徽章


概要

FEL兵器工廠(正式名称:フェルシック-ロック陸軍兵器工廠/FELSIC-ROCK ARMY OF WERAPONS ARSENAL)はエリアEUに拠点を置く軍需企業。主に陸上兵器を製造しており、また第四世代から防術機市場に参入した。その前身はNW時に消滅した国家〈■■■■〉の陸軍造兵廠で、社風は軍隊らしい色を残している。

FEL社員について


NW前からの造兵廠職員に限られている。その全員が遺伝子デザインされたクローン素体〈Designers M■■〉〈Designers F■■〉に意識を転写して生きながらえるかたちをとっており、FEL本社の地下第42階層には全職員の意識のバックアップ・データが保存された生体型記録媒体〈■■■〉(有機酸のスープで満たされた封存槽)が存在する。またFEL生体研究所は■■暦2173年に『FEL防術機有人運用改善計画』を名目にして少女型生体〈Designers R■■〉を開発し、2175年までに社内の防術機パイロットおよび現社長は〈Designers R■■〉への意識転写を行われされた。
(参考→二次小説『FEL前日譚 防術機有人運用改善計画』https://www65.atwiki.jp/boujyutsuki/pages/130.html

FEL社のスーサイドIF〈報復系〉について


NW時にFELと同系列の陸軍造兵廠「MAF造兵廠」が敵国への報復のため開発していた、MSC弾頭技術を利用した大型軌道間兵器。全長9■■5m、質量■5万二千トン。弾頭形態と人型形態に可変する超大型機動兵器とでも言うべきもので、弾頭形態時の円錐状の機体下部にMSCコーティングを施すことで、それ自体がMSC弾頭(MSCバンカーバスター)と化す。低軌道から敵拠点へ落下することでその大質量・運動エネルギーと高熱プラズマ・コーティングにより地下施設まですべてを破壊することが可能。また大型反応炉を搭載し、自力で地上・軌道間を往復できる推力を有する。FELはNW時にMAFから〈報復系〉の一部破損した設計データを受け取り、その断片を補完するために壊滅したMAF造兵廠跡地をエルフから奪還すべく安全圏を広げている。〈報復系〉を復元し、その力によってエルフを根絶してかつての祖国を再建することがFELの最終目標。


リンク

FEL社エリアJP広報支部 twitterアカウント→https://twitter.com/FELSIC_jp?lang=ja


防術機


FEL製防術機について


動力はガスタービンまたは空冷式熱核タービンによる発電。推進は跳躍ユニット搭載のターボジェット・エンジンまたは足裏の静電推進システムで行う。装甲材は標準タイプのアルミニウム合金フレームを基礎にして、各部に炭素複合装甲や減損ウラン複合装甲または停滞装甲(AG効果により弾丸の運動エネルギーを高効率で熱・光に変換し減衰させるEN障壁・またその発生装置)を増設している。遠距離武装は実弾系(炸薬・レールガン)の他プラズマカノン(プラズマ化した重金属飛沫をローレンツ力で加速するEN兵器)も運用。近距離武装は熱周波兵器(フォノン/音子を利用し高周波で装甲を加熱し溶断するEN兵器)またはERA(爆発反応装甲・電気着火で能動起爆も可能)を運用する。現在(第四世代後期)時点での防術機運用は無人機(電子AI搭載機)数十機の単位を有人機一機でレーザー通信によって管制するかたちをとり、また広域のデータ・リンクは戦闘空域に滞空するF・A・Sまたはフリント・シリーズによってレーザー通信を中継することで維持される。有人機に搭乗するのはほとんどが下位職員(意識の転写を限定され、反逆阻止などの洗脳を施された量産型のクローン兵士)で、それらで構成された部隊単位を上位職員が統括する。

(参考→二次小説『FEL 火力支援防術機中隊』https://www65.atwiki.jp/boujyutsuki/pages/80.html


第一世代期



第二世代期


第二世代防術機 REL-001 Relord(リロード)壱型

画像

武装:

SEITA製標準型マシンガン×1
大口径機関砲×2

解説

SEITA製の第二世代防術機。FEL社はこれをライセンス生産し、第二世代期に主力運用していた。第六世代期頃から順次退役。

第三世代期


第三世代防術機 JL-T1 Blasta(ブラスタ)

