休息時間の活動:売買

新しい休息時間の活動

生活様式と売買は密接に結びついている。それぞれの生活様式に応じて1日あたりに売買できる金額が制限される。ここで示す売買金額は1日あたりに購入する商品の市価の合計と1日あたりに売却する商品の市価(売却して得る金額ではなく、商品そのものの市価)の合計を合算したものである。決済に直接使われる貨幣はこの計算に入れないが、両替の場合には計算に入れる。
たとえどんな生活様式を送っていたとしても、1gp以下の売買は常に休息時間の活動を使わずに実行できる。
生活様式に応じた必要経費として1日あたりに支払っている金額の10倍までの売買であれば、休息時間の活動を使わずに売買を完了できる。
生活様式に応じた必要経費として1日あたりに支払っている金額の100倍までの売買であれば、休息時間の活動を使って売買を完了できる。
生活様式に応じた必要経費として1日あたりに支払っている金額の100倍を超える金額の売買は、通常の休息時間の活動では購入できず、特別な信頼や担保を得ていなければ、たとえ現金を持っていても決済できない。こうした高額の売買についてはDMとのロールプレイで解決される。
両替とは硬貨(白金貨、金貨、琥珀金貨、銀貨、銅貨)、宝石、宝飾品、芸術品、交易品といった現金代わりに使うことができる品同士を交換することを指す。たとえば銀貨10枚を金貨1枚に交換したり、金貨1枚を銅貨100枚に交換したりするような場合、1gp分の売買と見なす。
たとえば、質素な生活様式を送っているPCがある冒険で50gp相当の宝石と新品で未使用状態のハンド・クロスボウ(市価75gp)を発見したとする。彼は1日に合計で10gp以下のアイテムであれば自由に購入することができる。休息時間の活動として売買を行うのであれば、その1日の間に手に入れた宝石を対価としてグレートソード(市価50gp)を購入し、さらに金貨50枚を支払ってロングボウ(市価50gp)を購入することができる。しかし、この段階で合計100gpの売買を行っているため(対価として支払った宝石の50gp分は勘定にいれない)、手に入れた未使用のハンド・クロスボウを売却することはできない。別の日に改めて休息時間の活動として売買を行い、このハンド・クロスボウを37gpと5spで売却して硬貨を手に入れ、そのうちの25gpを使って登攀用具(市価25gp)を購入することができる(合計で100gp分の売買となる)が、さらに残った12gpと5spを使って何かを購入することはできない。
生活様式 必要経費の10倍 休息時間の活動不要 必要経費の100倍 休息時間の活動必要
最貧/Wretched 1gp
貧窮/Squalid 1gp 10gp
貧乏/Poor 2gp 20gp
質素/Modest 10gp 100gp
快適/Comfortable 20gp 200gp
裕福/Wealthy 40gp 400gp
貴族的/Aristocratic 100gp以上 1,000gp以上


最終更新:2017年02月25日 17:08