2016年05月15日『そこまで言って委員会NP』万国ラブラブSHOW!好きか?嫌いか?判定SP

(テーマ) :(番組の台本)
プーチン大統領 :▼好き、嫌い。プーチン大統領好き。
舛添要一東京都知事:▼好き!嫌い。好き!嫌い。
オーストラリア :▼好き、嫌い、好き! 嫌い。
台湾 :▼好き!嫌い。好き。

==========

 


▼かつて、ジョン・レノンは全世界にこんなメッセージを送った。世界のすべての人間が博愛主義者なら、ジョンが言うように、地上から戦争やテロはなくなるのだろうか。しかし、イマジンが発表された1971年から45年が経過した今も、いや、戦争やテロといったレベルでなくても、日常の中で、いくら人は人を愛そうとしても、なんとなく嫌い、生理的に合わない、虫が好かない、といった感情だけで人を嫌いになることもある。いや!逆に、たで食う虫も好き好き、嫌よ嫌よも好きのうちといわれるように、他人には理解し難い感情もある。

▼暴言や問題発言を繰り返しても全く人気の衰えない、アメリカ大統領選候補ドナルド・トランプ氏には、政治的というより、人間的な魅力があるのだろうか?

▼北方領土を返す気があるのかないのか、思わせぶりな態度で日本を翻弄する、ロシアのプーチン大統領。
国内人気はもちろんのこと、トランプ氏はプーチン大統領を、国内外で高く尊敬されている人物と褒めたたえ、一方のプーチン氏も、トランプ氏を、そうめいで才能に恵まれた人物と絶賛する、相思相愛ぶりを見せている。先週、ロシアのソチで、非公式の日ロ首脳会談を行った安倍総理は、プーチン氏と会うのはこれが13回目。昨年9月に行われた日ロ首脳会談では、遅れて会場入りした安倍総理が小走りでプーチン氏のもとへ駆け寄る姿が、まるでデートに遅れた女の子みたいと話題に。政策や思想に違いがあっても、プーチン氏には、人間的な魅力がある?ということなのか。

▼そういえば、当委員会のご意見番だった三宅久之先生も、田嶋陽子さんのことを、思想は嫌いだが、人間的には好きだとよく語っていた。個々の好き嫌いだけで物事を議論するべきではないと、よくいわれるが、評論家やコメンテーターもしょせん人の子。がちがちの理論だけでなく、情緒的な感情も持ち合わせているはず。

▼そこで、今回のそこまで言って委員会NPは。ロシアのプーチン大統領、アメリカ大統領選候補のトランプ氏だけではなく。200万票以上の支持を受け、東京都知事になりながら、ここ最近、週刊誌で、金銭問題でたたかれている舛添要一氏について。個人的に好きか嫌いかを大判定。

▼さらに、親日家が多いことで知られる台湾が、日本の排他的経済水域を巡り、沖ノ鳥島は島ではなく岩だと主張。また日本人にとって人気旅行先のオーストラリアが、日本、ドイツ、フランスが受注を争っていた次期潜水艦の共同開発相手に、フランス企業を選定。そんな台湾やオーストラリアについても、好きか嫌いかで大判定。今回は頭ではなく、ハートで徹底討論します。

▼そこまで言って委員会NP。万国ラブラブショー。好きか嫌いか?個人的感情で大討論スペシャル!万国ラブラブショー!

 


▼ラブラブショー!やってみました。
▼スタッフの反省としてですね、どうもやっぱり、この番組が安定してたくさんの方に見ていただけるんで、どうも皆勘違いをして、まともなことを言い過ぎ、いやいや、…的なことを言い過ぎると。原点のバラエティ番組なんだとい
うところにね。
▼そうですね。
▼やっぱり立ち返ろうじゃないかと。末延さん。
▼久しぶりに来たら、VTRおもしろいですね、大阪は。
▼なんっすか、その久しぶりに大阪はって、大阪を差別してますね。
▼久しぶり?うれしいです。
▼ちゅうことで言ったら、中田さん、逃亡しちゃって、来やしない。
▼そうそうそう。
▼あのね、そうなんです。
▼しかし今週、おもしろかったですよ。
▼今週このタイミングでね、あの前東京都知事の猪瀬直樹さんが実はいらしてるんですよ。これは。
▼ご紹介したくてうずうずしてる。
▼そうでしょうね。ちょっとじゃあ、段取り踏みましょうか。まずこっち側からですね。
▼きょう皆さん、ですから、論よりもハートで、好きか嫌いというところをまずもって答えていただきます。
本日の委員会の皆さんです。
半年ぶりのご登場になります、タレントでエッセイスト、現在、オーストラリア在住の小島慶子さんです。
よろしくお願いします。
▼お願いします。
▼いつ日本にいらしたんですか?
▼はい?
▼いつ日本には?
▼私、3週間ごとに出稼ぎに来ているので。
▼3週間ごとに。飛行機のクラスは?
▼エコノミーですよ。めちゃくちゃマイレージ女王ですよ、私。
▼そうですか。
▼でもマイレージ、ほとんどただじゃない?そのくらいだったら。
▼そうですね。マイレージ、そうですね、ただになるんで、でもマイレージあんまりそれで使っちゃうと、今度そのステータスが下がっちゃうんですよね、なんか、会員の。
▼どうでもいいけど、せこいな。
▼大事ですよ、金銭。
▼金銭大事です。
▼その点あれだよね、こちらの皆さん、じゃあちょっと聞いてみますか。
▼お待たせいたしました。ゲストをご紹介いたします。まずは話題のあの方についても思いのたけ、ぶちまけていただきましょう。前東京都知事で作家の猪瀬直樹さんです。
よろしくお願いいたします。
▼猪瀬さん、最新刊。こちらでございます。
▼民警。これどういう本ですか?
▼この国を守るのは、官ではないと言い切ってらっしゃいます。
▼よっぽど官が嫌いなんですね。
▼いや、あのね、これは警察官がね、24万人いるんですよ。自衛隊が23万人いるんですね。だけど民間の警備会社が、50万人以上いるんですよ。
▼今、そんなにもう?
▼僕がこれ書いたのは、やっぱりオリンピックのことが気になってるんで、これからオリンピックのテロ対策をどうするかと。と、官だけではできないだろうと。ロンドンオリンピックでも民間軍事会社が警備に当たったんですね。ですから、この民間の警備会社の実態と実力はどのくらいなのかということと、その歴史をね、民間の警備会社が最初に警備をしたのは東京オリンピック、1946年の東京オリンピックの選手村なんですよ。ですからそういう歴史があるので、そこからきちんと…をしていって、かつてのテロ対策というのは、本当に狙われる人は限られていたわけだけど、今は無差別ですから。
▼そうですね。
▼これからはだから本当に気をつけなきゃならない。
▼その2020年ね。
▼御三方紹介してからにしましょうか。
▼そうしましょうか。前回のプーチン漫談が大うけで2度目のご登場です。ロシア政治がご専門の筑波大学教授、中村逸郎さんです。よろしくお願いいたします。
▼こんにちは。
▼前回ね、本番終わったあとに、失敗した、失敗したってぶつぶつぶつぶつ言
いながら帰っていったんです。
▼そうでしたね。
▼まだ言ってますよ。
▼まだ言ってます?
▼まだ言ってますよ。
▼いや、失敗してないですよ。
▼そうですか?
▼大評判でしたよ。
▼東京映ってないんですよね。
▼今さらですか。よろしくお願いします。
▼よろしくお願いします。
▼お隣です。軍事漫談なら俺に任せろ、きょうは、新ネタを仕込んできた軍事ジャーナリスト、井上和彦さんです。よろしくお願いいたします。
▼きょうね、猪瀬さんにお越しいただいています。このタイミングでよく来ていただけたのと思うのは、急にヨーロッパ辺りが騒がしくなって、どうも2億2000万ぐらいの裏金が支払われたんじゃないかという報道が、ヨーロッパで始まってます。フランスの検察当局がもうこれ、事実として確認してるっていう話なんですが。
▼これ、名目が2020年東京オリンピック五輪招致と記載されていた。
▼猪瀬さんのポケットマネーですか?
▼これはさ、招致委員会では全くそれは会計上、その数字はありません。だからそれはたぶん国際陸連の中で、いろんなことが起きてるんだと思います。
▼じゃあ、どこから出てる金なんですかね?
▼確かに。
▼これはだから、テレビじゃ言えないけど、×××でしょ。これはだからカットだよ、カット。
▼俺らはなんも言ってねえよ。俺は、なんも言ってねぇよ。
▼だからカット。ここではっきりしときたいのは、東京の魅力をきちんと訴えて、地道な活動をして、正々堂々と勝ち取ったのが、2020年東京オリンピックなんです。ですから、そういう報道がどっかで出たとしても、それはきちんとした実証的なものでないかぎりは、中途半端にやんないほうがいいよ、だから、それは。
▼じゃあ参りたいと思います。
▼じゃあ、テーマに。まず最初ですけれども、まあ、この強いリーダーでも、世界、敵に回しているかもしれないんですよね。