画像

武装:

SEITA製標準型ショットガン×1
G合金実体爪×10

解説

SEITA製の第三世代防術機。FEL社はこれをライセンス生産し、第三世代期に主力運用していた。第六世代期頃から順次退役。

第四世代期


第四世代防術機 D-1(A) tridyma(トリディマ)

画像

武装:

55mmグレネード砲×1
熱周波バーナー×3

解説

SEITA崩壊時に手に入れた第四世代機《フレイヤ》の設計データを基礎にして開発された最初のFEL製防術機。
主に前線で近距離戦闘を行うための機体であり、そのための徹底的に打たれ強い設計が特徴で、あまりの重装甲ゆえ飛行不能。無人機管制系のマスター機としても機能する。

火力支援防術機 AD-8(E) Cristbal(クリストバール)

武装:

88mm対戦車砲×2

解説

大火力で防術機部隊を支援するため開発された多脚型の防術機。
精密狙撃も可能な中型のキャノン・ユニットを搭載し、中距離からの火力投射能が高い。防術機には珍しい有人前提かつ二人乗りの機体で、砲手と操縦手がペアで運用する。(余談だがFEL社では本機を「〇〇号車」と数えている)。複数の型が存在し、画像は後期生産の(E)型。

第五世代期


第六世代期

第六世代防術機 XDW-T1 BlastCleaner(ブラストクリーナー)

武装:

原子力イオン電磁集塵機×1

解説

退役した第三世代防術機Blastaを改造し試作されたエルフジャマー高速除去用の支援防術作業機。実証試験ののち数機が量産され、すみやかにジャマー除去が必要とされる戦局で活用された。

第七世代期


第七世代防術機 D-3(A) Graphiphyre(グラフィファイア)

武装:

30mmガトリング砲×1
小型ミサイル×2

解説

:《Tridyma》の後継モデルとして開発された第四世代防術機。《Tridyma》の課題だった重装大型ゆえの燃費の悪さや拡張性の限界、かさむ生産・維持コストなどを改善するため、運用に合わせて基礎構造の《グラフィ・フレーム》に各種装備を増設していく機構を採用している。

第七世代防術機 D-3(B) Graphiphyre(B)型

武装:

30mmガトリング砲×1
対防術機HEATパイル×1

解説

:俗に「7-2Dash(7")」と渾名される《Graphiphyre》の後期生産モデル。改良された30mmガトリング砲に加え、左腕部ハードポイントに高威力のヒート・パイルを装備して近接戦闘能力の向上を図っている。

第七世代防術機 D-3(B) 空挺強襲型Graphiphyre

武装:

30mmガトリング砲×1
対防術機HEATパイル×1
下部12.7㎜機銃塔×1

解説

:Graphiphyre(B)型に高速空挺用の逆噴射ロケットポッドと武装コンテナを増設した空中強襲揚陸作戦用の機体。武装については通常のものに加えてコンテナ下部に対地用機銃塔を増設している。主に地中海戦線での敵陣地制圧戦にて、輸送モジュールを増設したFlintlockと共に先鋒の空挺奇襲などで活用された。

可変防術攻撃機 TDE/A-1 Flintlock(フリントロック)

武装:

20mm機銃×2
中型ミサイル×4
フレア×4

解説

《可変技術実証機》から得られたデータを元にして《グラフィ・フレーム》をベースに開発された航空機可変型防術機。人型形態から大型対地攻撃機への可変能力を備え、拠点偵察や航空支援などで僚機を援護することが可能。

可変防術攻撃機 TDE/A-1l L-Flint

武装:

大出力レール・カノン×1
対地ミサイル×2
フレア×4

解説

《E-Flint》の改修機で、大出力のレールカノンを搭載した狙撃仕様。レールカノンの電力を賄うために大型原子炉を背面ラックに搭載するゆえ《Flintlock》シリーズで最も重い機体かつ最も高い火力を持つ機体である。

火力支援防術機 D-4(AD) Wheellock(ホイールロック)

武装:

170mmガン・ランチャー×2(弾頭切替式)
停滞装甲×2

解説

:《Wheellock》をより火力支援に特化させた仕様。さらなる鈍足化と引き換えにして新型の170㎜ガン・ランチャーを両肩に搭載、重プラズマ砲とA-D-M(Anti-Defencives-missle:対防術誘導弾)、実弾を瞬時に切り替えての攻撃が可能となっている。

