概要

レッテンスパイン9属性とは、
火←水←岩←風←火……の4属性(外部元素)、
臓←胎←光←闇←臓……の4属性(内部元素)、
どこにも属さない雷で構成される。時代、正確には時代によって変遷する思想によって数が変わり、かつては10属性(+無)であった。

分解

火、水、岩、風の4属性は思想的にアナザーアースで言う「四大元素」と同等と言える。(調査の必要あり)
それにより臓(水と風)、胎(火と岩)、光(火と風)、闇(水と岩)の4属性が生まれる。
雷はこのどこにも属していないが、含有しているのは存在としての質量ではなく、概念としての重さであるため(例えば原始社会では風や大地はその体で受け付けることのできる存在だし、臓は自分の中で動いて、光や闇は視覚的にも感じることができる、しかし電気は雷が鳴らない限り気にすることはない)。先述の例のように、レッテンスパイン9属性は原始的な面を残している。だからこそオカルトであり続けられる。

外部元素

原理としては「意志」。ことレッテンスパインにおいては、非常に暗い環境下であるため、あまりに強く燃える火は危険なものとされるため、照明として用いられる火には常に覆いが掛けられていた(レッテンスパイン人はライター程度の火を直視するだけで失明してしまうため、このような文化が出来上がった)。多くの場合、レッテンスパインで火を積極的に使うのは戦争のときのみであるが、使い方と言えば輝く火のたいまつを持たせた先陣に注目を集めさせるのみである。星座では剣座。

原理としては「保持」。アナザーアースにおいては「愛」とされるものであるが、レッテンスパインでは理由のない愛の概念を好まず、理由の付けられた愛を喜ばしく思う文化が根付いているため、愛は利己的遺伝子の為し得る業であると定義されている。本来不定形のものであるが、レッテンスパイン人は暗い環境にいる分視覚以外の感覚が研ぎ澄まされているため、水でさえ形があるように思うようになった。星座では水座。

原理としては「固着」。アナザーアースにおいては「土台」とされることもあるが、概ねその意味でも通る。レッテンスパインの外部元素では最も大事にされており、岩の原理を教義に反映した宗教も存在するほど。ただし「1年全力でやっても結果が出ないならやめちまえ」という、成功者以外する必要もない=趣味の否定、ということに繋がっている。星座では枝座。

原理としては「欲望」。レッテンスパインでは、先述の通り視覚以外の感覚が研ぎ澄まされているため、風に力があることを早くに発見し、形状を突き止めることに成功、風車のような風を利用した装置を製造するまでにさほど時間はかからなかった。あまり激しく大気が動かないというのもあるが、消費エネルギーが多くなり地表で賄うのが困難になったレッテンスパイン人は宇宙のダークエネルギーに着目したが、人口爆発が起きなければレッテンスパインでは今も風力発電が盛んであっただろう。星座では風車座。

内部元素

原理としては「心象」。行動の為に必要とされる血液(なお、血液も臓物判定)と流れを意味している。自身を生かすものであるが、基本として音や振動以外感覚として伝わってこないのもあり、闇の中に在る自身の内部の存在の象徴として見られるようになった。勿論生物学的にはそんなこともなく、腹を切り開けば見ることができる(死の危険を伴うので死体ですらやりたがらなかったというのが実情)。星座では魚(さかな)座。

原理としては「肉体」。次世代を育てる孵化器であり、関連する事象として男根や子宮が挙げられるが、これらは臓とは区別される(臓は自身を生かすためにあるが、胎は次世代を育てるためにある)。光を保持し、育てる意味合いを持っている。星座では鎌座。

原理としては「生命」。意志と欲望が合致した状態を良いと思うのは、往々にして良い行いをしている対象のみであるが、ことレッテンスパインにおいては、その合致すること自体が素晴らしいとされる(ただ「自分はなりたくはないけどすごい」などの賞賛ばかりなので誰もその役割に就きたがらない)。一種精神病のような扱いも受けるが、しかしその合致こそが世界を変える鍵とされ、政府のレジスタンスなどはこれを教義に反映している。星座では渦巻き座。

原理としては「恐怖」。レッテンスパイン人はアナザーアース人との交流が難しいほどに知性が高いため、死によって自身の知識が無に帰されるのを特に恐れていた。あまりにも暗すぎる闇は死を象徴しているとされ、できるだけ中ぐらいの明るさの場所で暮らしてきたという原始時代からの生態の影響もある。星座では岩座。
最終更新:2017年12月16日 23:29