神格:トラロック

TLALOC
中級神(秩序にして悪)
トラロックは広く信仰されている雨の神であり、彼の生気を与える水なしでは都市国家は生存できないためである。またトラロックは子供たちの守護者とも見なされており、ケツァルコアトルが火の嵐を送りつけて彼の統治を終わらせるまでは第三の太陽としての務めを果たした。
この高地の神々の中でも最も非人間的な外見のトラロックは、大きく見開いた凝視する目と、牙の生えた口を持った爬虫類の顔を持っている。彼は自らの子供たちに奉仕されている:集合的にトラロケとして知られる水の小精霊である。
トラロックは服従と規律の哲学を広めている。天界からの贈り物(太陽光や雨など)を受け取るためには、人々はこの神の意志に服従しなければならない。彼は自らより目上の者を尊敬する者こそが報われるのだということを教えている。トラロックは彼自身がそうするのと同じように、可能な限り自らの信者たちが地位を向上できる機会を掴めるよう奨励する。

権能

雨。

領域

風、秩序、植物、水。

好む武器

シックル。

クレリックの訓練

トラロックのクレリックは天候(トラロックの意志)を観測し予測する手段を学んでいる。寺院に奉仕しているのでない時には、クレリックたちが地方の共同体に対して助言や祝福を与えている姿が見受けられるかもしれない。

探索行

典型的な探索行としては、バーバリアン部族からセノーテを奪い取る、貴族の子供を悪霊から守護する、そして邪悪な王に対する軍勢を率いるといったものが含まれる。

祈り

トラロックのクレリックたちはトウモロコシ粉の練り生地から偶像を作り出し、それらを雨の神に恵みを嘆願する農民に売りつけるのである。

寺院

ほとんどの都市には、ジグラトの頂上に建てられた卓越したトラロックの寺院が存在する。これらの寺院は、通常太陽神トナティウ(あるいは、テノチティトランにおいてはウィツィロポチトリ)の寺院の隣に設置されている。また、トラロックとチャルチウトリクエのための小さな社は、泉やセノーテの近くに見受けられる。

儀式

典型的な農業儀式は、トラロックを鎮めるために1年の様々なときに行なわれる。しかしながら、その狭間の間にも、クレリックたちはさらなる儀式に従事している。これらの儀式には、旱魃を誘発する雨の神を目覚めさせることを願って夜通し叫んだり、踊ったりすることが含まれる。もし祈りが失敗したなら、クレリックたちはトラロックに対して若者の血を捧げる。その若者の叫びが効果と正比例する:より多くの涙があれば、それだけ多くの雨が降るのである。

御使いと眷属

トラロックの御使いは大きく見開いた目と大きな牙を持つ20レベルのリザードフォークのドルイドである。眷属にはフォーミアン・タスクマスター、フォーミアン・ミュルマルク、そして超大型サイズのエレメンタル(エア、ファイアー、ウォーター)がいる。

最終更新:2017年02月25日 20:32