戦闘騎

■戦闘騎(初出は、第三話)

魔法兵器「戦闘騎」(作品紹介の記載より)

海からに来た戦列艦に「絶技使い」とともにやってきた魔法兵器にして自律兵器。
ハママツさん曰く、戦う為に作られた存在と言われている。
シタラガハラさん曰く、戦闘騎にとって戦う事も死ぬ事も当然の事らしい。
何年も動き続け、人や妖精を殺した。人は喰い殺す。 絶技を使用する。
戦闘騎であるシタラガハラが、魚も食べていたので基本大抵のものは食べれる。
希望世界において、かつての大戦で大量に放出され、50年以上経った今も動き続けている。
領土に立ち入るものを虐殺し続けている。時に移動するその領土は、人々にとって大いなる脅威であり、恐怖の対象となった。

戦闘騎には、主人がおりそれを守る存在である。 例外としてシタラガハラ(登場キャラクター参照)は
命令を入力されないまま世に放たれた。
指示する「司令騎」、おそらく巨人を殺す目的であろう「巨人殺し」が存在する。

外見は、5mほどの肩の後ろから背骨が盛り上がった化け物。獣大きく裂けた口 丸い目それらには、怖ろしいことに知性の輝きがある。
絶技、歌を口ずさみ、様々な事象を引き起こし、攻撃する。
絶技が使えない人間を「地べたすり」と呼ぶ。
会話が出来、知能も持つ。集団での組織戦を本領としている。

戦闘騎のおおよその外見映像だけで、何百人のミリタリ勢とアニマルクラスターに専門家が加わり、討論した結果
大きさや行動半径、生息数が割り出されている。
その距離は、安全距離で20km。残り5km足りない状況での危険率(遭遇率)は捕捉能力込で70%超。
その場合いるとして、1体いるとされている。 この危険率は、追跡力によっても変動し、捕捉能力がない場合1%を切る。
捕捉能力がある場合、70%超で捕捉される。

戦闘騎は、4騎で1小隊(ひとかたまり)である。

戦闘騎は、何十の矢で受けた程度では死なないらしい。(第五十一話)

自分の故郷である崖の街と似ている部分も結構ある。逆に言えば人間を追い回している戦闘騎は、ちょっとした隆起にも弱いのではないかという感想を

ハママツさんはしている。(ハママツ編 第四十六話)


■スルガ編

第46話で幻想交流現実日本(ニホン)に登場した。詳しくは、ニホンに登場した戦闘騎を参照ください。 

四本足であり、顔を人間にできるのは戦闘騎らしい。
スルガさん曰く、強くはないが、人間を殺すには向いているという事らしい。
石清水は、侮りが強くて対人にも向いてないと思っている。


 戦闘騎は、湖で増えるという。
 戦闘騎はまた空が飛べないという。


 希望世界では、戦闘騎を使役するような組織や国は滅びてしまっているという。


■関連項目:

ニホンに登場した戦闘騎 絶技使い  絶技 大妖精(マギウス)  戦闘騎をニホンに送る方法
 


●根拠ログ:

何年も動き続け、人や妖精を殺すという。 崖の街はこのせいで、山から下に降りると死ぬ脅威に晒されている。(第八話)

ーうん。下に落ちた人がよく食べられている(第十一話)
ー自律兵器が大量に放出され、50年以上経った今も動き続けていること。(第十二話)
戦闘騎のおおよその外見映像だけで。何百人のミリタリ勢とアニマルクラスターに専門家が加わり、討論した結果
大きさや行動半径、生息数が割り出されている(第十六話)

安全距離で20km。 第十六話でハママツさんのいる場所が
残り5km足りない状況での危険率(遭遇率)は捕捉能力込で70%超。いるとして1体だとされている。
この危険率は、追跡力によっても変動する。
捕捉能力がない場合1%を切る。捕捉能力がある場合、70%超で捕捉される。(第十六話)