 


<プーチン大統領>

▼あなたは好きですか?嫌いですか?安倍総理は、伊勢志摩サミット前の5月6日に、ロシアのソチで、プーチン大統領と非公式に会談。北方領土問題解決を含む平和条約締結について、新たな発想に基づくアプローチで交渉を精力的に進めることで合意したとのことだが。はっきりいって、プーチン氏は北方領土を返す気があるの?ないの?もうじれったい。
▼万国ラブラブショー。
▼ロシアのプーチン大統領。あなたは好きですか?嫌いですか?
▼好き、嫌い。プーチン大統領好き。

▼安倍総理は、今回を含めて、13回もプーチン大統領と会っているというのに、なんだろう、この誠意があるのかないのか分からない合意内容は。思わせぶりな態度で引っ張るだけ引っ張って、経済協力だけさせて、最後は結局ノーかもしれないし、これでは結婚詐欺と変わらない。
▼実際、安倍総理は、エネルギーやロシア極東地域の産業振興、交通の整備など、8項目の協力計画を提示しており、日本政府は今後、経済協力と北方領土交渉を同時に進めたい考えで、北方四島の帰属を確認し、平和条約を締結するという姿勢は変わらないとしている。
▼なんだかんだいっても、未来志向の日ロ関係を構築していく中で、北方領土問題を解決していこうと言っているのだし、安倍総理は9月にウラジオストクで開かれる経済フォーラムにも出席することになっている。プーチン氏が返す気がないなら、安倍総理と何度も会わないだろうし、安倍総理の協力計画をすばらしい、このような事業はぜひ実現していきたいと歓迎する意向を表明している。素直に喜んでいるんだし、北方領土のことだけそっぽを向くなんてことはないんじゃないの?戦後、ロシアは北方領土について、第2次大戦の結果、ロシア領になったという歴史的事実を認めなければ、前進は不可能だと主張している。
▼ウクライナ介入で制裁を科せられているロシアは本音のところでは、北方領土問題を抱える日本を引き寄せ、制裁の緩和や低迷する経済の浮揚につなげる目的がある。
▼その反面、クリミア併合以降、領土拡張、愛国機運をたたきつけることで高い支持率を維持しているから、領土問題で日本への弱腰を見せられるはずがない。それに、ロシアはすでに北方領土で社会基盤の整備なども着々と進めているからね。
でもプーチン氏は、4月に北方領土問題について、いつか妥協できると明言しているし、圧倒的な人気と支持率を誇り、ロシアの全権を握るプーチン氏だけに、彼の鶴の一声で、問題が打開する可能性は、ゼロではないはず。
今回の会談で安倍総理は、プーチン大統領を地元の山口県に招待し、プーチン氏がそれに応じる意向を示していたことも分かっている。
もし実現すれば、2人で温泉につかって、おいしいふぐでも食べれば、ころっと考えを変える可能性も。
そこで皆さんに質問です。あなたはプーチン大統領のことが好きですか?

 


