私は研究者で、一日中パソコンをいじっている日をあります。
そのため、パソコンやモニターはとても身近なツールで、使用時間が長いためにこれまで様々なトラブルと向き合う必要がありました。
画面酔い(いわゆるパソコン酔い・モニター酔い)もその内の一つです。
頭痛が出たり、めまい、吐き気など車酔いにも近いような症状がでることも多くありました。
ひどい場合には、使って10分程度で吐き気を催すモニターもありました。
そのため、モニターを本当に何種類も変えてきましたし、周りの環境も工夫を重ねてきました。
最初はそれらの症状に関連する因子がわかりませんでしたが、経験を積んで周りの人の情報も集め行くうちにある程度の理由がわかってきました。
うまく対策・対処すればモニター酔いは無くせることが多いですし、完全でなくてもかなり良くすることができます。
できるだけご自分で、コストをかけずにパソコン酔い・モニター酔いを改善できるように文章や理屈が長めになっています。
工夫のために多少物品を揃えるだけで改善するのであれば、その方がベターだと思うからです。
しかし文章を読む時間があまりない方は、
・最低限必ず自分の机の奥行の長さを測定して
・奥行の長さに対応して、ページの一番下の方にある「おすすめのモニター」でモニターを選ぶ
ようにしてください。
このサイトは本来は書籍をご紹介するサイトです。
しかし、私の研究者という立場上、パソコンは日々使用するもので、密接な関係にあるのでこれについてもご紹介します。
まずモニター酔いの理由については結論からいうと大きく二つあります。
①モニターと自分の眼の関係
②モニターの種類
現在モニター酔いの症状が出ている方は、この二つを見直してください。
そして、最初に申し上げておくと
究極のモニターは 紙 です。
この理由も最後にお話しします。
それではひとつずつご説明します。
1. モニターと自分の眼の関係
これは主に距離と環境です。
今症状が出ているのであればそもそも机から見直す必要があります。
▼1-1:眼とモニターの大きさに応じた距離
私見ですがまずこれが基礎です。
これを調整するために机、椅子などの物品を考える必要があります。
自分の使いたいサイズのモニターがあるならば、そのモニターのサイズからあなたの机の最低限の机の大きさを逆算します。
すでに自分が所有している机を使うことを前提とするならば、作業効率を高めるためにその机で使える最も大きいモニターを用意するのが良いです。
一般的に、眼とモニターの距離を考える際に
・モニターのサイズが24インチ以上ならば、机の奥行が70cm以上
・モニターのサイズが21インチ以上ならば、机の奥行が60cm以上
が必要と言われています。これを超えてしまうとモニター酔いのリスクがあがります。
なので、まず自分の机の奥行を測ってみてください。
そして、それに対してモニターが大きすぎないかみてみてください。
自分のモニターのサイズがわからなければ、多くの場合はモニターの裏側に型番が書いてるので、その型番を検索してみてください。
▼1-2:モニターとまわりの明るさ
モニターとまわりの明るさも重要です。
モニターが明るすぎると、モニター酔いのリスクです。
モニターの横に白い紙を並べて、その紙とモニターの明るさが同程度になるようにモニターの明るさを調整してください。
▼1-3:モニターが視線より下にあるか
モニターを見上げると、モニター酔いのリスクです。
見上げる格好は目に負担になります。
座ったときにモニターの上辺が、視線より下になるように位置を調整してください。
まとめると、
ことを確認してください。もし机の奥行きが短すぎるようならば、机を少なくとも60cmはあるものに新調するかモニターを小さくしてみましょう。
例えば、
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ならば1万円せずに(2017年時点)奥行60cmあります。アマゾンで購入することができます。
奥行70cmが良い場合は、
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こちらならばやはり、アマゾンで1万円せずに(2017年時点)購入することができます。
机の高さは、日本の場合はほとんど70cm規格となっているので、椅子の高さで調整を行いましょう。
2. モニターの種類
もし机やモニターの距離の環境が整ているにも関わらず、モニター酔いするようならば今度はモニターの種類について考えなくてはいけません。
このモニターそのものが原因になっていることが個人的には多いように思います。
▼2-1:液晶モニターの種類
三種類あり、これが非常に大切です。
①IPSパネル
②TNパネル
③VAパネル
このうち、TNパネル、VAパネルは安価でありますが目に優しいパネルとは言い難いものです。
したがって、このうち選ぶのは
①IPSパネル
です!!
これは家電量販店で購入する際も、また、アマゾンなどで購入する際も、あまり大きくは表示されていないので注意が必要です。
メインのモニターを選ぶ際は必ずIPSの文字を探すようにしてください。
▼2-2:液晶モニターの光沢の有無
液晶モニターに光沢があると、モニター酔いして目が疲れやすくなります。
そのため、「非光沢」という記載があるものか、「ノングレア」と書いてあるものを選びましょう。
・・・・・・・
これらのポイントを押さえた後は、1でご説明した、モニターとの距離を調整してみてください。
これでかなりモニター酔いは改善されるのではないかと思います!
とういことで、おすすめのIPSパネルモニターをご紹介します。
上記でご説明した通り、おすすめはIPSパネルです!
モニター酔いする場合のおすすめのIPSパネルをご紹介します。
■ HP 24erモニター
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執筆時現在で24インチモニターで最もコストパフォーマンスの良いモニターはこちらだと思います。
HPのモニターで見た目も洗練されています。
当然ながらIPSパネルです。
そして非光沢です。
これよりもう少し値段をさげるとTNパネル、VAパネルになってしまいます。
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いわゆる高級品です。
国産の、EIZO産のまずまちがいない上質な液晶モニターです。
こちらも無論IPSパネルで、非光沢、スタンドが優秀で高さ、角度がかなり柔軟に調節できます。
また通常液晶画面は点滅していてそれが目が疲れる原因になりますが、こちらはノンフリッカーといって画面が点滅しない仕様になっています。
もし予算が許すのであれば、こちらはとてもおすすめです。
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