地理:鸚鵡島(サザリン市)

PARROT ISLAND
鸚鵡島は暗闇海岸の南、商人地区の北、棍棒地区の東に位置している。
鸚鵡島は長い間、密輸業者たちの隠れ家として使われてきた。
この狭い島の地下基盤に掘られたトンネルは、サザリン市そのものと同じくらい古くから存在しているが、今では放棄されてしまっている。
東端部分を除いて、ほとんどが30フィートの高さの剥き出しの岩の絶壁で囲まれており、その東端部分だけは比較的容易に上陸できる狭い砂浜がある。
この島は厚い植物相に覆われており、頭上の樹冠は、何百もの騒がしく、鮮やかな羽を持つ鸚鵡たちの巣となっている。
部分的に雑草に覆われた小道が、海岸から島の中央の空き地まで続いている。
中央の空き地には石製の跳ね上げ戸が隠されており、そこから地下トンネルへと通じている。


歴史

何世紀も前、このトンネルは密輸業を行なう海賊団の基地として使われていた。
彼らの敵がこの隠れ家を発見したとき、途方もない戦闘が行なわれ、海の入口が崩壊し、トンネル内に海賊たちが閉じ込められた。
何人かがたて孔を通って脱出しようと試みたが、敵がその入口を封鎖してしまっていた事が分かっただけであり、このルートは通行不可能であった。
2~3日のうちに食糧が尽きたとき、状況はますます悪化し、密輸業者の1人(ヴェルディマール・クルンドという名前のオリダマラのクレリック)が食人の狂気に犯された。
ヴェルディマールは9人の密輸業者を組織して他の者たちを殺害し、再び食糧が尽きたときには、この狂気に陥った密輸業者たちはお互い同士を食べた。
やがて、ヴェルディマールだけが残り、自分の足を切断して食べるという恐ろしい行為で死ぬと、オリダマラは、その不名誉な死後もヒュクヴァと呼ばれるアンデッド・モンスターの姿で生きるように、彼に呪いをかけた。
他の人食いたちも同様に死から立ち上がり、レイヴナス・ゾンビの海賊と化した。
これら死せる海賊たちはヒュクヴァのヴェルティマール・ルクンドをリーダーと見なした。
それからおよそ200年、これらの飢えたアンデッドたちは当ても無くトンネル内をさまよっていた。
ロータス・ドラゴン団の幾人かのメンバー(その中にはヴァンサスとペンカスが含まれていた)が、新たな密輸基地を設営しようと、このトンネルを探検しにやってくるまでは・・・

この地下トンネルの奥深くにロータス・ドラゴン団の幹部ペンカスの死体が発見された。


最終更新:2017年05月02日 22:07