▼あっ、好きという方が、でも、条件付きという方を入れると4人いらっしゃいますね。
▼なんですか?
やばい!
大、
大、
大好き。
えっ?
大、
大、大好き。
▼大、大、大好きです。
▼中村先生?
▼そうそうそうそう。
▼大、大、大好き?
なんでですか?
▼僕、来月、ロシア行こうと思ってるんですよ。もしここで嫌いって言ったら、ロシアに行ったら殺されるかもしれない。
▼そこまで注目してないでしょ、別に。
▼分かんない。
▼分かんない?
▼もしかして、この番組って、プーチンに盗聴されてないですよね?
▼いやもう、極東でもしかしたら見てるかもしれないですね、これね。
▼本当のこと言うと、怖い。
▼えっ?怖いの?プーチン?
▼怖いし、嫌い。僕、怖い人、大嫌い。
▼言っちゃだめだよ。ここね、カット。
▼カットじゃないって。そんなに怖いの?
▼だって僕ね、安倍さん本当に偉いなーって、会ったでしょ、この前。安倍さんと。
▼2人きりになったってね。プーチン氏と2人きりになれる安倍さんは偉い?
▼偉い。なぜかってね、今回会談で2人で会ったでしょ、みんなで。それでね、30分間ね、プーチンがぶわーっとしゃべったんですよ、一方的に。そしたら、安倍さんが、2人っきりで話しましょうって言ったんですよ。そしたら、ね、官僚たちがさーっと引き上げたんですよ。そしたらラブロフ外務大臣だけ、こんなふうにして座ってて、プーチンが、ちょっと出ていけって言
って?
▼外務大臣に。
▼そう、それで2人っきりと通訳で30分話したんですよ。僕は安倍さん、偉いなと思ったのは。
▼後ろから襲われるとか、そういう話じゃなくて?
▼素手で殺されるから。だってプーチン言ったんだよ。
▼なんですか?
▼若い学生たちがね、プーチンさん、これまで何人の人を殺したんですか?って聞いたら、この素手で殺したって、数を知りたいわけって言ったわけ。2人っきりになって、めっちゃやばいし。
▼いやいやいや、いきなりよその国の総理大臣殺さないでしょう。
▼それとかね、もっとひどいんですよ。メルケルさんと首脳会談したときに、メルケルさん、犬が大嫌いなんですよ。だけど犬をぱんと放ったりするんですよ。そんな人と、2人っきりで会う安倍さんって、やっぱりすごいですよ。
▼中村先生、2人で会うの嫌?
▼絶対嫌。怖いもん。死にたくないもん。
▼いきなりね、2人っきりになったから、次々、宮家さん、殺すわけないですよね。
▼そこまでいかないでしょうね。だけどね、僕は好きなんですよ。
▼えっ?そうなんだ。
▼個人的感情でしゃべるんでしょう?きょうは。この人ね、外交屋から見ると、やっぱり国益をちゃんと分かってる。むだなこと一切しない。そして戦略と戦術が分かっていて、もう夢も語らずね、しかし現実的に冷徹にロシアの国益を最大にしようとやってるじゃないですか。僕はそれは羨ましいなと思う。これ、なかなかやってる人いませんよ、今のこの世の中。
▼意外と皆さん好きですね。
▼そうですね。
▼僕はこの間、森元総理と久しぶりに対談したら、いかにプーチンがいいやつかっていう話を相当聞いて、おもしろい男だって。それで安倍さんになんで電話しないんだって、森さんが言ったら、ほら、アメリカが盗聴してるから、かけれないんですよって言ってたって笑ってたけど。まあ、森さんと気が合って安倍さんも13回でしょう。なんか動きそうな感じがするから、日本のカードとしてはね、すごく僕は頼りになると。
▼でもそれね、やばいって。
▼日本のガードマンにいいじゃないですか。
▼ただね、プーチンさんが大統領になって、なんか期待だけは高まるじゃないですか、交渉したりとか、もしかしたら北方四島返ってくるんじゃないかって。だけども実態はどうなっているかっていうと、北方領土、去年6月から、あの北方四島の軍事化が始まってるし、ことしの1月1日から、これまで北海道の一部の漁船が、4000万お金払えば、排他的経済水域っていうんで、魚が取れたんですけど、それもばつに。
▼末延さんさ、プーチンさんと森さんがね、何度も話したっていうのはさ、それがいいことなの?つまり。
▼いや、外交だから。
▼そうじゃなくて、かえってろくなことはないんじゃないのって。
▼何?猪瀬さん的には、よけいなこと?
▼余計なことというよりも、何か間違えることが多いんじゃないかっていうことを言ってるの。
▼ああ、まあそのリスクはあるかもしれないけど。
▼失言大王ですからね。
▼ただね、いやちょっとね、猪瀬さんは、個人的に森さんにはものすごい恨みがあるんで。
▼今回、プーチンさんと安倍さんの会談の中でね、この現政権の間に、諸問題を解決しようっていうことばがありますよね。これって僕、すごいポイントだと思っていて、よく今世紀末までにとか、時間軸でものを言ったりとかする人がいたりとかあるんですけど、現政権ということは、安倍さんとあんたと、ユー&ミーでいきましょうっていう話でしょう。これって僕、すごいなんか期待感を持ってるんですよ。
▼そこ、すごいいいポイントだと思う。みんな、安倍さんって憲法って言うけど、安倍さん北方領土本気でやる気だから。
▼プーチンさんとね、プーチンさんと安倍さんで北方領土返ってくるのかっていう話をする前に、えーと、中田さん。
▼ご到着です。
▼どうも。
▼2階席に。それで、ご到着すぐで申し訳ないんですけど、プーチンさん、好きか嫌いかって、ちょっと書いていただきたいんですよね。
▼はい。
▼嫌い。
▼北方領土を返す気などさらさらない。今、その話をし始めたところで、そこから伺いましょう。やっぱり、プーチンさん、北方領土返す気ないですか?
▼ないでしょう。基本的にですね、プーチンさん、支持率が高いからそこに頼って日本側はなんとかしてもらいたいと思ってると思うんですよ。だけど、ロシア国民は、はっきり言って、自分たちの領土を割譲、自分たちの領土だと思い込んじゃってますからね。自分たちの領土を割譲するなんていうことについては、全然ロシアの中で合意は得られない。そこに対して、相当日本側がなんかメリットあることを出さないかぎりですね、それは交渉で返ってくるもんじゃないですよ。
▼私はきょうちょっとハートでしゃべるって話だから、ハートの部分をちょっと追加させてもらうと。2014年4月に最初に、最初っていうか、この間会ったときにね、クリミア侵攻の前ですよ。会ったときに、はっきり言って2
人はラブラブ状態で、武道交流をやろうって言ってるんですよ。武道。武道、要するに、あの人は武術の。それがね、すごくチャーミングだなと思ってるわけ。なかなかやっぱりね、スポーツマンね、猪瀬さんもスポーツマンだけど。スポーツマンとして、なかなかチャーミングで、魅力的だなっていうのが、私の見方。
▼大きな期待をするのはいいんですけど、ただ絶対に忘れちゃいけないのは、
彼は元スパイなんですよね。もちろんロシアの国益は第一なわけですよ。だから。
▼だからいい仕事するんですよ。
▼いや、彼が大統領辞めたあとに、日本のね、外務大臣かなんかやってくれたらすごいいいブレーンになると思うんだけどね。相手がね、スパイですから。
▼先生、すごい下世話な質問していいですか、テレビとか雑誌とかでは、なんかロシアが国家的に関与した毒殺とか、暗殺とかっていうのって、ジャーナリストとか、反対勢力とかが、消されてるとかっていうのを読むと、怖いわ、プ
ーチンさんって怖い人とかって思うんですけど、それ、本当なの?
▼やっぱりね、プーチン政権下で圧倒的に数は増えてるんですよ。
▼殺されている人が?
▼暗殺の。ただ、プーチンさん個人がどれだけ関わったか、もちろん分からな
い。出てこないけれども、ただプーチン政権下で、増えているのは事実だから、だから僕もプーチンさん、大、大、大好き!って言っとかないと。
▼いつ行くんでしたっけ?
▼来月。
▼来月ですか。
▼それでは共産党との長年のおつきあいの中で、本質をよく知ってる筆坂さん。
▼領土問題の解決というのは、本当は戦争しなきゃ解決しないんですよ。交渉でなんかね、まず解決しないです。ただね、北方領土問題、北方四島問題っていうのは、ものすごいややこしいんですよ。今度のあれで第2次世界大戦の結果だということを認めろっていってるでしょう。そうするとね、歯舞、色丹なんていうのはね、千島じゃないですよ、あれは北海道の一部なんですよ。サンフランシスコ条約2条…、千島ですからね。そうすると第2次世界大戦の結果を認めろというんだったら、歯舞、色丹っていうのはね、ロシア、無条件で返さなきゃいけないんですよ。ところが、日本の側も、国後、択捉は千島じゃないなんていうことを言って、北方四島ってやるもんだから、ものすごくややこしくなってる。
▼筆坂さん。
▼どこでどういう妥協点を目指すかね、これがね、本当に難しいの。
▼それでいったらあれでしょう。クリミア半島はもともとロシアの土地だから返せっていうのは、ものすごくロシア国民、刺激しますけど、戦利品だって、はっきり言ってるわけだから。もともとロシアのもんじゃないっていうのを、逆に言ったら、言ってるようなもんですよね。
▼だからさっき武道家だっていってさ、引き分けって言ったじゃない、プーチンさん。
▼そうそう、引き分けって言った。
▼筆坂さん言った部分がさ、引き分けっていう意味なんだよね?だからそれを引き分けって言ってから何年たってるの。
▼違う。
▼引き分けっていうのは、四島のうちの、四島のうちの小さいほうの2つだけを返して、日本から強力な経済協力を引き出して、そこでしゃんしゃんと終わらせようというのが引き分けなんですよ。
▼とは言ってないですよ。
▼いや、そう言うに決まってるじゃないですか。
▼いやいやいや。言ってないですよ。
▼そんなこと言ってないですよ。
▼もちろん言ってないですよ、そこが本心ですよ。それが引き分けですよ。日本のものですから、何が引き分け。
▼プーチンにとって、引き分けっていうのは日本が諦めることなんですよ。
▼日本が。
▼実は、本当。
▼経済協力をもらっておいて?
▼そうそう。首脳会談あったでしょう。
▼ソチで?
▼ソチであって、ソチ、実はね、ロシアに3つ大きな通信社があるんですけれども、インターファクスという所が流してるんですけども、実は2月からずっと日本政府に対して、プーチン側は、今回の北方領土問題、もうクローズにすると。そしてもう終わりにするということをずっと言ってきてて、今回のソチの会談で、それを言ったみたいなんですよ。そこで今回、安倍さんが出てきた、新しいアプローチっていうのは、なんなのかというところが一番の大きな焦点になっているんですよ。中身についてなんにも出てないんですけども、ロシア側は、もうこの問題はクローズだということで、話がついたっていうふうに、ロシア側は報道してるんですよ。
▼それはロシアはそういうふうに報道するのは分かるけど、ただ、引き分けは日本が諦めることだという先生のは、僕は全然同意できない。先生はスポーツマンじゃないよ。
▼ただね。
▼スポーツマンは、そういうふうに発想しない。
▼ただね、実は今、すごい日本は逆にいうと、北方四島を返す、奪還するいいチャンスなんですよ。なぜかっていうと、6月に、日ロの間で、2プラス2というのがあって、外相・国防相会議っていうのを、2013年からずっとやってきてて、自衛隊とロシア軍との間で、軍事演習に近いものをやってるんですよ。やってきてるんですよ。この6月にまたその会議、やるんですよ。実はこれ、ものすごいチャンスで、なぜかというと、北方四島軍事化してるでしょう、今、どんどん。日本とロシアと合同演習をしながら、北方四島を軍事化してるんだったら、あの基地を共有にしちゃえばいいんですよ。共用にしちゃえば。
▼え?え?返すじゃなくて共用?
▼まず共有しといて。
▼最後まで聞きましょう。
▼共有しといて、プーチンさんといえどもね、いつかはやっぱり、たぶん病気、たぶん病気は考えられないんですけど。やっぱり政権を降りなくちゃいけないときって出てくるじゃないですか。そのあとたぶん、カバエワさんが出てくると。私は思ってる。
▼あのふにゃふにゃのお姉さん。
▼ただその間に、大混乱が生じるんですよ。ソ連邦が崩壊したあとのような。そのときがチャンスなので、北方四島の軍事化を強要しながら、プーチンさんが辞めたときに、さっと奪い取る。さっきのおっしゃったように。
▼奪い取るんじゃなくて、自衛隊がただいまって言って、帰っていけばいいんですよ。
▼ちょっとよろしいですか。武力で奪われたものは。
▼妄想だな。
▼武力で取り返すっていうのが。
▼先生、長谷川さん、妄想だと言ってますよ。
▼先生、先生。ちゃんと利用しちゃえばいいんですよ。
▼今、プーチンさん強いでしょう。安倍さんも強いじゃないですか。やっぱり、こういうときにしかね、話もできないし、ある妥協点を見つけることは、僕はできないと思うの。それはね、どちらにも不満は残りますよ、これは。領土問題なんて絶対そうです。だからその妥協点を見つけてほしいと思うの。
▼僕もね、それは賛成なんですけど。
▼でもロシアと、ロシア人と日本人が、最初に接触したのは1770年代なんですよ。もう250年近く過ぎてるけども、これまでずっと国境の問題で、何度も何度も、ずっと話し合って、こうだ、あっちこっちってやってきてるわけですよ。話し合ってるとね、やっぱりね、らちあかないんですよ。もう取ったもの勝ちっていう。
▼それは先生。
▼先生、取った者勝ちなら言ってくださいよ。
▼行こうよ、一緒に。
▼行かないですよ。
▼さっきのね、長谷川さんのハートでいけばね、僕もやっぱりこれはね、いけるんじゃないかなと思うし。
▼VTRに出てきたけど、安倍さんが駆け寄ったときに、プーチンさん、なんともいえない、にこっと笑みだったでしょ。あれは相当通い合ってますよ。
▼プーチンはスパイですからね、彼は。どうにでもできるんですよ。
▼この間ね、鈴木宗男さんに僕これね、本当はどうなんですか?って聞いたら、鈴木宗男さんは、間違いなく、こんなの安倍さんがですね、安倍政権は返りますよって言ったのはうそですか?
▼きょうこの一番の成果はね、井上さんのね、鈴木宗男さんのものまねが本当に。井上さん、腕上げましたね。
▼私はですね、プーチンさんとですね。これプーチンさんと話をしてですね、何回もやってですね。北方領土ですね、これは絶対返します。
▼ありがとうございました。続いてです。さあ、今、大炎上中のこの人を猪瀬さんと一緒に考えます。皆さんは好きですか?嫌いですか?

