呼吸器内科研修医・レジデントにおすすめの本・教科書

呼吸器内科を勉強する研修医・レジデントの方におすすめの呼吸器・人工呼吸器に関する

本・教科書・医学書・参考書をご紹介します。

あなたにぴったりの本・教科書が見つかれば幸いです.

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呼吸器内科って?

呼吸器学(こきゅうきがく、英語:pulmonology)は、主に人体の呼吸器(respiratory)系を中心に診療研究する内科学の一分野。

元々の語源である「pulmonology(肺学、肺臓学)」からわかるように、主に肺を扱っていった分野として発展していった。

呼吸器外科学と連携して治療にあたっており、診療科としては呼吸器内科と呼吸器外科が共に呼吸器センターを設置している施設もある[1]

<wikipediaより>

 

呼吸器内科では何を学べばいいの?

主に2つあります。

①がん以外の呼吸器疾患

②肺がんなどの腫瘍性疾患

あたりまえなような感じもしますが、肺がんの患者数は非常に多く、

施設によっては腫瘍内科としての役割が大きい呼吸器内科も存在します。

もしあなたの研修施設の呼吸器内科が腫瘍性疾患も扱う場合は、

ローテート中に肺がんについて勉強する機会が非常に増えるでしょう。

したがって、肺がんを扱っているかどうかは大切で、上記に分けて考えて勉強することが重要です。

繰り返しますが、がんを診る呼吸器内科かどうかで必要な本が変わります。

 

個人的に思うこと(読み飛ばしてもらっても構いません)

私のバックグラウンドは内科医です。

呼吸器内科は専門ではありません。

外来・病棟・研究が主です。

あくまで個人的に思うことですが、内科外来をやっていてよくであう呼吸器領域のプロブレムは

咳嗽 ・ 診断がされている気管支喘息のDo処方 ・ 感冒 ・ 肺炎 

であるように思います。

この辺のマネージメントは勉強せざるを得ません。

▼咳嗽の原因でコモンなもの、すぐに思い浮かびますか?

咳嗽は、肺疾患はもちろんですが、GERD、副鼻腔炎も原因として大変多いです。もちろん肺疾患を

鑑別除外してから診断に入ります。ひたすらメジコン・メジコン・リンコデ・・・みたいな処方は危険です笑

▼気管支喘息のマネジメントは、呼吸器内科の先生からもう落ち着いてるからこっちの内科と一緒にみてもらって大丈夫、と言われて

一任されることがよくあります。

Do処方しながら、調整を行うようなパターンです。気管支喘息は患者さんも多く、完治はしないため、薬も増えました。

自分が良く使うものは使用量を把握しておいて、使い慣れない薬は、治療薬としてどこに分類されるのかは押さえておきたいですね。

▼感冒は感冒と言い切れることが大事!です。

論文によって数字は大きくばらつきますが、医師が感冒と診断した症例の中には結構な割合で感冒じゃないものが含まれるそうです。

上気道症状がそろっているかどうか、まずは確かめたいですね。

▼▼▼加えて、意外と重要になってくるのが心疾患との鑑別です。

症状が似てることが意外とあります。息苦しい、労災時呼吸苦・・・etc。

外来でいきなりCTとることは少なくて、まずはレントゲンから、です。CTない外来先もよくありますしね。

レントゲンはCTと比べれば情報量は少ないですが、それでも基本的な大事な検査です。

病棟にいるとすぐにCTに行けますが、外来ではレントゲンだけで何かを判断しなくてはいけないこともよくあります。

胸部レントゲンの基本的なことは読めるようになっておきたいですね。

21世紀になってもレントゲンはまだまだ現役!!

 

①がん以外の呼吸器疾患

内科医になるにしてもならないにしても、臨床を続けるには呼吸器疾患は非常に頻度が高く、

ある程度のマネージメントは必須になるでしょう。

例えば、気管支喘息、肺炎などの救急でももちろんそうですし、外来でもその知識は必須でしょう。

とくに、肺炎は本当にありふれたcommon diseaseであり、感染症の勉強としても重要です。

では、何をそろえたら良いか、見ていきたいと思います。

 

~医局のデスクにおいておきたい本~

■レジデントのための呼吸器診療マニュアル 第二版 <おすすめ度・・・★★★★★>

 ★科別 人気第1位! 

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呼吸器疾患を非専門医レベルで全体的にまとめている本としてはまずおすすめです!

大きさとしては白衣のポケットには入らないものコンパクトで内容としては

呼吸器疾患全般について網羅しています。

呼吸器疾患の復習から、臨床で使う知識の勉強まで、まずは無難に、手元においておきたい一冊ですね!

 

 

■やさしイイ呼吸器教室 <おすすめ度・・・★★★★★>

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読み物としてすばらしい本です!

基礎的な,解剖,生化学,生理などから始まり,臨床に直結する知識まで,非常にわかりやすい,

頭に入ってきやすいスタイルで教えてくれる本です.

辞書的なつかい方をするほんではありませんが,理解を深める読み物としてぜひ.

 

 

■かぜ診療マニュアル <おすすめ度・・・★★★★★>

 ★科別疾患 人気第1位! 

