デュエリスト毎の周回デッキについてはレジェンドデュエリストを参照。
周回デッキ
周回デッキとは、スタンダードデュエリストやレジェンドデュエリストとデュエル(周回)する際の時間の効率化や高いデュエル評価を得ることを目的としたデッキである。
特に、デュエル頻度の高いスタンダードデュエリストや報酬の良いレジェンドデュエリストレベル40での重要度が大きく、研究がもっとも盛んである。
ほとんどの周回デッキはコンピューターAIの穴のをついたものであるため、AIが修正されることによってその周回デッキが機能しなくなるということもある。
周回デッキの基本
基本的にはこの状況を作れば負けることがないという状態にもっていくことが前提となる。
その状態にいかに安定して持っていくことができるかが最大の論点となる。
そのためには相手のデッキはもちろんAIの行動について深く理解する必要がある。
デュエル評価について
もし評価スコアが足らない場合は評価をよくするために構築を変えることも考えられる。ただしスコア向上を考えすぎると安定性を損なう可能性がある。
詳しくはデュエル評価を参照。
デッキボトム対策~
フィニッシュパーツに罠カードなどラストターンより前にこなくてはいけないカードを採用するときはデッキボトム対策が必要。
デッキボトムを更新でき、デッキ圧縮できる《水晶の占い師》やサーチカードなどを採用しておくこと。
基本型
ロックにはさまざまな型がある。それぞれの型には条件が存在するため、相手のデッキ内の構成に合わせる変える必要がある。
大きく分けて高ステータスでロックする型と効果によってロックする型に分けられる。
高ステータス系
高い攻撃力、守備力を持つモンスターとして壁を作り、ロックを形成する。
攻撃力を超えるモンスター、除去カード、バーンカードに対策が必要。
〔合体魔人招来〕型
迷宮兄弟の固有スキル〔合体魔人招来〕で《ゲート・ガーディアン》を特殊召喚し、壁としてロックを形成。
手札が実質0という点から対策カードを入れるなど、柔軟な動きができないのが難点。
その代わりに、ロックを形成できる相手なら安定度は100パーセントを誇る。
〔迷宮作成〕型
迷宮兄弟の固有スキル〔迷宮作成〕で守備力3000の《迷宮壁-ラビリンス・ウォール》を特殊召喚し、《ディメンジョン・ゲート》で除外して除去カードから守る。
安定性が非常に高く、適用範囲もなかなか広い。
アップデートにより《ディメンジョン・ゲート》を破壊するようになった。
《魔導獣 ケルベロス》型
《魔導獣 ケルベロス》に魔力カウンターを乗せて攻撃力を上げ、相手のモンスターの攻撃を止めてロックを形成する。
〔ドローセンス:光〕に対応するため、比較的安定しやすい。
なお魔法カードは発動条件がなく、シャイン加工カードが集めやすい回復系カードや攻撃力を上げる装備魔法が用いられる。
デッキの大半を回復カードとするため、バーン系には強い。
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代表スキル
・〔ドローセンス:光〕
・〔魔導招来〕※ただし《墓守の従者》を使わない場合
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条件
・表示形式変更カードがない
・コントロール奪取カードがない
・モンスター除去カードがない
・直接攻撃できるモンスターがいない
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有効なレジェンドデュエリスト
・レジェンドデュエリスト/孔雀舞/レベル40
効果系
《薄幸の乙女》型
《薄幸の乙女》の効果で攻撃宣言をできなくさせ、ロックを形成するデッキ。
《RAI-MEI》のサーチに対応し、〔聖なる守護〕を使えば《薄幸の乙女》のみでロックを形成できるため、安定しやすい。
また、複数の《薄幸の乙女》を用いれば、多少のモンスター除去にも対応できる。
※《スライム増殖炉》型
※〔サプライズ・プレゼント〕送りつけても発動しないようにAIが修正され、使用できなくたった。どうやらCOMはマインドスキャンを持ち合わせている様子。
《スライム増殖炉》を《プレゼント交換》や〔サプライズ・プレゼント〕等で相手に渡し、発動させ、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を封じる。
残りの場に残るモンスターを除去し、ロック完了。
適用範囲は幅広く、ほとんどのデッキをロックできた。
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条件
・自身への魔法罠除去カードがないこと。
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有効なレジェンドデュエリスト
修正されたためなし
その他
《デスカウンター》型
フィニッシュパーツ
高ダメージ評価を狙うためのフィニッシュパーツをまとめる。