 


<舛添要一>

▼移動の飛行機はファーストクラス。宿泊先は高級ホテルのスイートルーム。年間の海外出張経費は実に3億5000万円。舛添要一東京都知事の豪華すぎる海外出張へのブーイング以来、週刊誌による舛添都知事の金銭問
題の追及はやむことはないようだが。
▼万国ラブラブショー。
▼舛添要一東京都知事。あなたは好きですか?嫌いですか?
▼好き!嫌い。好き!嫌い。

▼猪瀬直樹前都知事が、みずからの金銭問題の責任を取り、辞職したことを受け実施された、2014年の東京都知事選。細川護熙元総理、日本弁護士連合会の会長も務めたこともある宇都宮健児氏、先日、公職選挙法違反で逮捕された田母神俊雄元航空幕僚長ら、並み居る強敵を抑え、211万票を獲得して見事当選した舛添都知事。この結果を見るかぎり、都民が舛添氏に大きな期待を寄せていたことは確かだよね。

※これはウソ。当時の東京都民は仕方なく舛添氏に投票するようマスコミの誘導されただけ。事実、舛添氏のマイナス情報は全て報道されなかった。それは前任者である猪瀬氏の5000万円よりも多い2億5000万円を政党交付金などで違法に返済した疑いがまったく報道されなかった事でも証明されている。最近でも舛添氏が新宿一等地を韓国政府に貸与した事件は、青山繁晴氏の言によれば、テレビではタブー視され正常に報道されない。

▼ところが、ここへきて、舛添都知事へのさまざまな疑惑や不満が噴出。大名旅行だと批判された、豪華海外出張に出かける一方で、舛添氏は、新宿区の都立市ヶ谷商業高校の跡地を、来年4月から東京韓国学校の増設用地として、韓国政府に貸し出す方針を発表したんだよね。

▼週刊新潮によると、新宿区が保育所整備用地としての借用を打診していたのに、舛添都知事の一存で、韓国への貸し出しが決定。事の発端は、舛添氏が訪韓した際に、パク・クネ大統領から支援を求められたからだとか。
▼人に頼まれたら嫌と言えない、そういう人なんじゃないの?舛添都知事は。もともと国際政治学者だし、何か考えがあってのことかもしれないし。

※このように、舛添擁護の傾向が強い。しかも舛添氏は住民説明会できちんと説明すると言っているが、実はその説明会を開く地域は韓国人と韓国に関係の深い住民が多い地区なので、舛添氏と韓国のヤラセにすぎない、という指摘も都民から出されている。(青山繁晴『虎ノ門ニュース』2016年4月28日報道)

▼舛添都知事への批判はまだまだある。週刊文春によると、去年4月からことしの4月11日までに、計49回、公用車で神奈川県湯河原町の別荘に行き来していたというんだ。都庁から湯河原までは、車で片道およそ1時間半。都内のハイヤー会社によると、往復で費用はおよそ8万円かかるとのこと。単純計算でおよそ400万円の税金が使われていると指摘されたことで、舛添都知事は再び批判の矢面に。最初は。
▼ちゃんとルールどおりやってるわけですから、だから全くそれは問題ないと思います。

※つまり、辞任しなくて済む安全な話題だから、マスコミがガス抜きのために一斉報道しているということ。その前の2億5000万円の違法返済を追求しないのは、助成法第十四条に明確に違反しているから。

※この問題をすり替える手口は佐村河内事件と同じ。佐村河内事件はNHKとTBSがドキュメンタリー番組に偽装したデマを拡散させて商売をした身体障害者詐欺事件だが、2016年5月15日現在、マスコミは詐欺事件をゴーストライター事件であるかのように問題をすり替えている。

▼として、今後も別荘通いを続ける考えを示していたけど。
▼月曜日、報道陣の取材に応じた舛添氏は。
▼原則的にもうこれは利用しないと、湯河原の施設にまいるときはですね。
▼あっさりと前言を撤回。まあ、最後まで意地を張らず、反省するところは反省したみたいだし、素直なところもあるんじゃないの?
▼ところが、今週発売の週刊文春が、舛添都知事、血税タカリの履歴と題する追及記事の第2弾を掲載。正月、家族で温泉宿37万円、自著100冊買い上げ10万円。美術品など900万円、3000円の散髪代、子どもの分も領収書。自腹のときはマクドナルドのクーポンで接待など。舛添知事の公私混同ぶりを紹介。中でも、舛添氏の資金管理団体、グローバルネットワーク研究会が、会議費名目で千葉県内のホテルに支出したおよそ37万円が、家族旅行だった疑いがあると報じており。これが事実なら、政治資金規正法違反の疑いもあるといが。
会見でこう釈明した。

※この文春の記事が、前述のような「舛添氏を批判するフリをした舛添擁護」でないかどうかは、今後、舛添氏の新宿都有地の韓国優遇貸与事件を追求するかどうかによって、判明する。

▼いずれも同ホテル内の宿泊していた部屋において、事務所関係者らと会議をしております。ただ、会議に使用していたとはいえ、家族と宿泊していた部屋を利用していたことから、ご懸念を招いたことにつきましては、反省をしております。
▼そこで皆さんに質問です。あなたは最近の舛添要一東京都知事のことが好きですか?

 


