クラスの特徴:神聖なる誓い「王冠の誓い」

Oath of the Crown
“王冠の誓い”は文明の理念、国家の精神たること、君主への忠誠、あるいは秩序と統治者権能の神格への奉仕といったものに対して誓いを立てるものである。この誓いを立てたパラディンは、社会と、とりわけ社会同士を結びつかせる法そのものに仕えるべく献身する。こうしたパラディンたちは壁の上で用心深く見張りを行なう守護者であり、文明が打ち立てたあらゆるものを引き裂く脅威を及ぼす蛮族の混沌たる大波に立ち向かう者であり、そして一般的に守護者、模範者、あるいは歩哨として知られている。しばしば、この誓いを立てたパラディンは国家や君主に仕える騎士修道会のメンバーであり、この騎士団の階級への参入許可の一部としてこの誓いに従っている。


王冠の教義

Tenets of the Crown
“王冠の誓い”の教義は、しばしば彼らが誓いを立てる相手である君主によって規定されるが、一般的に下記の教義が強調される。

秩序

Law
秩序こそ最重要である。それは文明の石組みを互いに結びつけるモルタルであり、それは敬意を払われなければならない。

忠誠

Loyalty
君の言葉は君の契約である。忠誠なしでは、誓いも秩序も意味を失う。

勇気

Courage
規律のために為す必要がある事は、たとえその成否が絶望的な場合であっても、自発的に行なおうとしなければならない。もし君が為さねば誰が為すのか?

責務

Responsibility
君の行動の結果に責任を負わなければならず、自らの義務と責務を果たすべく責任を負っている。

誓いの呪文

Oath Spells
君はリストに掲載されているパラディン・レベルにおいて、誓いの呪文を獲得する。
表:王冠の誓いの呪文
パラディン・レベル 呪文
3 コマンド、コンペルド・デュエル
5 ウォーディング・ボンド、ゾーン・オヴ・トゥルース
9 オーラ・オヴ・ヴァイタリティ、スピリット・ガーディアンズ
13 ガーディアン・オヴ・フェイス、バニッシュメント
17 ギアス、サークル・オヴ・パワー

神性の利用

Channel Divinity
3レベル時にこの誓いを立てたとき、君は下記の“神聖の利用”の選択肢を得る。

勇者の挑戦

Champion Challenge
君は他野クリーチャーに君と戦うよう強制する挑戦を叩きつける。君の30フィート以内にいて、君が見ることができ、君が選んだ各クリーチャーは【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。セーヴに失敗すると、クリーチャーは自発的に君から30フィートより遠くに移動することができなくなる。君が無力状態になるか、死ぬか、あるいはそのクリーチャーが君から30フィートより遠くに移動させられたなら、この効果は終了する。

形勢逆転

Turn the Tide
ボーナス・アクションとして、君は負傷しているクリーチャーを“神性の利用”で支えることができる。君の30フィート以内にいて、君の声を聞くことができる、君が選んだ各クリーチャーは、もしそのヒット・ポイントの半分以下になっているなら、1d6+君の【魅力】修正値(最低でも1)に等しいヒット・ポイントを回復する。

神聖なる忠誠

Divine Allegiance
7レベル以降、君の5フィート以内のクリーチャーがダメージを受けたとき、君はリアクションを使い、目標となったクリーチャーの代わりに君自身の健康で魔法的に取って替えることができ、そのクリーチャーはダメージを受けないで済む。代わりに、君がダメージを受ける。君に与えられるこのダメージはいかなる手段によっても減少させたり、無効化したりできない。

不屈の魂

Unyielding Spirit
15レベル以降、君は麻痺状態や朦朧状態になるのを回避するためのセーヴィング・スローに“優位”を得る。

高貴なる勇者

Exalted Champion
20レベル時、戦場における君の存在は君と同じ大義に献身している者たちに霊感を感じさせるものとなる。君はアクションを使って1時間の間下記の利益を得ることができる:
  • 君は非魔法の武器による[殴打]、[斬撃]、[刺突]ダメージに対する抵抗を得る。
  • 君の30フィート以内に居る間、君の味方たちは死亡セーヴィング・スローに“優位”を得る。
  • 君は【判断力】セーヴィング・スローに“優位”を得、また君の30フィート以内にいる味方たちも同様となる。
この効果は君が無力状態に陥るか死ぬかすると、持続時間終了前に終了する。いったんこの特徴を使用したなら、大休憩を取り終えるまで再びこれを使用することはできない。

最終更新:2017年05月14日 18:49