クラスの特徴:ドルイドのサークル「牧夫のサークル」(2017/6/5)

Druid: Circle of the Shepherd
“牧夫のサークル”のドルイドは自然の精霊、特に野獣とフェイの精霊と意志疎通を図り、それらの精霊に支援を求める。これらのドルイドたちは全ての生ける物には自然世界の中で果たす役割があると認識しているが、自分自身の身を守ることが困難な動物やフェイを守護することに集中している。牧夫――彼らはそのように知られている――は、そうしたクリーチャーを自らが世話すべき存在と見なしている。彼らはそれらに脅威を与えるモンスターを遠ざけ、必要以上に獲物を殺す狩人たちを戒め、文明が稀少な動物たちの生息域やフェイにとっての聖域に侵入してくることを予防する。これらのドルイドの多くは都市や町から遠く離れていることが無上の喜びであり、荒野の動物やフェイ・クリーチャーの仲間たちと日がな一日を過ごすことに満足している。
このサークルのメンバーは彼らの庇護下にあるものたちへの脅威となる勢力に対抗するためや、彼らの庇護下にあるものたちをよりうまく安全に守る助けとなる知識やパワーを探し求めるために冒険者になる。これらのドルイドが行くところであればどこであれ、荒野の精霊が彼らに付いてくる。
表:牧夫のサークルの特徴
ドルイド・レベル 特徴
2 精霊のトーテム、森の言葉
6 偉大なる召喚者
10 守護精霊
14 貞節なる召喚


森の言葉

Speech of the Woods
2レベル時、君は野獣と多くのフェイと会話する能力を得る。
君は森語を話し、読み、書くことを学ぶ。加えて、野獣は君が言う言葉を理解することができ、君は彼らの出す雑音や身動きの意味を解釈する能力を得る。ほとんどの野獣は哲学的概念を表現したり理解したりする知性を持ち合わせていないが、友好的な野獣はごく近い過去に見聞きした内容を伝えることはできる。この能力は君に野獣との間に何らかの特別な友情を与えるものではないが、あらゆるノンプレイヤー・キャラクターとの間で行なうのと同じように、ご機嫌を取るための贈り物を添えて、この能力と組み合わせることはできる。


精霊のトーテム

Spirit Totem
2レベル以降、君は自然の精霊を呼び出し、それらを使って君の周囲の世界に影響を及ぼす能力を獲得する。ボーナス・アクションとして、君は非実体の精霊1体を、君の60フィート以内にあり、君が見ることができる一点に魔法的に召喚することができる。この精霊はその地点の周囲半径30フィートにオーラを生み出す。それはクリーチャーでも物品でもないものと見なすが、それが表現するクリーチャーの霊的な外観を持つ。
ボーナス・アクションとして、君はその精霊を君が見ることができるその地点から60フィート以内の地点へと移動させることができる。
この精霊は1分間持続する。いったんこの特徴を使用したなら、小休憩か大休憩を取り終えるまでは再びそれを使用することはできない。
この精霊のオーラの効果は下記の選択肢から君が召喚した精霊の種類に応じて決まる。

熊の精霊/Bear Spirit

熊の精霊は君と君の味方にその力と持久力を付与する。この精霊が出現したときにオーラの中にいて君が選択した各クリーチャーは5+君のドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを獲得する。加えて、君と君の味方はこのオーラの中にいる間、【筋力】判定と【筋力】セーヴィング・スローに“優位”を得る。

鷹の精霊/Hawk Spirit

鷹の精霊は至上の狩人であり、その鋭い視覚で敵に狙いを定める。この精霊のオーラの中にいる目標に対してクリーチャーが攻撃ロールを行なうとき、君は自らのリアクションを使ってその攻撃ロールに“優位”を付与することができる。

ユニコーンの精霊/Unicorn Spirit

ユニコーンの精霊は近くにいるものにその庇護を付与する。君と君の味方はこの精霊のオーラの中にいるクリーチャーを探知するために行なうあらゆる能力判定に“優位”を得る。加えて、もし君がそのオーラの内側か外側にいる誰かのヒット・ポイントを回復するために呪文スロットを使って呪文を発動したなら、同時にこのオーラの中にいて君が選択した各クリーチャーも君のドルイド・レベルに等しいヒット・ポイントを回復する。


偉大なる召喚者

Mighty Summoner
6レベル時、君は強力な野獣とフェイを招来する能力を得る。君の呪文によって召喚されるか、あるいは作り出されるかした、あらゆる野獣とフェイは2つの利益を得る:
  • そのクリーチャーは通常よりも多くのヒット・ポイントを有して出現する:それが有するヒット・ダイスあたり追加で2ヒット・ポイント。
  • その肉体武器によって与えられるダメージは、非魔法の攻撃やダメージに対する完全耐性と抵抗を打ち破るかどうかの裁定において魔法と見なされる。


守護精霊

Guardian Spirit
10レベル以降、君のトーテムの精霊は君が魔法で召喚した野獣やフェイを守護する。君が呪文によって召喚したか、作りだしたかした野獣やフェイがそのターンをトーテムの精霊のオーラの中で終了したときには、そのクリーチャーは君のドルイド・レベルの半分に等しいヒット・ポイントを回復する。


貞節なる召喚

Faithful Summons
14レベル以降、君が交感している自然の精霊は、君が最も無防備なときに君を守護する。もし君が0ヒット・ポイントにまで減少したか、自分の意志に反して無力状態に陥ったなら、君は即座にあたかも9レベル呪文スロットを使って発動したかのようにコンジュア・アニマルズの利益を得る。君が選択した脅威度2以下の野獣4体が召喚される。招来された野獣は君の20フィート以内に出現する。もしそれらが君から何の命令も受けないなら、それらは君を危害から守り、君の敵を攻撃する。この呪文は精神集中を必要とせず1時間持続するか、あるいは君がそれを解除する(アクションは必要としない)まで持続する。
いったん君がこの特徴を使用したなら、大休憩を取り終えるまでは再びそれを使用することはできない。


最終更新:2017年10月21日 17:24