▼ああ、これは一色でございました。真っ赤だ。これはどっから嫌いを掘り下げますか。
▼ちょっとちょっと誰か。舛添さんの味方しようって人はいないの?
▼今回のことでは、裏切られたというのか、えーって思いました。
▼どこが一番問題ですか?何の件が一番問題ですか?
▼そら、ファーストクラスとか、そんなん、三日月、向こうのおばさんも言うてはるやんか、うちで正月のとこで会議してたって。
▼一応ね、部屋で会議してたんです。
▼そんなん通らへん、そんなもんで通らへん、通らへんって。とにかくもう辞めなあかんわ。もうほんま、あかん。辞めて。もう本当に。辞めなさいよ。
▼もう辞めなしょうがないやろ。
▼やっぱり辞めるレベルの話ですか?皆さん。
▼そうだと思う。
▼だってもう、完全に舛添イコール野々村ですよね。中身一緒ですから。
▼号泣はしてないですけど。
▼金曜日の記者会見のときに、やっと都知事になったんですとか言ってくれたらよかったのに、なんで。
▼絶対見たかった。号泣してね。
▼そうしたら急にね、好感度アップでね。
▼だって、誰とは言わないけど、前任者がたまたま5000万円もらっちゃったから知事になれたわ
▼国政やってるときは確かさ、新党改革?改革を旗頭にしてたわけでしょ。今もうそのみじんも感じられないよね。
▼改革作ったのは、自民党があのときに調子が悪くなったから、自民党にいたんだから。自民党から逃げ出して改革作ったんで、改革なんかする気もないんですよ。逃げてっただけなのよ。
▼そもそもじゃあ、国政をなんで辞めたかというと、その新党改革なる党が、要するに票が取れなくなっちゃったから。自分が当選できる見通しがなくなっちゃったから、ただの人になったわけでしょ。それがたまたま猪瀬さんの問題で。
▼僕が急に辞めちゃったから。変なことになっちゃった。
▼猪瀬さんはスイートルームとか、ファーストクラスは使ってたんですか?
▼もちろん使うときは使いますよ。
▼ファーストクラス使うというのは。
▼だから、舛添さんの言い訳がね、あいまいだからいけないんで、ファーストクラスとか、使うのは当たり前なの。当たり前というのは、もちろん喜んで使ってるわけじゃなくて、セキュリティー上の問題として、一番前の席に座らなきゃいけないの。SPと一緒に。それでファーストクラスがある飛行機はファーストクラスで、ボーイング787っていうのがあるでしょう。あれが一番大きかったんだけど、あれはファーストクラスがなくって。ビジネスクラスが一番先頭だからその先頭に座ると。それは新幹線だってグリーン車だったら、一番先頭の所に座っていると。そういうセキュリティーの問題だってはっきり言えばいいのね。例えばそのオリンピックの招致とか。
▼オリンピック誘致のために南米に行かれたときには、ファーストで行かれてますよね?
▼JALだったときかな。アナのときは787ですから。
▼スイートルームに泊まらないと、人が呼べないとかいうときもある?
▼スイートルームはいらない。
▼スイートルームはいらない?
▼こちら側から相手側を訪問するわけ。で、東京にいるときだったら都庁に相手側が訪問に来るわけ。ホテルに行かないから。だから例えばロンドンとかニューヨークにいたら、こっち、相手側からこちらに来ないから、こちら側から相手側に行くから。
▼だから要するに、スイートはいらないということですね?
▼そうそうそう。
▼猪瀬さんはスイートじゃなかった?
▼スイートもあった。
▼泊まりました?
▼それでだから、いや、それはいいのよ、泊まって。だからね。
▼なかなかいまいち説得力がない。
▼あのね。話が違うんだよね。
▼スイートルームの話じゃなくて、本当は20人もいらないって話。
▼そういう話。
▼そっちが本筋だよ。
▼20人も連れてく必要ないわけ。
▼そうだよ。
▼訪問の目的があいまいだと、いろんな人たちが入ってきちゃうわけ、役所の。訪問の目的がはっきりしてると、人数を絞れるわけ、テーマがはっきりするから。
▼僕は一番おかしいと思っているのは、毎週末、湯河原ですよ。しかもね、金曜日の夕方前のね、午後2時過
ぎにはもう退庁してるわけですよ。これね、都知事っていう職責上ね、そんな暇じゃないですよ。
▼これはね、湯河原に、定期的に行くということはね、48回か49回でしょう。1年に52週間ですから、ほとんど毎週ということですから、そうするとそれなりの警備態勢組まなきゃいけないわけ。危機管理体制を。3つあってね、1つは、緊急無線のアンテナを立てなきゃいけない。湯河原には緊急無線のアンテナは立ってないんですね。
▼ない?
▼それからポリボックスを建てなきゃいけない。これは何か、テロとかいろんなものがあったらいけないんでね。そしてもう1つは、緊急ヘリのりはっちゃくのかくにんをしておかないということなんでねその3つの条件を整えてないと、そこに常時、滞在することには、もしそうであればいけないっていうことになるわけね。
▼それもなかったということですよね?
▼それがやってないということは、こっそり行ってたってことなんでしょうけどね。
▼文春はね、2弾で終わらないと思うよね。文春というのは、最近の文春っていうのは、大体3弾まである。
▼研究してる。
▼これはそうです。国会質問の極意でもあるんですよ。1の矢、2の矢、3の矢で仕留めると。
▼なるほど。
▼一番最初に強い矢を打っちゃう、国会の論戦ではだよ、一番最初にはちょっと弱い矢、次、もうちょっと強い矢。最後にとどめを刺す矢を。
▼ということは、会見を前倒しして、努力をして、都民の信頼を回復させたいとおっしゃったあとに、第3弾のとどめが出るということですか?
▼やっぱりね、体質的に東大官僚なんですよ。だから、そういう上から目線的な所に対して、都庁の組織はね、相当やっぱり、もうね、ノーを言ってるんですよ。ものすごく裾野は広いですよ。
▼残念です。もうこうなったらね、今、もういっぺん都知事が辞めたら、ぜひ選挙に、猪瀬さんに出ていただきたいんだけど。公民権停止中なんで。
▼忘れちゃだめです。今、みんなこうやって盛り上げているけど、猪瀬さん辞めたときに全員ぼろくそ言ってた人たちです。
▼聞きたいんですけど、猪瀬さん、次立候補できるの何年以降ですか?
▼分かんない、それは。それに、それは、僕はもういいよ、それは。
▼でも、そうなったら、次、出られるタイミングになったら、出たいでしょう?やり残したこといっぱいあるでしょう?
▼具体的にどういうことをやったらいいのか、今、大阪府市特別顧問をやってるじゃない。具体的に提案してるじゃない、今、いろんなことね。だからそうやって、提案して、ビジョンを出していけばいいわけで、だから、あなたもかんけいあるんだから。
▼いや、私は関係ないですよ。私、関係ないです。
▼それでね、あのね、2020年東京オリンピックやろうというふうにやって、希望を作ってきた国に。今度、大阪で2025年に大阪万博をやって、国家目標を作っていかないと、そういうプランを出していく役割の人が。
▼2025年大阪万博、私は賛成です。ぜひやりましょう。一緒にね。
▼20年と22年と。
▼よろしくお願いします。そしたら、次は東京都知事じゃなくて、大阪府知事ですね。
▼その手が。
▼もう、そういうところに無理に落とさなくっていいから。
▼ありがとうございました。
▼ハネムーンでも大人気のこの国なんですけれど、実は、危ないという緊急レポートが入っているんです。何が起こってるんでしょうか。

 


<オーストラリア>

▼4月26日、オーストラリアのターンブル首相は、日本、ドイツ、フランスが受注を争っていた、次期潜水艦の共同開発相手に、フランス企業を選定したと発表。日本は世界最高水準とされる、そうりゅう型を提案していたが、選ばれることはなかった。
▼しかし、軍事ジャーナリストの井上和彦氏は、さらに残念なことに、オーストラリアは今、中国化が進んでいると指摘している。
▼万国ラブラブショー。
▼オーストラリア、あなたは好きですか?嫌いですか?
▼好き、嫌い、好き! 嫌い。

▼独自の進化を遂げた動物たちや、圧倒的なスケールの大自然が満喫できるオーストラリアは、日本人のハネムーン先としても大人気。ハネムーンといえば、安倍総理とアボット前首相は、蜜月関係といわれ。昨年1月には、日豪EPA・日本・オーストリア経済連携協定が発効され、日豪関係はより緊密になり、貿易も盛んになっている。今回の潜水艦受注も、日本の勝利が確実視されていたんだけど。
▼ふたを開けてみれば、選ばれたのは、フランス企業。この判断で、日本の最新鋭潜水艦の調達に反発してきた中国を利する事態となり、南シナ海の軍事拠点化を強行する中国を、アメリカ、オーストラリアと共にけん制しようとしていた日本政府の戦略にも、誤算が生じる結果に。
▼実は親中派とされるターンブル首相の登場以来、オーストラリアは中国と急接近していて。もし日本の潜水艦が売れていたら、日本の技術が中国へ筒抜けになっていた可能性すら指摘されているとか。でも、オーストラリアは観光だけでなく、留学やワーキングホリデーも根強い人気だし。
▼シドニーは名古屋市と、メルボルンは大阪市と、ブリスベンは神戸市とといったふうに、友好姉妹都市関係を結んでいる都市もたくさん。また1990年代から日本語ブームが起きていて、日本語熱も高いとか。
▼しかし、現政府は中国にシフトしていて、井上さんいわく、オーストラリアは急速に中国化しているとのこと。ここ最近、中国人の移民の数も増加しており、新しいマンションが建つと、すぐに中国人が購入してしまう。
▼さらに、昨年10月にオーストラリア北部準州政府が、アメリカ海兵隊の駐留地でもあるダーウィン港を、中国のインフラ関連企業に、99年間貸し出す契約を結んでいる。オバマ大統領はこれに反発。ニューヨークタイムズも、中国はアメリカとオーストラリアの海軍活動をスパイする最前線を購入したと報じているとか。オーストラリア、まじで何考えてるの?
▼そこで皆さんに質問です。あなたはオーストラリアのことが、好きですか?