海からやってきた戦列艦に絶技使い達と共に乗ってやってきた。
崖の街周辺に群がる戦闘騎と同じ勢力のものかは不明。(第十八話)

ナガシノさんと一緒にいる真っ白い戦闘騎「シタラ」には、主がおり、守るものを探していたとあるので
戦闘騎とは、主人がおり、それを守る存在だと思われる。(第十八話)

同じ戦闘騎のシタラガハラは藤前曰く、命令を入力されないまま世に放たれたらしい。
ー彼女はたまたま命令を入力されないまま世に放たれたんだ (第十九話)

ハママツさん曰く、戦うために作られた存在らしい。
ーなにせ相手は戦うために作られた存在(第二十二話)

シタラ曰く、戦闘騎は戦うのも死ぬのも当然のことらしい。
ー「シタラはどうも思わない? 私たちが西の街で援軍を連れてくるってことは戦闘騎が死ぬってことでしょ」
シタラは笑った。背筋の凍るような、酷薄な笑いだった。
 「ああ。人間ならそう思うでしょうね。でも戦闘騎は戦うのも死ぬのも当然の話よ」(第三十六話)
 
指示をする司令騎、巨人殺しなどが存在する。
ー「数が少なかったこともあるんでしょうけど、指示をする司令騎や巨人殺しがいなかったんだと思うわ。
 集団での組織戦こそ戦闘騎の本領。それができなければ、大したことはない」
シタラ曰く、崖の街周辺には、司令騎や巨人殺しがいるという。(第三十六話)


領土に立ち入るものを虐殺し続けている。
時に移動するその領土は、人々にとって大いなる脅威であり、恐怖の対象となった。(幻想交流:World)


戦闘騎は、4騎でひとかたまり(1小隊)らしい。
ー戦闘騎は4騎でひとかたまりだから、4個小隊16騎ね (第三十七話)
 
▲戦闘騎:(第十六話)
 5mほどの肩の後ろから背骨が盛り上がった化け物。
 大きく裂けた口 丸い目
それらには、怖ろしいことに知性の輝きがある。

○行動:
 1:笑う ー笑いながら簡単な歌を口ずさむ。(第十六話) 
 2:簡単な歌(魔法)を口ずさむ。(第十六話)
 3:話すことができる。(第十七話) 
 4:絶技が使える。(第十七話)
 5:絶技が使えない人間を「地べたすり」(無名世界観では、オーマが人間を指す蔑称)で呼ぶ。

▲簡単な歌(第十六話)
第十六話でハママツさんが遭遇した戦闘騎が口ずさんだ歌。
どういう名前の歌なのかは不明。

即座に戦闘騎の顔が溶けて別のものに替わる。
それは人間の顔で、ハママツさんの死んだお母さんの顔だった。(幻影を見せる歌だと思われる)

▲第十七話に登場した戦闘騎
 第十七話で、ハママツを襲撃した際の数は十六
ー「久しぶりの戦いだ。ああ、嬉しい。だが多勢に無勢。こちらは一六、そちらは一頭」

その中で、
真っ白い戦闘騎が絶技:地から伸びる光の牙 で一頭貫く。
真っ白い戦闘騎が絶技、光の矢を曲げて二頭目を撃破。
ナガシノが火縄銃で三頭目を撃破。
二方向同時の攻撃(おそらく2体)に槍と短筒で応えるとあるので、そこで四、五頭目を撃破しているはず・・。
火縄銃を続々持ち替えながらぶっ放した数は集計に入れなくても、十七話終了段階で 三頭は確実にやられている。
戦闘騎にもナガシノさんの姉のように、崖の街の周囲で戦っていた戦闘騎と違うタイプが居るようである。

 

▲根拠ログ
太鼓の音だと気付いた時には、森の中を突っ切るように矢が放たれていた。
木々に隠れ、必殺の距離まで近づいての、矢の一斉攻撃。数百の矢が飛来して戦闘騎の側面に刺さる。
何十もの矢を受けながら戦闘騎は笑った。笑ったまま、どぅと倒れた。

