんから絞りだされたいろんな液体は、下のプールに落ちて流されていった。

こうして、素材となるアライちゃんたちを、野生開放の力で強引に生きながらえさせたまま捻り上げて作られるロープが、皆さんに「アラ縄」として認知されている商品なのである。

野生開放で生かすのが最大のポイントで、単なるアライちゃんの死骸をねじり上げても、千切れてボロボロになるだけである。
対してアラ縄は強靭で伸びにも強い、優秀なロープとして世に広まっている。
それには、こうした手の込んだ工程が不可欠なわけである。

アライちゃん1「」ミチ…ミチミチ…
アライちゃん13「」ギリギリ…
アライちゃん87「」ギシ…ギシッ…

さて工程は順調に進み、もはやアライちゃんの特徴の紫色の毛皮の色もほとんどわからないほどねじり上げられ、りっぱに縄と呼んでいい外観になっている。

このあとはもう少しゆっくりと絞り上げ、サンドスターから生成した液に浸してコーティングしたり…残念ながらそこは企業秘密…して、念入りに乾燥されれば完成。
パッケージングされて全国の問屋さんに発送されることになるだろう。

皆さんも何かの機会でアラ縄を使用することになったときは、時たまこの工程を経て完成されたものなのだと思いを馳せてみるのも面白いかもしれない。


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:27:29.25 ID:OpYuz6mb0
アラ縄工場おわり。
連投失礼しました アラ虐もっと流行れ


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 23:34:16.37 ID:J+2vStmMo
おつー!


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 00:58:25.98 ID:WAMDBrCk0
乙!工場系は駆除系とはまた違う工夫やアイデアが見れるから読んでてすごく楽しくなる


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 19:37:10.11 ID:IbU7Iz6+0

アラ縄、アライさんの新しい可能性が見れたね。
この才能は素晴らしい!!


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 10:36:17.26 ID:glGXdsrjO
アライさんも人の役に立てて幸せ
人も害獣を利益にできて幸せ
みんなが幸せになれる優しい世界だな






最終更新:2018年08月06日 23:02