 


▼割れましたね。好き、1、2、3、4人いらっしゃって、3人は嫌いとおっしゃってますね。
▼小島さん、オーストラリアから。
▼オーストラリアでね、今、子どもの長期留学なんで、家族ですんで、私は働き手なんで、行ったり来たり。
▼どうですか?優しいですか? 親切で。
▼人口が190万で、のんびりしてるというのもあるんですけど、皆さん機嫌がよくて親切で、わりといろんな国の人がいらっしゃるので、わりとなんでしょう、多様性に寛容な。
▼なんですか?そのビキニがって。
▼これね、そうなのよ。私ね、例えば日本で、そういう逆ギレ写真集も出しましたけど、日本だと、かわいくも若くもなくて、子持ちがビキニ着たりすると、痛々しいとか、勘違いとか言われるでしょう。オーストラリアなんて、おばあちゃん、ぼよんぼよんってビキニ着てても、誰も何にも言わないし、がりがりの中年女が着てても、ずいぶん自由でいいな、楽だなって。
▼日本はそうじゃないの?
▼今もう大変じゃないですか。やれ、ちょっと美容に気を遣うと、あら?美魔女痛いとか。好きな服着ると、年がいもなくとか、別にいいじゃん、お前のために着てんじゃねぇよって。好きな服ね、いいじゃないね。
▼さも去りながら、もともとオーストラリアってね、本質的に白人至上主義。
▼僕は取材でかなりひどい目に遭ったことがあって。
▼白豪主義時代ですか?
▼僕は南アもそうだし、アメリカの南部、それからオーストラリア、やっぱり、白人の本質的な差別感っていうのをやっぱり相当感ずることが相当あって、中国人を大事にするのは、お金を持ってるからだという部分。
▼竹田さんなんですか?
▼ターンブル政権も言っていますよね、南太平洋の中でオーストラリアはちゃんと生きていかなくちゃいけないって。
▼竹田さんなんですか? 殺していいですかって、これね、誰の発言かっていうとね、オーストラリアの国営放送のレポーターが、中豪日本大使に対して、彼らは、調査捕鯨とかに反対してるわけですよ。反捕鯨ですから。そこでなんと言ったかというと、日本人を調査するために、日本人を殺していいですかって、ターン氏に直接インタビューしたんですよ。
▼その質問はひどいわね。
▼そういうめちゃくちゃなことする。国営放送がやる。日本は敗戦国であって、やっぱりガダルカナルとか取られて、すっごい怒ってるわけですよ。やっぱりそういういちもつも、ふたもつもあって、やっぱり日本に対してやられたという、ちょっとそこは警戒しておかないといけないですね。
▼どうですか?井上さん。
▼いろんなご意見あると思うんです。それで安全保障上のパートナーとしては、もう好き嫌いかかわらず、ここの国としっかりとタッグを組んでいかないと、アメリカと3か国が太平洋を守っていかなきゃいけないという、こういうふうな安全保障上のパートナーになるんですけど、実際、行ってみたら、確かに驚いたんですよ。今回、シドニーのほうの郊外でですね、トラストフィールドっていう所に行きましたら、そこで要するに、また慰安婦像の問題が出てきたんですね。人口4万人の。
▼この町?
▼小さな町ですけど。駅前のこの広場はもう本当僕もね、怒ってるんですけど、これ。ねっ。怒りの表情で、ここ、こんな所に慰安婦像って、なんの意味もない所なんです。ただ人口の30%、約1万人が中国系、韓国系、これで、日本人は子ども合わせて70人しかいないんです。彼らのほうは、永住権持って、選挙権を持ってるんです。ところがここの特徴はですね、韓国人が主導ではなくて、中国人が後ろから押してるんですよ。中国人が、ほら、行けみたいな感じで、やっていて、実はここでですね、計画が持ち上がったときの、この慰安婦は、これなんとですね、3人娘、スリーシスターズっていうのがありましてですね。これ。
▼この図ですか?
▼なんかマリア様みたいに見えて、キリスト教の国みたいにマリア様みたいに見えるんですが、このスリーシスターズ、実はこれね、どれがどれだか分かりませんけど、中国人、韓国人、オーストラリア人。オーストラリア人って慰安婦、関係ないやないかっていう話なんですけど、こんなのが出てきて、70人ぐらいの地元の人たちが、これはだめだということで、やっぱり公聴会なんかも開きながら、やっとオーストラリアの人たち、要するにオーストラリア、地元のオーストラリアの人、それからアメリカの人、こういった人たちが、アメリカに移住してる人たちが、これは関係ない話だろうと。なんでこんなものを作るんだと、要するに、銅像を作るための法令なんかにもこれは違反すると。しかもこういうことをやると、日本人がこれから差別されるということで、これはいけないということで、これがおじゃんになったんです。
▼そういうオーストラリアに、かなりオーストラリア人自身がへきえきしているのは最近出てきてるわけです。▼そのとおりです。
▼うちの妹、実はオーストラリア人と結婚して、向こうに暮らしてるんですよ。今の件もそうなんだけど、無用に韓国や中国が、そういうことを言うことに対しては、オーストラリア社会の中では多文化共生に対して、これじゃあ、みんなで仲よく暮らせないじゃないかという…はかなり出てきてますね。
▼ありますね。
▼じゃあ、ターンブル氏がね、親中なのはこれは間違いないんです。なぜまちがいないのかっていったらもちろん身内に中国人がいるとかっていうのもあるけど、一番何よりの、にとってのネックは経済がないんですね、あの国は。資源を輸出するしか、ある意味では脳がない国だから、それが中国依存だったわけですよ、今まで。その中国がこけるということはもう、これはたまったもんじゃないし、なんだかんだ言って、中国と結び付きを深めてきた。
▼先ほどVTRが出てきましたけれども、ノーザンテリトリーの豪州北部州っていうふうに言うんですかね。
▼あれはノーザン。
▼まずはノーザンテリトリーという州は。でもあれは、州が売っちゃうっていうのと、連邦政府の連絡が。
▼このダーウィンがどこにあるかっていうと、ダーウィンが99年間、99年間中国企業に貸すっていうんですよ。これ、契約しちゃった。10月ですよ。これって、ここはこれご覧のように、中国の戦略の線の第2列島線の真下に当たるんですよ。で、ここ、大事なのは、アメリカ海兵隊が、実はこの拠点にしている所なんです。アメリカ海兵隊がグアム、ハワイ、沖縄、このダーウィンに司令部機能を持たせようと。将来的には2500人ぐらいの規模の軍隊を置こうとしてるんですけど、そこに持ってきたもんですから、これはもう世論調査でも、オーストラリアの人たちは皆さん、やっぱり危機感を持って、90%の人たちは、これは危ないと。オーストラリアのメディアのほうは、今の先ほど出てきておりましたけれども、中国、この中国企業というのは、人民解放軍のフロント企業だっていうことを言ってるんですけども。
▼州政府が決めちゃったんですか?
▼そう、国が決めた。
▼連邦のほうは、それ、なんで気が付かなかったの?
▼連邦は、もう決めちゃってる、決めてるから。だからもう、これはもうどうにもならない状況になっているわけです。この4月です、先月・4月の15日、16日に、ターンブル氏が代表になって、1000人のビジネスマンを訪中団送ったんですよ。これはもうですね、×××の顔負けの親中ぶりですよ。その中国企業に、1000人送り込んだ翌月、つまり今月、5月に例の潜水艦選定なんです。中国がなんで圧力をかけたのか。あるいはフランスの企業、フランスのものじゃないかと。違うんです。これね、実はフランスの潜水艦を選んでるんですけど、これ、青写真。なんにもできてないんですよ。まだ設計図もなんにもないんですよ。フランスが何を言ってるかっていうと、全部、オーストラリアで造ってかまいませんよと。
▼雇用がね。
▼うち、設計図を引いてあげるから、2500人から約4000人ぐらいの雇用が確保できますということを言った。7月の、2か月後、7月の2日に総選挙があるんです。ここで、自由党のターンブル氏は、勝たなきゃいけないんで、この雇用確保っていうことで彼は訴えました。
▼中国寄りっていうのも、南太平洋の安定とか、今後のアジアの安定を考えての上での中国寄りということですからね。
▼ただね、出来てない潜水艦を決めるっていうことは、出来るまで時間稼ぎができちゃう。それで中国は、海洋進出ができる。
▼南シナ海に関しては。
▼そんなところで、情報が全部抜けるよりも。
▼それはよかったです。ただおもろいのは、パナマ文書の中に、このターンブルの名前が出てる。
▼でもそれも…。
▼でも名前が出てきただけで、それは、パナマ文書に関係あることに、当時、役職に就いてたけど別に今、やってないっていうだけで、名前が出ただけで。
▼そんな言い訳通んないよね。
▼そんな守らなくてもじゃないですか。
▼名前があるって。名前が載るだけでろくなやつじゃない。
▼この人は中国の味方だって言ってただけで、その人を悪く言うのは…。
▼なんでそんなに肩を持つの?
▼どうしてそんなに中国のことをみんな悪く言うのって。
▼悪いもん。
▼すみません。中国を好きなやつはみんな嫌い、中国に少しでも理解するやつはみんな嫌いって、それ、おとな気ないよ。もうちょっとさ。もうちょっと冷静に考えを。お互い引っ越せないんだしさ、中国も日本もオーストラリアも。
▼引っ越してほしい。
▼引っ越してほしいわ。
▼もうちょっと冷静に、好き嫌い。きょう感情だっていうけどさ、嫌いだったら何言ってもいいとかやめようよ。
▼続いては、本当に大統領になっちゃうかもしれないあの人は好きですか?嫌いですか?