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たかが、かぜ、されど、かぜ。

この本を読み終わるとかぜってみれるようで、見れてなかったことに気がつきます。

Amazonでいつも売れ筋上位なのはそういうわけでしょう。

総合診療をしっかりまなばれた先生の語るかぜ診療。

必読です。

 

 

~白衣のポケットにいれておきたい本~

■呼吸器病レジデントマニュアル <おすすめ度・・・★★★★☆>

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呼吸器領域では白衣のポケットに入る系統の本はあまりない印象ですが、

安心のレジデントマニュアルとしておすすめです。

電カルの前で困った時に、オーベンに立ち向かいたいときに。

 

~ポケットの中の新定番~

■ポケット呼吸器診療 <おすすめ度・・・★★★★★>

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呼吸器病レジデントマニュアルが教科書的な、まじめなそつない学校の先生ならば

こちらは要領のいいポイントを押さえて教えてくれる人気の予備校の先生です。

すごいコンパクトな中に、わかりやすく、しかも実践的な内容が網羅されていて、レイアウトもきれいで見やすい、

一歩抜きんでた本です。

 

~肺炎・感染症の勉強に使いたい本~

■感染症診療の手引き <おすすめ度・・・★★★★★>

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実践的な感染症のポケットブックです。

多くの白衣のポケットにも入ってしまう薄さ、小ささです。

どんな時に、どんな抗生剤を使ったらいいか、とても信頼できる一冊。

内容に比して安価なので、ぜひ。

 

 

■絶対わかる抗菌薬初めの一歩 <おすすめ度・・・★★★★☆>

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定番の一冊ですね。

抗生剤の復習、勉強にどうぞ。

 

 

②肺がんなどの腫瘍性疾患

腫瘍性疾患を扱う場合、研修医、レジデントの方の場合、自分で新たなレジメンを決める・オーダーする、

ということはあまりないのではないでしょうか。

まず、チーム・オーベンにキャッチアップしていって、治療内容を把握して、

ナースから対応を頼まれる頻度の高い症状(ex.嘔気、血痰など)に対する対処療法、

抗がん剤の副作用への対処を覚えることが重要です。

次に疾患全体を把握しましょう。

また、肺の悪性腫瘍は胸部画像が大切になってきます。

解剖の復習がてら、胸部CTなどの勉強も一緒にできてしまえば素敵ですね!

それでは、おすすめの本をご紹介します。

~白衣のポケットにいれておきたい本~

 

■がん診療レジデントマニュアル <おすすめ度・・・★★★★★★★★★★★★★★★>

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腫瘍性疾患のポケットブックとしては群を抜いておすすめです!!

肺がん以外の悪性腫瘍ももちろん記載されていますが、

抗がん剤の副作用などは他領域で用いる薬剤と共通するものも多く、

肺がんを、悪性腫瘍全体の中の一つとして捉えることができます。

病棟で必要になりそうな細かい、実践的なこともかなり把握されており、

パフォーマンス、内容、共に充実の一冊です!

 

 

咳をみれるようになる

 

プライマリ・ケアの現場でもう困らない!止まらない“せき”の診かた

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咳,自信をもってみれますか?

一口に咳嗽といっても,感冒の咳嗽から,見逃してはいけないものまで

千差万別です.

外来でもよくみます.

時間がない外来業務の中で,自信をもって鑑別したいですね.

 

 

胸部レントゲンを読めるようになる.

 

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室

 ★カテゴリー 人気第1位! 

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CTがこれだけ普及した今でも,いや,だからこそ画像診断の第一歩は

胸部レントゲンです.

医師にとって,胸部レントゲンの知識は教養に近いものがあるでしょう.

たくさんの本がでていますが,個人的には,まずこちらがおすすめです.

とてもわかりやすいです.

 

 

血ガスを読めるようになる.

 

やさしイイ血ガス・呼吸管理

 ★科別 人気第1位! 

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正確な呼吸状態の把握に血ガスは多くの場面で用いられます.

救急や他の科でも必要とされる場面は多いです.

しかし,血ガス読む自信がない,という方も少なくないではないでしょうか.

そんな時にぜひ手に取ってみてください.わかりやすく,血ガスの話から

徐々に呼吸管理に移っていきます.

 

気管支喘息をみれるようになる

 

気管支喘息バイブル

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気管支喘息は罹患率の高い疾患で,いわゆるcommon diseaseです.

呼吸器の専門でなくても自分の診ている患者さんのある程度の

喘息コントロールは必要になる場面も多いとおもいます.

気管支喘息のガイドラインももちろん出ていますが,

学習を始めるにあたっては,こちらは非常におすすめです.

 

COPDをみれるようになる

 

COPDの教科書: 呼吸器専門医が教える診療の鉄則

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喫煙率は徐々に低下してはいますが,まだまだCOPD患者さんは多く

いらっしゃいます.

忙しくても文章が読みやすく,内容はさらっとしていて頭に入りやすいので

数日で通読できると思います.

考え方から,実際の吸入薬を用いた治療まで書かれておりぜひ

一回読んでおきたい本です.

 

 

その他の本

その他の科目の本・書籍ついては

➡トップページ

からどうぞ!

 

おまけ

Amazonでも白衣とスクラブとクロックスが手に入ります!

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Thank you for your Coming.

xxx

最終更新:2017年09月29日 21:00
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