Unearthed Arcana:改訂版レンジャー(2016/9/12)

Unearthed Arcana: The Ranger, Revised

過去1年以上に渡り、君たちはレンジャーに対するいくつもの新しいアプローチを目にしてきており、すべてがこのクラスのプレイヤーの高いレベルの不満と、著しく大きな差をつけてD&Dで最弱のクラスとランキングされた事を照準に見据えたものであった。
この2つの要素は組み合わさって我々をこの改訂版への道へいざなった。弱いと評価されたクラスはあったが、それにも関らず、そうしたものはプレイヤーたちの高い満足を得ている。これは我々にこうしたクラスをプレイしている人々が、たとえそれらのクラスが最強のクラスでないとしても、彼らのキャラクターの能力が卓における彼ら自身の経験と組み合わさることで楽しいと感じるということを教えてくれる。最終的には、すべてのクラスが一番にランクされるということはない。
同様に、クラスに見られるほとんどの問題は、クラス全体が好きかどうかを判断するうえで大きな役割を果たさない特定の能力に限定されている。言い換えれば、どのクラスも完璧ではないが、それぞれが独自の方法で水準点に近いため、プレイヤーたちは満足しているのだ。
それゆえに、レンジャーの地位は、プレイヤーたちが不満を訴えるものとして、ここしばらくの間、懸念材料となっている。そこで、本日はレンジャーの新しい改訂版を我々は提示することにする。既存のクラスの要素の多くは維持されているが、多くの変更もあるため、新しい材料について掘り下げてどのように感じるかを知ることこそ最善である。しかし私がここで取り上げたい事は、将来D&Dというゲームがどのように進化するのかという事である。
キャラクター・クラスを再構築するのと同じくらいに劇的なあらゆる変更には、計画、検証、そして明確で簡潔な実行が必要とされる。
計画段階は我々のプレイテスト・フィードナックの再確認まで立ち返るものである。我々はReddit、フォーラム、そしてソーシャル・メディアのデータと談話を再評価した。我々はこの問題に取り組むことがゲームに対する潜在的な中断を引き起こすものかどうかを判断しようとした。
この場合、我々は変化を推進するべく若干の組み合わせ要素について感じた。多くのプレイヤーはレンジャーをプレイしたがっているが、顕著な差を伴ってクラスのパワー・ランキング最下層にあるこのクラスに満足している者は少数であった。このクラスに特有の特徴もまた、個々のキャラクターの特徴の中で最下層トップ10にランキングされるものを埋めていた。
改訂版を生み出すにあたって、我々は過去1年に渡って実験とフィードバックの収集に努めた。我々は何かが当初の目的を達成していないときには、時間を使って解決策が正しいことを確かめる必要があると考えている。そうしてレンジャーについての我々の修正案であるこの最新アップデートが導き出されたのである。
今から始まる我々の次なるステップは検証である。これらの修正は適切であるか? 君たちのテーブルの問題を解決するのか? D&DのプレイヤーとDMである君たちはこれらを受け入れるのか? 私はこのクラスを作成するにあたり、もう1つか2つの別の改訂版を期待するのだが、これらの変更の範囲と方向性が、コミュニティが求めているものと合致していると私は確信している。
最後に、我々は実行することになる。将来的には、このレンジャーに関する試案か、あるいは将来行われる改訂版が十分に実績を上げたなら、将来のD&Dのソースブックにおいて改訂版レンジャーを提示することを計画しているが、プレイヤーは元々のレンジャーでも、改訂版のものでもどちらでも選ぶことができるが、DMはいつでも一方あるいは他方だけを使用できると決めることができる。どちらもD&D Adventurers Leagueでのプレイでは公認のものとなるだろうし、既存のレンジャーのプレイヤーは改訂版に変更する選択肢を持つ事になるだろう。詳しく読めば分かるように、元のレンジャーと改訂版のクラスとは、いくつかのクラス特徴の詳細が異なる場合であっても、ほとんど同一の成長表を用いている。ほんの少し我々の目的のために作業をするだけで、我々が提供することになるあらゆるレンジャー用の新しい選択肢は、両方のクラスで利用できるようにする。
全体として、このアプローチは我々の意図を包含している――そうすることが必要なときには必要な修正を施すが、中断は最小限に留め、その一方でプレイヤーの満足は最大化するような方法で修正を施す。そのことを念頭において、我々の新しいレンジャーを見て、その後のフィードバック調査に注目してください。

改訂版レンジャー



最終更新:2017年03月06日 15:48