 


▼われわれの目標は単純だ。偉大なアメリカを取り戻す。
▼アメリカ大統領選の共和党指名候補争いで、不動産王、ドナルド・トランプ氏の指名獲得が確実となったが。▼大企業などからの献金もなく、みずからの資産で選挙運動を行っているから、言いたい放題。その率直な物言いが、本人が大富豪であるにもかかわらず、日々の暮らしに不満を持つ白人の中間層から大人気なんだとか。
▼万国ラブラブショー。
▼ドナルド・トランプ氏、あなたは好きですか?嫌いですか?

▼トランプ氏は日本やドイツ、韓国などに駐留する米軍の駐留経費について。
▼すべての経費を彼らが支払うべきだ。
▼と、語った。これに対して菅官房長官は。
▼日米同盟は、日米いずれかのみが利益を享受する枠組みではない。
▼と、不快感を示してぷんぷん。オバマ大統領も。
▼大統領選は娯楽ではない。リアリティー番組でもない。
▼と、強く懸念。いろんな人の怒りを買ってるよね。
▼それでも、トランプさまさまと感謝しているのが、アメリカのマスメディア。実はアメリカの放送局には、日本みたいな政治的に公平な報道の義務がないため、ほかの候補者をメインに取り上げず、連日、トランプ氏の過激な言動ばかりを取り上げて、視聴率アップでうはうはなんだって。
▼いろいろ言われても、アウトサイダーのトランプ氏の過激な政策を巡っては、共和党主流派に根強い反発があって、このままでは共和党が分裂するかもといわれるほど、すっごく嫌われている。
▼今、民主党の指名獲得が確実視されているのが、ヒラリー・クリントン前国務長官なんだけど、現時点でほとんどの世論調査は、クリントン氏が支持されているんだって。
▼このことについてトランプ氏は。
▼ヒラリーは支持集めに、女性カードを使っている。
▼と、批判。さらにヒラリー氏の夫、ビル・クリントン元大統領の過去の不倫問題を蒸し返して。
▼この国の政治の歴史上でも、ビル・クリントンほど女癖が悪いやつはいない。
▼って、こき下ろしてる。
▼でも、そういうあなたも自分の浮気が原因で離婚したこと、あるよね?
▼思えばこの人、メキシコ人を閉め出せと言いつつ、タコスが好物だと言ったり、再び世界の警察を目指すと言いつつ、各国へ自主防衛を押しつけようとしたり、矛盾した言動が気になるんだけど。
▼そこで皆さんに質問です。あなたはドナルド・トランプ氏のことが好きですか?

 


▼あっ、好きという方が、どちらでもないがお1人だけれでも、お2人ですね。皆さんほぼ嫌い?
▼こっち出ますかね? こちらのお3方はね、3人ともご覧のように。
▼好き。
▼3人とも好きらしいですよ。何なんだろうな、これな。一番好き、嫌い出してない、宮家さん、なんですか?意味が分かんないんですけど。ダークサイド覚醒の結果で原因ではないって、どういう意味ですか?それ。
▼アメリカの国内で格差が広がる、そして白人男性、ブルーカラーの低学歴がどんどんどんどん没落をする。その怒りがワシントンに向かう。そして、もちろん、ヒラリーも分かってるわけですが、その声を代弁するのがこの人ですよ。ですから、私がダークサイドって呼んでるんだけど、ダークサイドが覚醒してるんです。それがあるから、トランプが出てくるんであって、トランプが出てきたから、ダークサイドが覚醒したんじゃないんです。ということは、これはアメリカそのもの、アメリカの内政そのものが今、大きな大きななんて言うのかな、激動の時代を迎えているっていうことですよ。激変なんですよ。
▼でも私は嫌いなんです。どうしてかっていうと、ポピュリストで、はっきりいって、バラエティー番組の司会者ってことでしょ、彼は。それとプラス大金持ち。だから人気があるんだろうと思うけど、じゃあ、政策として一貫してるかっていったら、全然一貫してなくて、例えばメキシコにしろ、中国にしろ、日本にしろ、貿易障壁は高くして、高関税を課そうみたいなことを言って、一方、アメリカ、ファーストで、強いアメリカを取り戻すって言ってるわけですよ。貿易障壁を高くして、強いアメリカは取り戻せません。なぜか。それは単純明快で、iPod見たって、iPhone見たって、あの中には中国や日本の部品が入ってるんだから。つまりアメリカだけで全部やろうって言ったって、アメリカだけが豊かになるっていうことはならないんですよ。ということは弱くなるということですね。だから強いアメリカは取り戻せない。
▼そんな難しいことをトランプに言っても分からないよ。
▼もうちょっと適当、適当じゃないけども。
▼ただなんだっけ、ロイター通信の最新全米調査は、ほぼ並んだって言ってるね。ヒラリーとトランプが。っていうのは、ヒラリーさんのあの秀才面したポリティカルコネクトネス。ああいうね、間違いじゃないんだけど、当たり前のことを当たり前に言う。どんどん人気が落ちていますよ。やっぱりアメリカには、ジャクソニアン・デモクラシーのああいう伝統があるから、やっぱり息詰まったときには、こういう人が出てきて、ガス抜きをしつつ、なんだろう、大きな転換をする。日本はそれを利用して、こんな主従関係のね、属国みたいにされてるところを、転換していけばいいんですよ。だから僕は変わったほうがいいという意味で、トランプは、僕は大賛成だな、僕は。
▼あのね、アメリカの大統領選挙っていうのは、基本的には南北戦争っていう19世紀の、あれの繰り返しをやっている王様選びなんだよね。南北戦争で、成人男子の4人に1人死んでるんだよね。内戦ですよね。内戦を4年に1回、内戦をやって、そして先ほど宮家さん言ったように、いろんな人たちのそこに沈んでいるものを全部出して、そしてかくはんして、1年間お祭りやって、そして吐き出して、王位継承戦ですよね。それをかくはんするのが非常に上手だから、全部、これ吐き出させると、またどこかで安定するっていうか、王権の正統性みたいなものが生まれるわけね。日本の場合はそういう4年に1度の内戦みたいのがなくて、選挙あってそれがただ総理大臣が選ばれるだけで、総理大臣がどういう人でどういう政策かっていうことを一年中やったりするような、そういうあれがないから、政権に正統性があるかないかよく分からない。
▼おもしろいと思うのは、今、日本のいわゆる護憲派だとかね、憲法9条は世界の宝なんて言ってる人たちは、日米安保条約で在日米軍がいるということは、もう大前提なんですよ。それにはなんにも触れないでね、そして憲法9条は世界の宝と、こうやってるわけですよ。しかし、もしこのトランプが大統領になればね、在日米軍費を全部持てと。持たなきゃ、もう引き上げると。日米安保条約解消だと。どうするんですか? 憲法9条で、丸裸になっちゃうわけですよ。中国っていうのはね、ベトナム戦争でアメリカが近寄ると、もう、すぐ出てきたでしょう。フィリピンで米軍基地なくなると、またこれ、南のほう、南シナ海に進出する。とにかくね、米軍だとか、ソ連の軍隊がいなくなると、全部進出してるんですよ。もしそうなればね、尖閣なんて一発ですよ。ですからね、そういう意味じゃ、今の平和ぼけの目を覚ますという意味でね、トランプの役割というのは非常におもしろい。
▼おっしゃるとおりだとは思いますけど、筆坂さん、共産党で粛清されてなくて、それ言えましたですか?
▼言えないです。
▼日本共産党は、日米同盟いらない、自衛隊いらないなんだから、トランプさん万歳と、トランプさん、ウェルカム。ぜひ大統領になってもらいたい。
▼そうです。
▼これを言わないとおかしいで
▼これは小泉さんが出てきたときとか、レーガンのときとか、橋下さんとかよく似てる。
▼一応ちょっとことしの半年後に答え合わせができますから、一応ここでですね、問題出しときます。皆さんに伺います。最終的にトランプ、アメリカ大統領があるかないかで、手挙げてもらいます。トランプが大統領になると思う人、手を上げてください。意外といるな。
▼多いですね。
▼猪瀬さん、1、2、3、4、5、今のこの映像はフィックスして、半年後に答え合わせします。
▼辛坊さんね、トランプの可能性があるって言ったのは、去年の10月だったかな。プーチン大統領なんですよ。スパイでしょう。ねっ、そしてずっとシーズン上がってきてるでしょ。本選挙に行ったとして、そしてプーチンが仕掛けたら、例えば。
▼仕掛ける?
▼仕掛けたら。例えば、アメリカ国内でテロとか何かがあったら、トランプで、ぱんといく可能性がある。
▼逆に、トランプ暗殺なんていうのもあるかもしれないね。
▼あるかもしれない。
▼でも大統領になったらね、今の発言どんどんひっくり返したりっていうのも、考えられますけどもね。
▼もう徐々に変わりますよ。党大会でもね。
▼いくらトランプ旋風が吹いたとしても、あれをね、大統領に決めるほど、アメリカ人はあほじゃないと。
▼そこは危険、本当に危険だと思っているけども、ただね、1つだけ、やっぱりさっきから皆さんが言ってることの当たってることは何か。アメリカが仮に引いて、米軍が引いて、日本も韓国も核持てばいいんだと、こう言ってるわけでしょ、トランプは。このことについて日本人は1回真面目に考えたほうがいいわけで、核の傘に今までいたっていうことを全く棚上げして平和論だけ言ってきた人たちはいっぱいいるわけじゃないですか。ここだけは僕はトランプの言を受けて、議論するべきだと思いますよ。
▼そうそう。いっぺんね、某沖縄県知事ね、もう全部米軍基地、一斉になくなって、海兵隊員が1人もいなくなるっていうのを想定しながらしゃべってますか?って聞いてみたいんだけど、誰か聞きに行ってくれませんかね?
▼行きます、僕。
▼行ってくれますか?
▼本当、行きたいです。
▼鈴木宗男さん連れていってください。
▼私はね、昔は北海道、沖縄を面倒見てましたからね。
▼もう1回これですか。続いては、親日家が多いといわれているこの地域、皆さんはお好きですか? いかがですか?