自分の持っているカードで組み込めばよいため必要に応じて好きなものに変えればよい。
フィニッシュモンスター
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《墓守の従者》
《ユニオン・アタック》で攻撃力を大幅に上昇させ、「与える戦闘ダメージが0となる」デメリット無視し、相手に大きな効果ダメージを与える。
高ダメージボーナスに加え効果ダメージのみボーナスを得られるためもっとも普及している。
《財宝への隠し通路》に対応しているため直接攻撃可能。
ただし、《ユニオン・アタック》はイベント限定の武藤遊戯のSRドロップカードであるため、入手が難しい。
1枚しかない場合、《マジックキャプチャー》で再利用可能。ただし必要枚数が増えることと、デッキボトム対策が必要。
※参考
・《ユニオンアタック》2枚
700+ATK*2=ダメージ より
ダメージ10000のとき必要最小攻撃力合計4650
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《軍隊ピラニア》
《軍隊ピラニア》の戦闘ダメージが倍になる効果を利用して大ダメージボーナスを狙う。《受け継がれる力》で攻撃力上昇を図る。
《受け継がれる力》は墓地に送られた時の攻撃力なので《フォース》などで《軍隊ピラニア》の攻撃力を上げてから素材モンスターをリリースすると効果的。
《財宝への隠し通路》に対応しているため直接攻撃可能。
必要カードの入手難度はすべて低く、入門用といえる。
※参考
・《受け継がれる力》+《フォース》
(800+ATK/2+ATK)*2=ダメージ より
ダメージ10000のとき必要最小攻撃力2800
ダメージ5001のとき必要最小攻撃力1150
・《受け継がれる力》のみ
(800+ATK)*2=ダメージ より
ダメージ10000のとき必要最小攻撃力4200
ダメージ5001のとき必要最小攻撃力1750
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《魔導獣ケルベロス》
魔法カードを多数使用し、魔力カウンターをためて最終ターンに攻撃。
同時にロックパーツともなり得るため、その場合は必要カード枚数は少なくなるだろう。
ただし相手に除去カードがあれば不可。
《流星の弓-シール》で直接攻撃するとよいだろう。
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《覚醒戦士 クーフーリン》
あらかじめ攻撃力2550以上の通常モンスターを墓地に落とし、《リチュアル・ウェポン》を装備させれば、攻撃力5000を超えることができる。
《財宝への隠し通路》にも対応。
10000ダメージは現実的でない。
高打点モンスターを揃える手段
《ユニオン・アタック》を使用する場合、自分フィールドに高打点のモンスターをそろえる必要がある。
ここではその方法をまとめていく。
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《幻想召喚師》
《青眼の究極竜》など、高打点融合モンスターを特殊召喚できる。
自身がリバースモンスターであることと、リリース要員が1体必要なこと、場が埋まらないようにすることに注意。
かつてはデッキ切れになる直前のターンはAIが攻撃してこなかったが、修正され攻撃してくるようになったため《ワームホール》等防御手段も必要。
デッキボトム対策に《砂漠の光》もいいだろう。
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《聖獣セルケト》
《王家の神殿》の効果で高打点モンスターを特殊召喚できる。
注意点は《幻想召喚師》型とほぼ変わらない。
アドバンス召喚ボーナスをもらえるのが強み。
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《蛮族の狂宴LV5》
戦士族レベル5モンスターを手札、墓地から2体特殊召喚する。
あらかじめ場を開ける必要があるため《ディメンジョン・ゲート》型と相性が良い。
事前ターンから準備が必要ないことと、墓地からでもよいので手札があふれにくくなるのが強み。
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《魔導獣ケルベロス》
ロックと兼用して使えることができる。
ただし、モンスター除去に弱い点は注意。
例外
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デッキデス
ロックは可能だが、対策カードが多くなりすぎハイスコア周回が安定しない時にフィニッシュパーツをあえて抜いて安定をとる妥協手段。
効果ダメージを1でも与えておけば効果ダメージのみ勝利ボーナスが入るため4000程度のスコアを狙うことができる。
ただしあいてに戦闘ダメージを与えてしまうと大きく評価が下がることに注意。
最終更新:2017年10月01日 22:47