休息時間の活動:噂をばら撒く

大衆の意見を揺さぶることは、敵を引きずり下ろし、友人を昇進させるには効果的な手法となりうる。噂をばら撒くというのは、卑劣ではあっても、目的達成には効果的な手段である。うまいこと練られた噂は共同体における対象の立場を向上させることができるし、あるいは誰かをスキャンダルに巻き込むこともできる。噂は単純で、具体的で、誤りを容易には訂正できないようなものである必要がある。また効果的な噂は信じられるものでなければならず、大衆がその人物について信じたがっている内容のものであると良い。
ある人物や組織についての噂をばら撒くには、「表:噂をばら撒く」に示されているように、その共同体のサイズに応じた日数を必要とする。町や都市においては、この時間は連続して費やされなければならない。もしキャラクターが10日間ひとつの噂を広め、そこから数日間冒険のために姿を消してから戻ってきたなら、その噂はしょっちゅうあちこちで繰り返されることもなく消え失せてしまっている。
表:噂をばら撒く
居住地のサイズ 必要な時間
2d6日
4d6日
都市 6d6日
そのキャラクターは飲み代、社交的な外見などを取りつくろうための費用として毎日1gpを消費しなければならない。噂をばら撒くのに費やした時間の終了時、そのキャラクターは難易度15の【魅力】〈説得〉あるいは〈ペテン〉判定を行なわなければならない。もし判定に成功したなら、その共同体におけるその対象への普遍的な態度は、1段階友好的な方向か敵対的な方向のどちらかキャラクターが望む方向に移り変わる。もし判定に失敗したなら、その噂は何の影響力も得られず、それを広めようというそれ以上の試みは失敗する。
その人物や組織に対する共同体全般の態度の変化は、その共同体の全員に効果があるわけではない。個人は彼ら自身の意見を持っているかもしれず、特にその噂の人物と個人的にやりとりをした経験を持つ場合などである。


Savage Tide用補足記事



最終更新:2017年02月25日 17:00