SPY
君の能力は夜盗や密輸業者のものとほとんど異なるところがないが、君は全く異なる状況の中でそれらを学び、訓練してきた:すなわち諜報活動のエージェントとしてである。君は公式に認可された王家のエージェントであったのかもしれないし、あるいはもしかすると、君はより高位の命令者に、見出した秘密を売っていたのかも知れない。
技能の習熟:〈隠密〉、〈ペテン〉
道具の習熟:1種類のゲーム道具、盗賊道具
装備:かなてこ、フード付きの暗色のありふれた服、15gp入りのベルト・ポーチ
特徴:スパイのコネ
君は他のスパイ・ネットワークへの連絡係としての役割を果たす、頼りになり信頼に足るコネを有する。君はコネに対して、あるいはコネからどのようにしてメッセージを受け取るかの方法について、たとえどれほど大きな距離が離れていたとしても、それを知っている;具体的に言えば、君のメッセージを運んでくれる、地元のメッセンジャー、堕落した隊商の主人、そしていかがわしい船乗りなどを知っているのである。
推奨される特性
スパイは表の世界では悪党のように見なされており、彼らの多くは実際に根っからの悪人である。しかし一部には、それを補って余りあるとまでは行かないものの、多分に慕わしいものを多く持つ特性を有している者がいる。スパイの間にも名誉のようなものがあるかもしれないが、スパイが法律や権威に対して何らかの敬意を表すことはめったにない。
d8 |
人格的特徴 |
1 |
うまくいかない場合にどうすべきか、いつでも備えてある。 |
2 |
どんな状況でも常に落ち着いている。決して声を荒げることなどないし、感情はいつも自分で制御している。 |
3 |
新しい場所において最初にやることは、あらゆる価値あるものの―あるいはそうした物が隠れていそうな―場所を記録することである。 |
4 |
新たな敵を作るよりも新たな友人を作る方が多い。 |
5 |
人に信頼を奥までに著しく長い時間を要する。最も公明正大に見える人物でも、しばしば多くの隠し事を持っている。 |
6 |
状況におけるリスクには注意を払わない。勝算など気にするな。 |
7 |
私に何かしてもらいたいなら、私にはそれはできないと言ってみるのが最善の方法である。 |
8 |
ほんの些細な侮辱でも怒り狂う。 |
d6 |
尊ぶもの |
1 |
名誉:仕事として他人から盗むことはしない。(秩序) |
2 |
自由:誰かが鎖を作るなら、それらは引きちぎられるべきものである。(善) |
3 |
慈善:富裕な者から盗み、それによって必要とする人々を支援する。(善) |
4 |
貪欲:豊かになるためならどんな手段でも行なう。(悪) |
5 |
人々:いかなる理想のためでもなく、私は友人に忠実であり、他の誰が死んでしまっても私の知ったことではない。(中立) |
6 |
救い:誰にでも少しは良いところがある。(善) |
d6 |
関わり深いもの |
1 |
寛大な後援者に借りている古い負債を返そうとしている。 |
2 |
不正に得た利益が家族の生活を支えている。 |
3 |
何か重要な物を奪われ、それを盗み返そうとしている。 |
4 |
史上最大の大泥棒になりたい。 |
5 |
恐ろしい犯罪の前科がある。それに関して罪を購いたいと思っている。 |
6 |
私が犯した失敗が原因で愛する誰かが死んだ。二度とこんな事は起こしたくない。 |
d6 |
弱味 |
1 |
何か価値ある物を目にすると、それをどのように盗み出すかという事を除いて何も考えられなくなる。 |
2 |
金と友達のどちらかを選ぶという場面にでくわすと、きっと金を選んでしまう。 |
3 |
計画があったとしても、それを忘れる。忘れなかったとしても、それを無視する。 |
4 |
嘘をついているときには、それをついバラしてしまう。 |
5 |
何が都合が悪くなれば尻尾を巻いて逃げる。 |
6 |
君が犯した犯罪のために無実の人が収監されたとして、それは全く問題ない。 |
最終更新:2017年02月26日 06:45