Witchwardens
紋章
ルーン文字が周囲を取り巻き、その内側には中心に向かって放射状に並んだ8本のダガーが配置された円盤。それぞれのダガーはそれぞれが大きな主義に寄与する1つの魔法の系統を表している。通常、このギルドのメンバーはそのローブにこの紋章を徽章として取り付けている。
背景
元々、魔法、死、そして美の女神であるウィー・ジャスに仕える宗教グループとして600年前に設立されたこのギルドは、年々世俗的なものへと変わってきた。貴族地区に基盤を持ち、魔女看守団の塔がこのギルドの第一の本拠地である。
高さ80フィートのこの塔には数多くの図書室、作業場、会議室があり、その発見や知識をギルドで共有する限り、これらのすべてについてメンバーは自由に使用できる。魔女看守団は彼らについての秘密主義的な態度を維持することを好み、この塔を訪れるすべての訪問者に対して、あらかじめ約束をとるようにし、彼らには1階にある設備の整った会議室しか利用させない。
魔女看守団の第一の目標は秘術魔法の追及であり、メンバーは新しい呪文の開発や、失われた知識を取り戻すことに、その時間の多くを費やしている。このギルドはまた、あらゆる魔法的な脅威からこの都市を守るという責務を負っている。現在のこのギルドの女主人は、看守長ラクス・シオーニ(秩序にして中立、女性の人間、ウィザード11)であり、これらの責務を非常に生真面目に果たしている;常にギルドのメンバーたちに情熱的な訓戒を与えて新しい目標へと進ませ、必要に応じて彼らを都市の防衛に当たらせている。
メンバー
魔女看守団は秘術呪文を発動できる者であれば誰にでも、バードであろうが、ソーサラーであろうが、ウィザードであろうが、その門戸を開いている。今日においてもやはり魔女の女神を崇敬しているが、メンバーはどんな信仰を抱いていても構わない。この都市の最も強力なウィザードやソーサラーの多くがメンバーであり、このギルドに力と富を与える重要なつながりとなっている。
称号と義務
魔女看守団のメンバーは一般費用をまかなうための10gpの月謝を支払うことが求められる。新しい称号を得たメンバーは月例の秘術シンポジウムの閉会時に昇進し、その時に新しいダガー(官職のしるし)を受け取る。(詳細は個別の称号の項を参照)。
表:魔女看守団の地位と称号 |
名声 |
称号 |
0 |
メンバーではない |
1 |
入門者候補 |
3 |
入門者、前提条件:1レベル以上の秘術魔法を発動できること、20gpの入会金を納付すること、審問に合格すること |
10 |
白い短剣、前提条件:5レベル以上 |
25 |
黒い短剣、前提条件:10レベル以上 |
50 |
赤い短剣、前提条件:15レベル以上 |
各称号の説明
名声0(メンバーではない)
この組織が魔法使いのギルドであることは知っており、貴族地区にある高さ80フィートの塔が本拠地であることも知っている。そこには数多くの図書館、作業場、会議室があり、魔術の発見や知識を共有しているという。魔術に興味があるのであれば行く価値があるかもしれないが、そうでない者には恐ろしい魔女や悪魔の住処同然である。
名声1(入門者候補)
特に利益も得られないが、義務もない入門志願者である。あらかじめ手紙などで約束を取り付けておけば、魔女看守団の塔の1階の会議室にだけは入ることが許されるが、その場合、中で見聞きしたことは決して口外しないことを誓わされる。もっとも、1階の会議室で見聞きすることなど大したことは何もないのだが。通常は、入門者になるための試験を受けるために会議室を訪れることになる。
名声3(入門者)
前提条件:1レベル以上の秘術魔法を発動できること、20gpの入会金を納付すること、審問に合格すること
入門志願者はギルドのリーダーたちで構成される陪審員団の前で秘術の才能を披露する審問に合格しなければならない。
入門者は毎月10gpの月謝を支払わなければならない。月謝を支払わない月が2ヶ月連続すると、それ以降、滞納分を支払い終わるまで毎月名声が1減少する。
入門者となったなら、塔にある呪文書の内、1レベルと2レベル呪文を見せてもらうことができるようになる。1レベル呪文は1つにつき50gp、2レベル呪文は1つにつき200gpを要求される。書き写す際には別途『Player’s Handbook』の第3章にある「君の呪文書」のサイドバーに記載されている通りの費用を要する。
休息時間の活動として
呪文発動サービスを受けることができる。ウィザード、ウォーロック、ソーサラー、バードの呪文であれば、2レベル呪文を80gpで、1レベル呪文を20gpで、0レベル呪文を10gpで発動してもらうことができる。消費する物質要素がある場合、別途その分の2倍の市価を追加で支払う必要がある。
名声10(白い短剣)
前提条件:5レベル以上
白い短剣の月謝は毎月20gpになる。
新たに3レベル呪文の呪文書を見せてもらえるようになる。3レベル呪文は1つにつき450gpを要求される。
初級魔法と1レベル呪文の巻物を作成する作成方法を学ぶ。
呪文発動サービスで受けられるウィザード、ウォーロック、ソーサラー、バード呪文が増える。4レベル呪文を320gpで、3レベル呪文を180gpで受けられるようになる。消費する物質要素がある場合、別途その分の2倍の市価を追加で支払う必要がある。
名声25(黒い短剣)
前提条件:10レベル以上
黒い短剣の月謝は毎月30gpになる。
新たに4レベル呪文の呪文書を見せてもらえるようになる。4レベル呪文は1つにつき800gpを要求される。
また、2レベル呪文の巻物を作成する作成方法を学ぶ。
名声50(赤い短剣)
前提条件:15レベル以上
赤い短剣の月謝は毎月50gpになる。
次のリストからのいずれか1つをもらう。
- アミュレット・オヴ・プルーフ・アゲンスト・ディテクション・アンド・ロケーション
- クリスタル・ボール
- ゴーグルス・オヴ・ナイト
- ジェム・オヴ・シーイング
- ヘッドバンド・オヴ・インテレクト
- メダリオン・オヴ・ソウツ
- ランタン・オヴ・リヴィーリング
- ワンド・オヴ・シークレッツ
名声が10上昇するごとに追加で1つをもらうことができる。
最終更新:2017年03月11日 00:47