 


<台湾>

▼熊本県で起きた地震で、台湾は6500万円もの寄付を表明。今月20日に新政権を発足させる民進党も、およそ340万円の寄付を行うなど、台湾は、東日本大震災のときと同様に、募金の呼びかけや速やかな救助隊派遣など、手厚い支援を実施した。
▼台湾に親日家が多いことは、以前から広く知られているが。
▼万国ラブラブショー。
▼台湾。あなたは好きですか? 嫌いですか?
▼好き!嫌い。好き。

▼卓球台2台の広さで、島の定義に適合するかどうかは、極めて大きな論争がある。先月25日、海上保安庁が沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域で、違法操業していた台湾漁船1隻を拿捕した。
▼この問題を受け、台湾の馬英九政権が、沖ノ鳥島を国連海洋法条約で、排他的経済水域を設定できる島ではなく、設定できない岩だと主張し始めたんだよね。
▼これまで台湾は、日本への配慮から沖ノ鳥島を、国際法上の地位について争いがあるとしつつも、岩だとの明言は避けていたんだけど。まもなく退陣する親中派といわれる馬政権は、ここにきて、中国や韓国と同様の立場に転換。対日重視を掲げる次期政権をけん制するねらいがあるっていわれているよね。
▼一方、親日派ともいわれ、今月20日に総統に就任する民進党の蔡英文主席は、対日関係は友好的であり、今回の騒動もうまく解決できると信じていると語り、馬政権下で解決できなかった場合も、日本との協議を続け、早期収束を目指す姿勢を示している。
▼ただ、馬総統は、沖ノ鳥島の排他的経済水域の設定について、日本側と共通認識が得られない場合、ハーグの常設仲裁裁判所への提訴を検討すると、表明しているんだけど。
▼そこで皆さんに質問です。あなたは台湾のことが好きですか?

 


▼皆さん、金さんがいらっしゃらなくても、皆さん、好きと。皆さんですよ。
▼台湾があっての日本ですか?
▼これは感情、ハートじゃないかもしれないけど、やっぱり台湾があそこに台湾としていてくれてるから、日本が成り立ってるって、日本国民全然分かってないっていうか。
▼地理的、地勢的に。
▼地理的に台湾がもし中国になったらどうするのって。南シナ海以上の問題ですよ、これ。あそこ、タンカーも何も通れなくなっちゃうんだから。
▼私に台湾のこと、僕一つ言わせてください。アメリカと日本の違いだけひと言言いましょう。台湾は国家じゃないけど、アメリカは1970年代の最後にね、台湾関係法というのを作ったんです。そして国内法で台湾との関係をちゃんと定義して、義務を課したんです、政府に対して。
▼事実上の同盟ですよね。
▼しかし、日本は台湾関係法を作らなかった。よきにつけ悪きにつけ。この違いはね、やっぱり大きいんですよ。
▼それは外交に詳しい宮家さんに伺いたいんですけど、作らなかったんですか?
▼おそらく当時の自民党は、そこまではできなかった。
▼だって当時の空気はね、台湾の話をするとね、なんか右翼みたいな扱いを受けるみたいな社会的な空気はありましたよ。
▼そういうね。だってせいろん会とか、そういうのとか、あと安倍さんのおじいさんの岸さんとか、本当に限られた人でね。
▼先ほど言われた、1979年、台湾関係法の、この問題の5条、6条のところでも、もし台湾に、有事、何かがあったときには、アメリカ軍が武器を供与し、派遣するってなってる。これ、国内法なんです。国内法が優先されます。当然、これは同盟関係で、だからアメリカが自分とこの兵器を彼らに売るんです。もし、こんなの中国に取られたら、アメリカも兵器の秘密は、全部中国に持っていかれるんで、だからアメリカは絶対に手放さないって、こういう理屈なんです。ところが日本の場合は、これが全然できてないので、経済交流だけということで、経済交流を水面下でやってきただけの話だったんですよね。
▼ざこばさん、台湾に行って嫌な思いしたことがない?
▼皆親切やしね。今から50年くらい前かな。
▼そんな前に行きましたか?
▼前、いや、結構、日本にいてたから、経済エリアじゃないけど、向こうでは、日本人ごっつい金つこうてましたわ。日本に皆大体ね、テレビ1台ずつは、皆持っていってま
▼いや、この間ね、名湯温泉というがありますね。日本人が開拓した、もう日本風の旅館がだーっと並ぶ所が。▼温泉街?
▼まあまあ台北から地下鉄で20分ぐらいの所に、これが本当に日本風の温泉で、あるんですよ。そんでね、中国からの観光客が、裸でバスタオル一つで、エレベーターに乗って、おう、大浴場はどこやっ! っていうのを、わーわー言うてる。それで聞いたら、最近ちょっと大陸からの客に困ってまんねんっていってね。
▼波がね押し寄せてますから。
▼言うてはりましたけど。
▼日本人が忘れたよさみたいなものが逆に台湾にはあって。
▼日本のひなびた温泉宿の雰囲気がね。
▼携帯、タクシーに忘れたら、ちゃんと交番経由、それからあれだ、警察署に届いてて、すぐ戻ってきたりとか、うちの娘が、今、台湾に留学しているんですよ。そうするとちょっと大きな荷物を持ってると、階段とか上るときになると、一緒に持ちましょうかって言ってくれるのね、男性とかが。それでうちの女房がそれを見て、あれ、若いから声かけてんだよねと思って言って、焼きもちやいてたら、うちの女房が持ってても声かけてくれる。すごい、本当に親切。日本人に。
▼この間友達が、赤ちゃん連れて台湾に住んでいる友達の所に遊びに行ったんですね。そうしたら、私、台湾行ったことないんですけど、そしたら台湾は、子連れで歩いててもどのお店も、ものすごい親切で、道に歩いている人もみんな親切で、日本で子育てしてるときに、ごめんなさいって、肩身の狭い思いをしてるのが、信じられないって。あんな子育てに優しい国はないって言ってました。
▼台湾人見習ったほうがいいんですよ、日本人がっていうぐらい親切。
▼この番組、
▼別に台湾を褒めてるだけ。
▼褒めてるだけ。


▼もう一度ご覧になりたい方は、あす月曜日、yтbマイドで。

 

最終更新:2016年05月19日 20:55