勢力陣営:オーマン人部族

Olman Tribes

紋章

血の跳ね散った大きな恐竜の鉤爪。

背景

オーマン人部族は深刻な危険によって内側からも外側からも攻撃を受けている。彼らは長い年月“恐怖の島”に生息する脅威と争って来ているが、今や外国人による安全面と文化的純潔性への攻撃にも直面している。外部からの侵略、異常に頻発している島の火山活動、そして島の最も危険な住人たちの復活に直面した場合、オーマン人は彼らの民と文化の生存を最優先事項と位置付ける。生存以上に、オーマン人は訪問者たちによる堕落に対して独自文化の保存を求める。それは不安定な均衡の上に存在しており、外国人が関与する程度は、注意深く決めねばならない。多くのオーマン人は孤立主義を好み、外国人の多くを無視するが、来るべき闘争を切り抜ける唯一の方法は注意深く彼らと提携を結ぶことしかないと信じる者もいる。オーマン人の中には心底からその文明をかつての栄光の頃にまで復活させようという信念を抱いている者もいる。
部族がすべての外国人と敵対している訳ではなく、彼らの歓待を悪用しようとしたり、彼らの生活様式を破壊しようとする者にだけ抵抗する。「巨壁」の向こうや、地下深くにおいて力を伸ばしている暗黒の勢力を倒そうとしている者たちに対しては、彼らは進んで味方する。部族の中にはすぐに緋色団を受け入れたり、入植者たちや他の訪問者たちと交易をする者もいる。ほとんどのオーマン人は探求者団の紋章を知っており、その組織が過去に行なった、彼らの財宝や文化的秘密に対する略奪や横暴はとてもの事に楽しい思い出ではないため、それを持つ者すべてを警戒している。

メンバー

通常、“恐怖の島”出身のオーマン人だけがこの部族に参加できる。長老たちに深い感銘を与えた非オーマン人は、ついにはこの勢力陣営への参加を許される可能性がある。

称号と義務

原住オーマン人は自動的にこの陣営の名声1を得る。非オーマン人は長老会議の前で部族の一員と認められなければならず、部族のトーテムの幻影を見るために、断食とドラムカラと呼ばれる酩酊作用のある薬草の混合物を飲んで行う1週間の儀式に参加しなければならない。この儀式を行っている間の1日に1回、難易度15の【耐久力】セーヴィング・スローを行わなければならず、失敗するとヒット・ポイント最大値が1d6減少する。また、この儀式の間、大休憩や小休憩による利益を得ることができない。もしヒット・ポイント最大値が0以下になると死んでしまう。途中で儀式を中断することもできるが、その場合は二度と再びこの儀式を受ける資格はなくなる。この1週間の試練の後、非オーマン人は、他の部族のメンバーたちから、あらゆる面においてオーマン人と見なされるようになる。失われたヒット・ポイント最大値はそれ以降大休憩を1回取り終える毎に1ポイントの割合で回復する。
表:オーマン人部族の地位と称号
名声 称号
0 メンバーではない
1 部族戦士
3 狩りの長
10 戦士長、前提条件:5レベル以上
25 長老、前提条件:10レベル以上
50 選ばれし者、前提条件:15レベル以上

各称号の説明

名声0(メンバーではない)

オーマン人ではない。

名声1(部族戦士)

部族の若きメンバーであり、誇り高き戦士である。
〈隠密〉技能に習熟する。すでにこの技能に習熟しているのであれば、〈運動〉、〈軽業〉、〈宗教〉、〈生存〉、〈知覚〉、〈動物使い〉のいずれか1つに習熟する。

名声3(狩りの長)

1ヶ月に1回は部族の戦士集団を率いて狩りに出なければならない。これは質素な生活様式を維持する「職能活動」の休息時間の活動とみなす。これを怠った場合、部族の戦士集団を率いての狩りに出かけるまではこの勢力陣営による利益の全てが一時的に停止される。
部族のシャーマンに依頼して、1週間に1回まで、2レベルまでのクレリック呪文かドルイド呪文1つを無償で発動してもらうことができる。高価な物質要素の分は別途支払わなければならない。

名声10(戦士長)

前提条件:5レベル以上
伝統的な神に捧げる踊りカヒコを体得し、これによって〈芸能〉技能に習熟する。
また、カヒコは戦闘時にも役に立つ。君はトゥルー・ストライクの初級魔法を修得する。

名声25(長老)

前提条件:10レベル以上
君はもはや1ヶ月に1回戦士集団を率いて狩りに出る必要はなくなる。代わりに、1ヶ月に1回は部族での“祖先の儀式”を催行しなければならず、これは新しい休息時間の活動「祖先の儀式」として扱う。
部族のゾンビー・マスターから4体のゾンビーからなるゾンビー随行団が与えられる。これらのゾンビーは通常通りに24時間おきにアニメイト・デッド呪文で支配権を再確立しなければ支配から逃れてしまう。ゾンビー・マスターがいれば毎日再確立してくれるが、いなければ君が自分で再確立しなければならない。失った分は1体につき名声1を減少させる事でゾンビー・マスターから補充してもらえる。
1レベルか2レベルのクレリック呪文かドルイド呪文を1つ修得する。ただし、これは儀式として発動できるものでなければならず、儀式としてしか発動できない。

名声50(選ばれし者)

前提条件:15レベル以上
部族は君が栄光の新時代を布告し、滅びて久しいオーマン帝国を復活させる運命にあると信じるようになる。
君はゾンビーの祝福を得る。
ゾンビーの祝福:君は[毒]ダメージと毒状態に対する完全耐性を得る。また、ダメージが君を0ヒット・ポイントにまで減少させたなら、そのダメージが[光輝]ダメージであるか、クリティカル・ヒットでない限り、難易度5+その被ったダメージに対する【耐久力】セーヴィング・スローを行うことができ、成功すれば1ヒット・ポイントにまで減少するだけで済む。一度このセーヴィング・スローに成功したなら、大休憩をとり終えるまでは再びこのセーヴィング・スローを行うことはできなくなる。

最終更新:2017年02月26日 15:40
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