世界生物年鑑

哺乳類

主にイクファターナ(北方)大陸に生息する。ほとんどが家畜化され、野生種はほとんど絶滅している。

  • ロードレスギャロップ
ロードレスランド固有種の野生馬。黒毛。通常の馬の1.5倍から2倍の体格を有する。
非常に気性が荒いが、調教されれば忠誠心の強い戦馬となる。
ヘファイスティオン王3世が遠征に愛用した騎馬もこの種である

ザルバチヤマネコ

タヴェリア北部のザルバチ山地最深部に生息する野生種の猫。猫獣人と共通の祖先を持つと考えられている。知能はかなり高く、ボス猫を頂点とする階級社会を持つことが研究の結果判明している。独自の言語に近い音声によるコミュニケーション能力を持ち、学習すれば人語を解することもできる。かつては平野部を含むタヴェリア北部で広範囲に生息していたが、警戒心が強く、また、乱開発や密猟者による乱獲で個体数が激減しており、現在ではほとんど見ることができない。

ヤードギンオオカミ

ヤード平原に生息する野生のオオカミで、銀色に輝く見事な毛並みが特徴。その美しさからイクファターナ各国の神話にも登場するなど、神の化身として崇められた。しかし家畜被害が古くから顕著であり、人身被害も珍しくないことから、ヤードゴニエ連邦当局による駆除政策の対象となり、絶滅寸前まで追い込まれている。



鳥類

馬鳥

二足歩行の鳥類。飛ぶことはできないがある程度の荷運びなどが出来る。時速70kmと馬のように速くはないが持久力があり荷物の持ち運びに重宝。馬の生存に適さない地域では騎兵などとして軍事利用されている

山馬鳥

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二足歩行の鳥類。馬鳥を品種改良して生まれた生き物。役割は馬鳥とあまり変わらないが山岳地帯での高低差あふれる大地を闊歩する強靭な足腰をもつ。

飛行馬鳥

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後ろ足が退化し前足に羽上のものを持つ。短距離ながら飛行することができる馬鳥。軍事転用され、弾着観測、偵察、救出などを目的とする。

ビチェロ

ソフィア王国地方に生息する固有種の鳥類。7~8歳児程の大きさになる鳥類。ニワトリの様に沢山の卵は生まないが、肉質はよく美味であり、頑強で農作業の補助に用いることも出来る。育成しやすいため農村では大抵複数羽がニワトリと共に飼育されている。

魚介類

ハイイロオオイワシ

全長40センチにもなる巨大なイワシ。タヴェリア周辺海域に多数回遊している。身が大きく、食用に適しており、産卵期の卵は珍味として重宝されている。

リベルニアシュリンプ

通称・タイヤ海老。リベルニア地方近海で取れる大型の海老。車のタイヤのような黒い甲殻に円状に丸まった形態が特徴。身が引き締まっており、イクファターナでは高級食材として珍重されている。


昆虫類

ソフィア裂頭条虫

ソフィア裂頭条虫はネズミ等小型哺乳類を終宿主とし、人は本来の宿主ではない。ソフィア裂頭条虫が人体に寄生すると無秩序に増殖し、人体全体に転移する。寄生されたヒトは幼虫移行症を発症し、視力低下、悪心、腹痛、頭痛、運動障害、食欲低下、吐き気、神経過敏、肺炎、喀血、精神錯乱などを発症し、最終的には死亡する。現在有効な治療方法はなく、外科的に虫体を全摘出する事により治癒可能と考えられているが、脳にも転移するため、完全な治療は困難である。

タヴェリア住血線虫

ネズミを終宿主、ナメクジ・カタツムリを中間宿主とする寄生虫。中間宿主によって汚染された食品を食することによって感染し、2〜35日(平均16日)の潜伏期の後発症し、患者は微熱から中等度の発熱、激しい頭痛、項部硬直、悪心、嘔吐、脳神経麻痺などを示し、さらに筋力の著しい低下、知覚異常、四肢の疼痛などを示すこ ともある。その他、複視、運動失調などを示す 場合があり、感染虫体数が多い重篤例では昏睡に陥ったり、死亡する場合もある。タヴェリアオオカタツムリに多く寄生しており、加熱が不十分な場合や、それの這った食品を食した場合、また触ったまま鼻孔口腔に触れた場合に感染する。

スッパダカゴキブリ

スッパダカ島に生息するゴキブリであり、ゴキブリ種としては世界最大級の25cm。巨体の割に早く動けるが、寒さに極端に弱い。かつてはタヴェリア全域に生息していたが、紀元前3世紀の小氷河期に大陸部の種は絶滅したといわれ、当時の地層からは化石も発見されている。スッパダカ島では食用として食べられている。

アフトクラトラススコルピオス

ロードレスランドの砂漠に生息する固有種。いわゆる皇帝蠍と呼ばれ、1m~2mほどにもなる巨大蠍。肉食で非常に獰猛で、砂の中では俊敏に動ける。
狩りのために砂の中や岩陰などに待ち伏せし、側を通った所を襲う。
下手な甲冑では貫通してしまうほどの強靭な針を尾に持つ。針に有毒性はない。鋏使いは不器用で尾の針のみ気を付ければよい。
ユルキア王国内でも生息が確認され注意喚起がされている。
食用として利用することができ、ぷりっとした身が煮ても焼いても揚げても美味である。捕まえることができればだが。生食は当るとまずいのでお勧めしない。

軟体生物

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最終更新:2019年05月02日 22:30
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