フォルトゥナ
キャラクター概要
本名 | |
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所属 | Tick Tack Rod |
マスター | ミセリア |
性別 | 男、のち無性 |
年齢 | 15 |
誕生日 | |
身長 | 157cm |
体重 | 47kg |
種族 | 元人間 |
出身地 | ノーダステラ |
職業 | 学生 |
表情の動かない、精神がとてもタフな美少年。女神の分霊に力を譲渡されて人間をやめる。大抵のことは物理で解決する。
外見
黒い髪を長く伸ばし、紫色のリボンで高い位置に纏めている。ゆるくウェーブのかかった、しっかりした髪質。寝癖がつきやすい。つり目で、黄金色の大きな瞳の中に魔力の象徴たる十字の模様が入っている。肌は白いが血色がよく健康的。マントをミセリアのネックレスと同じ歯車で留めている。右脚に杖を収納するためのベルトを巻いている。服装はミセリアの趣味。
性格
ナチュラルボーン鋼鉄メンタル。やや天然が入っているせいもあり、精神攻撃のほとんどを弾くもしくは気づきすらしない。常に真顔なので初対面の人にはとっつきにくい印象を持たれるが、素直で正直ないい子なので大概次第に打ち解ける。家族想い。人の価値観を決してみだりに否定しない柔軟さを持つが、強固な常識や倫理観も備えている。なにを一番に優先するかと問われれば人命だが、善良な人々を救うためなら殺生もやむを得ない場合があるとは理解している。そのときは自分が手を下そうとも。礼儀を弁えていて、目上の人物には意外にも流暢な敬語で話す。しかし大抵一言足りないので誤解されることもある。甘いものが好き。
能力
ヴィータという、命属性の魔法を使う。譲り受けた女神の分霊の魔力は強大で、あらゆる命あるものの時間と空間に干渉することが可能。対象の時間を巻き戻し、早送りし、変形させる。また、生命力を自在に操ることで命を奪ったり、エネルギーを与えたりする。一見チートであるが元々ただの一般人であったフォルトゥナは壊滅的に不器用であり、上手く魔力が出力できないので、事故を防ぐためにもっぱら自分の無尽蔵の生命力を鎧のように纏って物理攻撃をする。殴る蹴る。杖を用いれば魔力の操作はやややりやすくなるらしいが出量が格段に落ちるため、もっぱらは物量作戦の力押し。また、元々魔力が無かったために開花しなかった固有の能力、読心の魔眼が眼球に魔力が巡ったために目覚め、すごく集中すると相手の考えていることが分かるようになった。が、頭痛がするのと、他人の心を勝手に覗くのは彼の倫理にもとるため滅多に使わない。女神の分霊の、人間の器には有り余る力を受けたため、成長は緩やかになり無限に近い魔力と生命力を得た。そのため段階を踏んで徐々に身体が人間離れしていくのだが、本人の強靭すぎる精神でもって「まぁ、そんなこともあるか」と受け入れ、発狂することも人間性を失うこともなく人外となる。
過去など
中流ていどの一般家庭に生まれ、身分違いの大恋愛の末駆け落ちをして結ばれた祖父母、そのアグレッシブな血を継いだ母、優しい父のもと、至極健全にまっとうにすくすく育つ。男女の双子の兄であり、活発な妹と引っ込み思案の弟によく懐かれる優しい長男。10歳くらいのときに弟妹を庇って負った怪我から高熱を発して生死の境を彷徨う。そこに、契約者を喪って消滅を待つばかりの状態でふらふらしていた女神フォルトゥナの分霊が通りがかり、憐れに思って自我と記憶以外の全てを譲渡、脱人間。快癒したあとは不器用なりに魔法の使い方を模索し、普通に生活していた。12歳くらいのときに家の前で行き倒れていたミセリアを発見、保護して介抱したところ契約を望まれたので承諾。Tick Tack Rodに入社し、中学に進学するのを機にミセリアとの同居を始めて今に至る。本名は別にあるが、魔力の行使を少しでもスムーズにするために、力を与えられた女神の名前を借りている。
他キャラクターとの関係
俺が守らないとこの人死んじゃうな……。好きですよ、ずっと好きでいますから勝手に居なくならないでくださいね。でもせめてもう少ししっかりはして欲しい、気が気じゃない。
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今後
女神の性別と元の性別が打ち消し合って無性になる。食物も睡眠も必要なくなり、どんどん人間じゃなくなっていく。が、本人は歯牙にもかけない。また、4年後、魔法を使っても救いきれずに、ミセリアが血を吐いて死んでいくのを腕の中で看取る。そのあとは家族や親交のあった人を見守りながら、ひとりぼっちでミセリアが再び転生するのを何百年も待つ。
作品リンク
幸せな死に方 | りよ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10543917