病棟業務・当直業務を勉強する研修医・レジデントの方におすすめの
本・教科書・医学書・参考書をご紹介します。
若手のうちは病棟業務・当直業務を任されることも多いと思います。
あなたにぴったりの本・教科書が見つかれば幸いです.
● 病棟業務・当直はどうすればいいの?
いきなり外来からはじまる研修は救急部くらいで、他の若手の業務は病棟業務がメインになることが多いと思います。
病棟業務は施設ごとに、しかも施設内でも科によって業務内容が全然異なり慣れるのに時間がかかります。
これは私たちの業界の本当に良くないところですが、煩雑で、一見効率が効率が悪く、しかも医師免許がなくてもできるような
仕事で病棟業務は溢れています。
かつそのカオスな業務の中で患者さんの把握をして、患者さんとだけではなく、上級医とうまく付き合うことが求められます。
理不尽で洗練されていない部分も多く残している業務ですが、これが日本の入院加療の実態です。
上級医の質もばらつきがあります。
優秀じゃない人、能力があっても下に教えない人、優秀で仕事も医学も教えてくれる人、教えてくれる気があるけど時間がない人・・・
かなり運にもよります。
・・・おや?あなたの下にも研修医が入ってきましたか?
さあ、屋根瓦方式であなたが教える順番です。
教える時間がありませんか?それともネーベンのやる気か知識がありませんか?
どうしたらいいでしょうか?
まず私たちがそんな中でやらなくてはいけないのが
① 他の施設では使えない知識かもしれないけど、割り切って病棟業務、雑用を全力で覚える。
② 自分の持ち患者の把握をする。持ち患者の主たる疾患と内服、治療くらいは最低でもソラでいえるように把握しておく。
③ 上級医に嫌われないように。上級医のタイプを見極める。
④ 電子カルテを覚える。ブラインドタッチできないならブラインドタッチ覚える。
⑤ 便利な内線番号は把握しておく。
⑥ 自分の体力を見極める。必要な睡眠時間を把握する。
⑦ 本が一番安定した情報源。読書の時間を一日の中で死守。
⑧ 自分の将来の進路を見つける。自分が求めるものを見つける。何科?臨床?研究?企業?大学院?収入?QOL?結婚?
⑨ 自分の健康と目標と経歴を守る。
他の業界ならありえない理不尽なこともたくさんあります。
やらなくてはいけないことも大量にあります。
つらい時期です。
下手したらしばらく続きます。
パワハラもセクハラの考え方もこの業界では昭和です。
感染症と訴訟されるリスクは常に付きまといます。
その中で上記9項目はぜひ意識してみてください。どれも必要なことだと思いますから・・・
● 入院業務ってなにすればいいの?
まずはこちらはどうでしょうか。
入院業務で必要な医学的な知識が一通りのっています。
ムックですけど、かなりいい仕上がり具合。
● 病棟業務に必要なのは医学的知識だけではない
セイントとフランシスの病棟実習・研修ガイド 診察の仕方から業務のコツまで
知る人ぞ知る本です。
医学的な知識だけではなく、書かれているのは学生・研修医・レジデント・オーベンがそれぞれどうあるべきか。
仕事は具体的にどのようにしたらいいか。
患者さんとの接し方、他の医師とどう接したらいいか。
時間の使い方は?コメディカルとのいい関係を築くには?
この手の本は本当にレアです。
病棟業務は医学的な部分だけではなく、そのほかの事でも悩みの連続です。
ぜひ、あなたがどんな段階でもまだ読んでなければ読んでみてください。
きっとあなたの助けになります。
その他の科目の本・書籍ついては
からどうぞ!
Thank you for your Coming.
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