背景:海賊

Pirate
君は若い時代を、鮫と野蛮人の世界で生き残るための方法を君に教えてくれた残酷無比な人殺しである、恐るべき海賊の下で過ごした。君は公海上で好きなように略奪行為を働いて来ており、そうされるに値するような人物を少なくとも1人は海の墓場送りにしてきた。恐怖と流血は君にとって馴染みのものであり、多くの港町でいくつもの芳しくない評判を得てきた。
君の航海の経歴に海賊行為があったと決めるなら、君は“船旅”の特徴の代わりに、“悪評”の特徴を選ぶことができる。

技能の習熟:〈運動〉、〈知覚〉
道具の習熟:航海道具、乗り物(水上)
装備:綱留め栓(クラブ)、絹のロープ50フィート、ウサギの足や中央に穴を開けた小さな石などの幸運のお守り(あるいは第5章の「珍品奇品」の表でロールしてランダムに決定した珍品奇品1つでも良い)、普通の服1着、10gp入りのベルト・ポーチ

特徴:船旅

必要なときには、君と君の冒険者仲間のために無料で確実に帆船に乗りこんで旅することができる。かつて君が働いていた船か、君が良好な関係を保っている別の船(おそらくは、かつての船乗り仲間が船長をしている船)に乗せてもらうのかもしれない。君は好意に頼っているだけなので、必ずしもいつでも必要とする時に必要なスケジュールや航路を確保できるわけではない。君が行く必要がある場所に行くのにどれくらいの長さがかかるかは、ダンジョン・マスターが決定するだろう。無償の乗船の見返りに、君と君の仲間は、船旅の間乗組員を助けることを求められる。

特徴の変種:悪評

もし君のキャラクターが船乗りの背景を持つなら、“船旅”の特徴の代わりにこの背景特徴を選択することができる。
どこに行こうとも、人々はその評判ゆえに君を恐れる。文明圏の居住地にいるとき、大部分の人々は君の犯罪を当局に届け出たりしないため、居酒屋の飲食代を踏み倒すとか、地元の店の扉を叩き壊すといった軽犯罪を犯しても、捕まることなくまんまと逃げのびることができる。

推奨される特性

船乗りは粗暴な連中だが、船上生活における責任感ゆえに、彼らは一般的に信頼に足る相手である。船上生活は彼らの考え方を形成し、彼らの最も重要な繋がりを形成する。
d8 人格的特徴
1 私の友人たちは、何があろうとも私のことは信頼できる者だという事を知っている。
2 もったいぶって働くことで、仕事が完遂したときに一生懸命働いていた振りをする。
3 新しい港に入って一杯のエールを酌み交わすことで新しい友人を作ることを楽しむ。
4 真実を誇張してうまい事言う。
5 私にとっては、居酒屋での喧嘩は新しい都市のことを知るための良い方法である。
6 友好的な賭け事は決して拒否しない。
7 私の言葉遣いはアティアグの巣穴と同じくらい汚い。
8 特に他の誰かにそれをするよう説得できるのであれば、良くできた仕事が好きである。

d6 尊ぶもの
1 尊敬:船を一体に保つのは、船長と船員たちの間の相互の尊敬にある。(善)
2 公正:全員が仕事をしているのだから、報酬は全員に分けるのだ。(秩序)
3 自由:海は自由だ―どこに行くにも自由、何をするも自由。(混沌)
4 熟練:私は捕食者であり、海上の他船は獲物だ。(悪)
5 人々:私は大義のためではなく、乗組員仲間のために献身する。(中立)
6 熱望:いつの日か私は自らの船を所有し、自らの運命の海図を作成しに行きたい。(すべて)

d6 関わり深いもの
1 第一に船長に忠実であり、その他の全ては二義的なものだ。
2 船が最も重要だ―乗組員や船長は次々入れ替わるものだ。
3 いつまでも最初の船のことは忘れられない。
4 ある港町には、ほとんど私の目を海から引き離してしまった愛人がいる。
5 公正な自分の取り分を騙し取られた。当然私に帰すべき取り分を手に入れたい。
6 冷酷な海賊たちが船長と仲間の乗組員たちを殺害し、我らの船を略奪し、私を死ぬに任せた。復讐こそ我が望みだ。

d6 弱味
1 たとえそれが間違っているように思えても命令には従う。
2 超過勤務を避けるためなら何でも言ってのける。
3 誰かが私の勇気に疑いを差し挟んだりすると、どんなに危険な状況でも決して後退しなくなる。
4 いったん飲み始めると、そう簡単には止まらなくなる。
5 盗めそうな小銭や安物装身具に出くわしたなら、それを着服しないではいられない。
6 自尊心の高さゆえに、おそらく私は破滅するだろう。

最終更新:2017年02月26日 06:53