休息時間の活動:闇市場での売買

新しい休息時間の活動

通常では売買できないような高額な品や、禁制品を手に入れたり、売却したりしたいキャラクターは、闇市場を見つけることで、そうした売買を行なうことができるかもしれない。キャラクターは闇市場を見つけて売買を行なうためにこの休息時間の活動を使用することができる。
 キャラクターはまず1日をかけてその地区の現在の闇市場の場所を知るために【魅力】判定を行なわなければならず、そのロールはDMが行なう。この判定の難易度はサザリン市のどの地区でそれを探すのかに応じて決定される。自らの出身地区であれば、この判定には“優位”が与えられる。サザリン市の出身者でない、よそ者の場合や、都市警備隊に所属している者には、どの地区であっても判定に“不利”が課される。
地区 難易度
青空地区 12
闘士地区 18
棍棒地区 20
商人地区 15
貴族地区 18
暗闇海岸 12
旭区 15
青空地区と暗闇海岸は、下層民が多く、スラムを形成しており、こうした闇市場を見つけるのに適している。一方、闘士地区と貴族地区では、都市警備隊による秩序維持が良好に保たれており、闇市場はすぐに摘発されていしまい、見つけることが困難である。棍棒地区においては、闇市場はほとんど弾圧され尽くしており、ここで闇の流通路を見つけることは非常に困難である。
5以上の差でこの判定を失敗したなら、そのキャラクターが違法な品物やサービスを入手したり、あるいは売却したりすることに興味を抱いているということが、その地区の都市警備隊の耳に入ってしまった事を意味する;この失敗の結果は、その地区の警備隊の性質によって決まる。
闇市場で取り扱われる品物やサービスの種類や金額は制限されないが(生活様式による売買金額の制限も課されない)、サザリン市にそもそも存在しないものや、あまりに高額すぎる物は流通していない。そうした物を購入したいと望むキャラクターは、もっと大きな都市へ旅をするか、あるいはどこか別の場所からそうしたアイテムを購入したり、運搬したりしてきてくれる仲介人や輸入商人の協力を得なければならない。こうしたことから、闇市場での物品の売買では取引金額に応じた仲介手数料が必要となり、それがどの程度になるかはその都度変わってくる。また闇市場で購入しようとする品が見つけたり、売却しようとする品の買い手を見つけたりするには闇市場を発見するための1日とは別にさらに日数を要する。必要とする日数は「表:闇市場での売買の日数と修正値」参照。
キャラクターが売買しようとしているアイテム毎に、プレイヤーはパーセント・ロールを行ない、「表:闇市場での売買価格」で結果を確認する。そこには「表:闇市場での売買の日数と修正値」に示されている売買する品の市価に応じた修正値が適用される。またキャラクターは【魅力】〈説得〉判定を行ない、その判定結果をこのロールの合計に加算することもできる。表で示した売買相手がその品に対してどんな申し出をするかを決定する。
DMが売買相手の身元を決定する。闇市場の売買相手は基本的に胡散臭い相手が多いが、売買する品の市価が大きくなるほどにその傾向が高まる。売買相手はときに彼らの身元を決して知られないようにするために、代理人を使って取引を行なうかもしれない。しかし逆に、低額の売買の場合、ごく普通の主婦が闇市場で売買していることもある。その取引が後日になってパーティに法律上の問題を引き起こすかどうかはDMが決定する。
表:闇市場での売買の日数と修正値
基本市価 売買相手を見つけるための日数 d100ロールへの修正値
100gp以下 1d4日 +10
100gp~500gp 1d6日 +0
500gp~5,000gp 1d8日 -10
5,000gp~50,000gp 1d10日 -20
50,000gpより高額 1d12日 -30
表:闇市場での売買価格
d100+修正値 売買相手
20以下 買い手は市価の10分の1で買い取る
売り手は市価の2倍の価格を提示する
21~40 買い手は市価の4分の1で買い取る
売り手は市価の50%増しの価格を提示する
41~80 買い手は市価の半額で買い取る
売り手は市価の10%増しの価格を提示する
81~90 買い手は市価の通りの価格で買い取る
売り手は市価の5%増しの価格を提示する
91以上 買い手は市価より50%高く買い取る
売り手は市価より50%安い価格を提示する


最終更新:2017年02月25日 17:17