その程度では死なぬはずの戦闘騎が倒れて痙攣している。毒かと、ナガシノは瞬時に判断した。
それも尋常の毒ではあるまい。
気をつけながら、それでいて急ぎながら立ち上がり、肋骨の折れたことを確認しながら走った。
矢の方へ。敵の敵は味方だと習った。今はそれを信じるしかない。
(ハママツ編 第51話)

それにしても、なんだってここまで過密になっているのか。いや、考えるまでもなかった。戦闘騎。あれを恐れてこうなったのだろう。
そう考えると、自分の故郷である崖の街と似ている部分も結構ある。逆に言えば人間を追い回している戦闘騎は、ちょっとした隆起にも弱いのではないかと、そんなことを思った。
知ってたら友達を助けられただろうか。
そう思ったら、気分が沈んだ。

(ハママツ編 第46話)

「こっちにそちらの生き物と思われるものが出た。絶技を使う姿を変える生き物だ」
 「四本足で、顔を人間に出来るなら戦闘騎だけど」
 「では戦闘騎ですね。それが僕の前に出てきた」
 身をこわばらせてスルガさんは小鳥に目をやった。
 「どうしたの?」「倒した」
スルガさんは大きなため息をついた。
 「良かった。強くはないけれど、人間を殺すには向いているから。あれ」
 侮りが強くて対人にも向いてないと石清水は思ったが、さておいた。
 「どうかな。ともあれ、大変なのはこれからだ。間違いなくこちらは大騒ぎになる」
 (スルガ編 第四十七話)


「戦闘騎は湖で増えます。まず湖を探して潰さねば」

「……分かった。雲を掴むような話だが、まずはそこからやってみる。
いや、すまない。焦っていて、何話せばいいか分からなかった」
 「いいの。戦闘騎は空を飛べないから、空から探した方がいいかもしれない」
 (スルガ編 第四十八話)■根拠ログ
「戦闘騎は湖で増えます。まず湖を探して潰さねば」

「……分かった。雲を掴むような話だが、まずはそこからやってみる。
いや、すまない。焦っていて、何話せばいいか分からなかった」
 「いいの。戦闘騎は空を飛べないから、空から探した方がいいかもしれない」
 (スルガ編 第四十八話)

それにしても戦闘騎と見間違えるほどの大きさとなればトヨタさんほどではないにしても随分な大きさである。
 絶技とは別の方法で発展してきたニホンで、今まで発見されなかったという事などあるだろうか。
となれば本物の戦闘騎なのか。トヨタさんとしては信じられない。それくらい、この地は疲弊していた。
そもそも戦闘騎を使役するような組織や国は皆滅びてしまっている。
 (スルガ編 第四十八話)

 



■関連情報:

絶技使い達と戦闘騎を乗せ、海からやってきた船。
どこから来たのかは不明。なぜ上陸作戦を行ったかも不明。
彼らは、準備砲撃を行い、山がちだった地形を一変させ、月面のような土地に変えた。
その後、上陸用舟艇を故意に座礁させ、戦闘騎と絶技使いを上陸させた。

●根拠ログ

海が前進し、なにもかもが大津波に呑まれた直後、かつて陸地だった場所に現れた戦列鑑、その上に立った絶技使い
たちが準備砲撃を行い、山がちだった地形は一変した。(第十八話)

船は吃水の浅い平底木造船や30m級ボートの他、旧式の木造戦艦が使われた。
その数は大小300隻である。この世界の艦船は軍艦でも砲などをもっていない。
魔法使いが砲台となるためである。わずかにお立ち台が船の大きさに沿って存在するだけである。
なお、帆装ではなく、スクリュー艦である(砲台の邪魔になるので帆はなくなった)。(幻想交流:World 長篠設楽原)

最終更新:2017年02月18日 09:43