選択ルール:火器

Firearms(DMG p.267)
君が『三銃士』やそれに類する物語のようなスワッシュバックリング・スタイルを模範としたいのであれば、ルネッサンスを連想させる君のキャンペーンに火薬を使った武器を導入することができる。同様に、宇宙船が衝突したとか、近代の地球の要素が存在するキャンペーンにおいては、未来や現代の火器が存在するかもしれない。「表:火器」はこれら3つの時代すべてに由来する火器の例を示している。現代や未来の道具には価格が示されていない。


習熟

キャラクターが火器への習熟を有するかどうかの判断は君に委ねられている。大部分のD&D世界のキャラクターはこうした習熟を有していないであろう。彼らの休息時間の活動の間に、この武器の使用を体得するまでの間それらを使用し続けることができるだけの十分な数の矢弾を持っているのであれば、キャラクターたちは『Player’s Handbook』にある訓練のルールを使って習熟を獲得することができる。


武器の特性

火器は特殊な矢弾を使用し、それらの一部は“弾幕”と“弾薬装填”の特性を有する。

矢弾

Ammunition
火器の矢弾は使用すると破壊される。ルネッサンスと現代の火器は弾丸を使用する。未来の火器はエネルギー・セルと呼ばれる特別な種類の矢弾で発射される。1つのエネルギー・セルにはその火器が行なうことができる射撃すべてに必要なパワーが含まれている。

弾幕

Burst Fire
“弾幕”の特性を持つ武器は通常の単体の目標とする攻撃を行なうこともできるし、あるいは発砲で通常の射程以内に10フィート立方の弾幕を張ることもできる。この効果範囲内にいる各クリーチャーは難易度15の【敏捷力】セーヴィング・スローを行なわなければならず、失敗するとその武器の通常のダメージを受ける。このアクションは矢弾10回分を使用する。

弾薬装填

Reload
“弾薬装填”の特性を持つ武器によって行なうことができる射撃回数は限定されている。その回数の射撃を行なった後は、キャラクターはアクションかボーナス・アクション(キャラクターの選択による)を使ってそれに弾薬装填しなければならない。


表:火器
ルネッサンスのアイテム 市価 ダメージ 重量 特性
軍用遠隔武器
ピストル 250 gp 1d10[刺突] 3ポンド 矢弾(射程30/90)、装填
マスケット 500 gp 1d12[刺突] 10ポンド 矢弾(射程40/120)、装填、両手持ち
矢弾
弾丸(10) 3 gp 2ポンド
現代のアイテム 市価 ダメージ 重量 特性
軍用遠隔武器
ピストル、オートマチック 2d6[刺突] 3ポンド 矢弾(射程50/150)、弾薬装填(15弾)
リボルバー 2d8[刺突] 3ポンド 矢弾(射程40/120)、弾薬装填(6弾)
ライフル、ハンティング 2d10[刺突] 8ポンド 矢弾(射程80/240)、弾薬装填(15弾)、両手持ち
ライフル、オートマチック 2d8[刺突] 8ポンド 矢弾(射程80/240)、弾幕、弾薬装填(30弾)、両手持ち
ショットガン 2d8[刺突] 7ポンド 矢弾(射程30/90)、弾薬装填(2弾)、両手持ち
矢弾
弾丸(10) 1ポンド
未来のアイテム 市価 ダメージ 重量 特性
軍用遠隔武器
レーザー・ピストル 3d6[光輝] 2ポンド 矢弾(射程40/120)、弾薬装填(50弾)
アンティマター・ライフル 6d8[死霊] 10ポンド 矢弾(射程120/360)、弾薬装填(2弾)、両手持ち
レーザー・ライフル 3d8[光輝] 7ポンド 矢弾(射程100/300)、弾薬装填(30弾)、両手持ち
矢弾
弾丸(10) 5オンス
最終更新:2017年03月06日 18:13