Gladiator
剣闘士は吟遊詩人やサーカスの演技者と同じくらいたくさんいる芸能者であり、観衆を楽しませる光景を演出する訓練を積んでいる。君は軽業師や俳優としても多少の技能を持つかも知れないが、この種の派手な戦闘こそ君の芸能のやり方である。君の“大衆の要求”の特徴を使用することで、娯楽のための戦いに特化した任意の舞台で芸能を披露する場所――おそらくは剣闘士の闘技場や、秘密の地下競技クラブなど――を見つけることができる。君は装備パッケージの中の楽器1つを、トライデントやネットのような、安価だが一風変わった武器と置き換えることができる。
技能の習熟:〈軽業〉、〈芸能〉
道具の習熟:変装用具、1種類の楽器
装備:楽器1つ(君が選択した物1つ;これはトライデントやネットのような安価だが一風変わった武器と置き換えることができる)、ファンからの贈り物(ラブレター、一房の髪、安ぴか物)、舞台衣装1着、15gp入りのベルト・ポーチ
特徴:大衆の要求
君はいつでも芸能を演じる場所を見つけることができ、通常は宿屋や居酒屋であるが、サーカス、劇場、あるいは貴族の宮廷などであることすらある。そうした場所では、君が毎晩芸能を演じている限り、質素か快適な生活様式の宿泊と食糧を無料で受け取ることができる。加えて、君の芸能活動は、君のことをちょっとした地元の名士にしてくれる。君が芸能を行なった町で見知らぬ人が君のことを認識したとき、一般的に彼らは君のことを好きになる。
推奨される特性
成功した芸能者は聴衆の注意を捕らえて掴むことができなければならないため、彼らは燃えるようで、印象的な個性を持つ傾向がある。彼らはロマンチックな傾向があり、しばしば芸術の実践と美の観賞に関する高潔な理想に執着している。
d8 |
人格的特徴 |
1 |
ほぼどんな状況にも関係する物語を知っている。 |
2 |
新しい場所にやって来たときはいつでも、地元の噂を集め、ゴシップを広める。 |
3 |
絶望的なロマンチストであり、いつも“特別な誰か”を探し求めている。 |
4 |
どんな緊張でも和らげることができるため、私の周囲で長い時間怒っていられる者はいない。 |
5 |
自分に向けられるものも含め、素晴らしい侮辱を好む。 |
6 |
注目の的でなければ不機嫌になる。 |
7 |
完璧なもの以外は一切受け付けない。 |
8 |
歌のキーを変えるのと同じくらい素早く気分や考え方を変える。 |
d6 |
尊ぶもの |
1 |
美:私が芸能を演じるとき、これまでよりも素晴らしい世界を作り出しているのだ。(善) |
2 |
伝統:過去の物語、伝説、そして歌は決して忘れられてはならない。なぜなら、それらは我々が何者であるかを教えてくれるものであるのだから。(秩序) |
3 |
独創:世界には新しい考えと勇敢な行いが必要とされる。(混沌) |
4 |
貪欲:金と名声のためにだけ生きている。(悪) |
5 |
人々:私が演じるとき、人々の顔に笑顔が浮かぶのを見るのが好きだ。それだけが全てだ。(中立) |
6 |
正直:芸術は魂を表すものであるべきだ;それは内面からにじみ出るものであるべきで、我々が何ものであるか明らかにするものでなければならない。 |
d6 |
関わり深いもの |
1 |
私の楽器は私の持ち物の中で最大の宝物であり、私が愛した誰かを思い出すよすがである。 |
2 |
誰かが私のお気に入りの楽器を盗んだ。いつの日かそれを取り戻したい。 |
3 |
何をしてでも有名になりたい。 |
4 |
古い物語の主人公を偶像化しており、自らの行為をその人物のそれと比較する。 |
5 |
自分が憎むライバルより優れていることを証明するためであれば何でもする。 |
6 |
古馴染みの一座のメンバーのためであれば何でもする。 |
d6 |
弱味 |
1 |
評判と名声を得るためなら何でもしようとする。 |
2 |
かわいい顔にはすぐ騙される。 |
3 |
スキャンダルのために二度と故郷に帰る事ができない。そうした種類の厄介事はずっと付きまとうようだ。 |
4 |
かつてある貴族を風刺したことで、その貴族は今でも私の首を狙っている。たぶん、私は同じ過ちを繰り返すだろう。 |
5 |
思った事を隠しておくことが下手。口の悪さのせいで厄介事に巻き込まれる。 |
6 |
最大限の努力を重ねているにも関わらず、私は友だちから全く頼みにされない。 |
最終更新:2017年02月26日 00:20