東京地方裁判所にて第2回目の公判が行われた。

  • 開廷日時:平成30年10月25日 午前10時
  • 場所:東京地方裁判所 第426法廷
  • 裁判長:中島 真一郎
  • 書記官:岸本 和也

傍聴は定員35人に対し希望者は目測で37名とカウントしたが、
当選番号は39まで書かれていた。いずれにせよ40名弱と思われる。
第426法廷は前回公判の第429法廷と同じく、警備法廷とも言われる場所。
ここには映写施設があるため選ばれたと思われる。
事前の荷物チェックなどはかなり細かい。財布の中身、筆記用具に至るまでチェック。

35名とは別に特別傍聴人が3名いたが、そのうち一人はA側関係者。

(注意)本日は被害者の呼称について特に冒頭で注意はなし。
ただし、ここでは便宜的に前回公判と同じくAと表記する。

■開廷

午前10時開廷、被告人・大西秀宜(以下、大西被告)が両側に刑務官を伴って入廷。
ソファに腰掛け、後ろの机に控えていた弁護人とヒソヒソ打ち合わせ。
大西被告の「できれば言いたいです」という言葉が聞こえる。

大西被告は前回と同じく上下灰色の服装。髪は短く刈られ、整えられている。
靴下は黒色、暗い水色のスリッパを履いている。
公判の最中、見たところ終始落ち着いた様子で、感情的になることはなかった。

裁判長が入廷し、起立、礼。

※証人尋問の間、表情を変えることはなかった。


■証人宣誓

証人尋問されるのは被害者A本人。
426号法廷ではなく別室におり、姿が映像で流れるわけでもない。
声のみが法定内に流れる(ビデオリンク方式)。

生年月日と性別等は事前に書面で確認済み。その場で宣誓を行う。
証人尋問なので偽証罪に問われる可能性があることなどを確認。

尋問前、弁護人がビデオリンク方式について一言申し上げたいと発言。
裁判長は「決定事項なので認めない」とこれを却下。


■証人尋問(検察側)

長文になってしまったので、全文は別ページ参照。

大西被告が今日に至るまで行ってきた行為をざっと振り返り、
証人はそれに対し当時はどう思ったか、そして今はどう思っているかを
問いただした。

証人のアカウントによるSNS書き込みは本人の意志ではないという
被告人側の主張を崩そうという意図が見えた。


■証人尋問(弁護人側)

長文になってしまったので、全文は別ページ参照。

弁護人は過去の出来事についての細かい点の確認、
また「証人は本当はそれほど被告人を恐れていないのでは?」という印象を
裁判長に与えたいという意図が見えた。

途中で証人が泣き出したため15分の休憩を入れている。

なお別ページにも書いたが、弁護人が裁判長より注意を受ける場面が多かったほか、
検察官からも何度か抗議が行われている。


■証人尋問終了後

弁護人「最後に本人から一言申し上げたいと」

裁判長「本人から弁護人を通してください」

弁護人「被告人の考えでしゃべらないと」

裁判長「尋問なので。被告人から弁護人を通して聞いてください」

弁護人「被告人の考えでしゃべらないと意味がありません」

弁護人は要求を取り下げ、被告人の意思表明は行われず。


■次回

次回は被告人質問を行う。公判は12月7日(金)午後1時半より、429号法廷にて。

第2回公判は11時半頃に終了、閉廷。



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最終更新:2023年04月27日 17:44
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