対防術機自走砲 AD-4

武装:

105㎜滑腔砲×1
12.7㎜主砲同軸機銃×1
A-D/A-M×3
増設型停滞装甲×1

解説

敵性の防術機部隊を駆逐するため開発された多脚型の対防術機自走砲(防術機駆逐車)。
重装防術機や固定目標への攻撃を想定した主砲の105mm滑腔砲とソフトスキン排除用の同軸機銃、また対空戦闘も想定した多目的A-D/A-M(Anti-Defencives/Aircraft-missle:対防術/対空誘導弾)を装備している。第七世代で防術機として改装され対エルフ戦に再投入された。
RELT

第七世代防術機指揮車両 T5-RE:L リロード・タンク改

画像

武装:

重電磁プラズマ砲×2
三連装ミサイルランチャー×2
VLSユニット×4
57㎜砲×1
停滞装甲×3

解説

第二世代機《リロード壱型》の上半身をT5主力戦車の車体に載せ、無人機指揮のマスター機能を増設した第二世代防術機指揮車輛《T5-REL》の改修機。機動性と引き換えにした絶大な火力投射能を誇る。

第七世代防術機 D-A-F-S Mk.5

画像

武装:

多目的ミサイル×8
防術機輸送ポート×2

解説

WL社製の第七世代防術機。防術機を空中輸送するためのフライト・アシスト・システムとして機能し、また装備を換装することによってデータリンク中継任務や近接航空支援などを行うことが可能。

DACH-10 防術輸送攻撃ヘリコプター

種別

重飛行型

機体データ

HEALTH(耐久力):800
ENERGY(エネルギー容量):50
地上移動速度:50km/h
空中移動速度:約200km/h
武装:
ADMランチャー×4
30mmガトリング砲×1
停滞装甲×1

解説

中型の防術攻撃ヘリコプター。重量物輸送機である《CH-10》を武装化し防術機に改造したもの。破格の輸送ペイロードを有するが、反面その巨体と運動性の低さゆえに生残性は高くない。

非防術兵器


APC-7 ロードライト兵員輸送車

武装:

三連装多目的発射機×2
23㎜四連装砲塔×1

解説

未確認エリアでも運用可能な兵員輸送車。エルフジャマーの影響を受けるため制御システムに高度な電子機器を排し、アナログ機器のみで稼働するように設計されている。そのため戦闘能力はもちろん防術機よりも低いが、兵員輸送能力が高い点や運用コストが小さいことなどから一定数が量産され販売もされている。

FLPD-53 アクアノート級 原子力空中強襲揚陸艦

武装:

30.0㎝対地連装砲×1
レーザー対空機銃×6
垂直ミサイル発射システム×16
対艦大型ミサイル発射機×6
ミサイルパイロン、爆弾倉およびその他多目的機銃塔×多数
停滞装甲×8

解説

FEL社の新型空中艦。最大で一個中隊規模(軽量型防術機を12機、中量型防術機を6機または重量型防術機を4機)輸送可能、そのうえ単艦でも戦艦並の交戦能力を有する多目的旗艦として設計された。当初の計画(52FLPD計画)では、艦隊を主力として構成するアルミノート級すべてを本艦に置き換える予定だったがコスト面の懸念から建造数は7隻に留まっている。


FLPD-09 アルミノート級 原子力空中強襲揚陸艦

武装:

レーザー対空機銃×2
垂直ミサイル発射システム×8
空挺防術機輸送コンテナ×8
停滞装甲×2

解説

FEL社の主力空中艦。8機の防術機を輸送出来る強襲揚陸艦で、増加ブースターを装備することで大気圏の突破も可能。第七世代時点で旧式化しているが、後継のアクアノート級があまりに高価であることから本級が依然主力として運用されている。

L-LPD-10L型 陸上軍艦

武装:

57㎜速射砲×2
垂直ミサイル発射システム×8
対艦大型ミサイル発射機×4
停滞装甲×4

解説

FEL社の主力陸上軍艦。6機の防術機を輸送出来る陸上自走拠点で、移動指揮システムとして機能する他、超長距離からの砲撃支援陣地としても運用可能。

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最終更新:2019年01月05日 12:10