Unearthed Arcana：ゴシックの英雄（2016／4／4）

Unearthed Arcana: Gothic Heroes

今月の『未知なる神秘』では、ゴシックの英雄たちに適した新しいキャラクター用の選択肢数点を見ていく。副種族のレヴナントはキャラクターに死から舞い戻る興味深い手法を提供する――君がバロヴィアの霧の中でキャラクターを失った場合に有益な選択肢だ。化け物狩りと探偵は、それぞれファイターとローグ用の2つの新しいアーキタイプであり、レイヴンロフトや他のあらゆるゴシック・ホラー・キャンペーンにおける挑戦に適している。
もし君が将来の『未知なる神秘』の記事においてみたいと思っている特別な内容があるなら、Twitter（@mikemearls）経由でぜひ私に知らせてほしい。

新しい副種族

New Subrace: Revenant
残酷で不当な最期を遂げた君は、生者の世界へと帰還してきた。レヴナントである君は、君の生命に害を成した者たちに対する復讐を渇望しているか、あるいは君が果たすこと叶わずやり残した、最後の重大な仕事を果たし終えることを求めている。
レヴナント副種族は副種族を有するあらゆる種族に適用することができ、その種族の既存の副種族の選択肢と置き換わる。あるいは、君は下記に示した修正選択ルールを使用することで、この新しい副種族を副種族の選択肢を持たない種族に対して適用することもできる。
また君のDMはこの副種族を殺害されたキャラクターに対して適用することを君に許可するかもしれない。この場合、君のキャラクターはその本来の副種族と置き換えて（あるいはその基本特徴に必要な修正を施して）、復讐を求めるか、あるいはその任務を完遂することの決意に満たされて、死から蘇生する。

種族調整

Racial Adjustments
副種族の選択肢を持たない種族については、レヴナント副種族を採用する際に、下記に示すように、君のキャラクターの基本特徴に変化を加えることを意味する。（このプレイテスト記事では人間とドラゴンボーンのキャラクター用の選択ルールだけを提示する。ハーフエルフとハーフオークは副種族の選択肢を持たないため、彼らにはこれらのレヴナント副種族のルールを適用するべきではない。）

人間のレヴナント

Human Revenant
もし君が人間のレヴナントをプレイしたいのであれば、人間の“能力値上昇”の特徴を下記のように修正する：君が選択した2つの異なる能力値を1ずつ上昇させる。もし君が選択ルール版の人間の特徴を使用しているなら、“技能”と“特技”の特徴を除去する。

ドラゴンボーンのレヴナント

Draonborn Revenant
もし君がドラゴンボーンのレヴナントをプレイしたいのであれば、ドラゴンボーンの“能力値上昇”の特徴を下記のように修正する：君の【筋力】の値は1上昇し、また【魅力】の値は1上昇する。加えて、君の“ドラゴンの血筋”の特徴はそのダメージ種別として［死霊］ダメージを使用し、君のブレス攻撃とダメージに対する抵抗に適用されるダメージ種別は置き換えられる。

ティーフリングのレヴナント

Tiefling Revenant
『未知なる神秘』の先の記事（古の黒魔法）では、副種族を使用するように変えるティーフリングの選択ルールの概要を説明した。ティーフリングのレヴナントを作成するにあたってはこの記事を使用し、その副種族の選択肢をレヴナントの副種族の選択肢と置き換えること。

能力値上昇

Ability Score Increase
君の【耐久力】の値は1上昇する。

容赦なき性質

Relentless Nature
君のDMは君に1つの目標を指定する――一般的には、君のキャラクターの死に関わりのある事柄である。この目標は君が完遂することができる特別な任務でなければならず、たとえば、ある的を殺害することとか、ある地域やその人々を解放することなどである。この目標を達成するまで、君は下記の利益を得る：

もし君のターンの開始時に君がヒット・ポイント最大値の半分を下回っているなら、1ヒット・ポイントを回復する。
君が死ぬと、君は死後24時間で命を取り戻す。もし君の肉体が破壊されたなら、君は死んだ場所の1マイル以内の、DMが決定した場所で肉体を再形成する。もし君の装備も破壊されているなら、それを取り戻すことはない。
君と君の目標と関わりのある任意のクリーチャー、たとえば君が復讐を果たそうと狙っている人物や、君が守り抜くと誓っている人物などとの間の距離と方向を知る。この知覚力はそのクリーチャーが別の次元界にいるなら機能しない。

目標が完遂されると、君はついに安らぎを見出す。君は死に、二度と生命を取り戻すことはできない。