神経内科を勉強する研修医・レジデントの方におすすめの
本・教科書・医学書・参考書をご紹介します。
あなたにぴったりの本・教科書が見つかれば幸いです.
● そもそも神経内科って?
神経学(しんけいがく、英語: neurology)は、神経系を取り扱い領域とする内科学の一分野で、神経内科学とも呼称される。神経系には中枢神経(脳、脊髄)と末梢神経がある。また神経内科学は筋疾患(ミオパチー)をも扱う。 内科学と精神医学の両面から発展し、同領域を外科学分野では脳神経外科学で取り扱い、小児の脳、神経、筋疾患のてんかんや発達障害は小児神経学で取り扱う。<2017/2/15 wikipedia "sinn"より引用>
● 神経内科でなにをまなべばいいの?
他のいくつかの科でもよくあることですが、神経内科は施設によってやっていることが全然違います!
まずはどんな施設にしても
・神経診察
は覚えておきたいところです。
次に、
・変性疾患のような慢性疾患をみているのか
・新規発症の脳梗塞のような急性期をみているのか
この二点がまずポイントです。
あなたの施設はどちらにつよいでしょうか。
まずそこから勉強していく内容をしぼっていきましょう。
また、あなたがこれから独学で神経内科領域を学ぶ場合、一口に神経内科といってもとても幅広いのですが
よく出会い、外来で対応を覚えておきたいものとしては
・認知症
・てんかん
・陳旧性脳梗塞
・頭痛
などがあげられるでしょうか。
緊急性が高くて覚えておきたいものとしては
・脳梗塞
・脳出血
・髄膜炎
などでしょう。
● 時間がない!とりあえず何をそろえたらいい?
神経内科で何の本をそろえたらいいか迷ったら、まずは
が良いと思います。
左)神経内科ゴールデンハンドブックはいわゆる大外れのない、白衣のポケットの中の一冊として重宝します。
右)レジデントノートは神経内科の基本をさらっと把握するのにおすすめです
これからいろんな知識をみにつけていくにあたって土台となってくれると本です。
まずはこの二冊でいかがでしょうか。
● まず神経内科をローテートするならば
■神経内科ゴールデンハンドブック■
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神経内科をローテートするならば、まずこちらがおすすめです。
白衣のポケットに入る系統の神経内科の本としては最もメジャーなのではないでしょうか。
完成度も高く、神経内科領域全般に触れられており、頼りになる一冊です。
● さらっと読める読み物として、非常におすすめ
■極論で語る神経内科 (極論で語る・シリーズ)■
★科別 人気第1位!
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すべての知識を丸暗記できたらとても便利ですが、人間には限界があります。
少なくとも私にはムリです(笑)
なので私がよくやる手口(?)として、基本的な考え方をまず頭の中に入れて、それを軸として周辺に知識をつけていきます。
塩の結晶を作るときにビーカーの中に棒を一本入れるようなイメージです。
そしてそれは、できるだけわかりやすくて理解しやすい本から入るようにしています。
神経内科領域で私にとってのそのような”軸”になる本は、この本でした。
アナムネ、検査、考え方など基本的なことがとてもわかりやすく、かみ砕いて説明されています。
さらっと数日で目を通すことができると思います。
最初の一冊として、おすすめです。
● 神経診察が苦手です。。。
■見逃し症例から学ぶ 神経症状の“診"極めかた■
★カテゴリー 人気第1位!
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神経診察って苦手意識ありませんか?
私はとってもあります。
なぜ苦手意識を持ってしまうのでしょうか?
私の推測ですが、
①どうしても自分のスキルに自信が持てなくて、自分のとった所見が信頼できない。
②自分の取った所見が信頼できないし、結果の評価がしづらい
③数値や画像のある検査ですぐに評価できないことも多く、自信が持てない
などの理由があるのではないでしょうか。
そんな神経診察の中で特に重要になってくるのはやはり”見逃さない”ことです。
この本は、著者の経験した症例をもとに神経診察を極めて有用なものにするポイントが豊かに記載されています。
臨床で診断に直結するスキルが提示されています。
この本を読み終えた後、自分の神経診察に自信が持てるようになりました。
神経診察に自信がないあなた!おすすめです。
● 神経診察をより専門的に。
■ベッドサイドの神経の診かた■
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”見逃し症例から学ぶ 神経症状の“診"極めかた”が神経診察の入門書だとします。
その場合、こちらの本はより深く神経診察を学ぶための、より深い専門書といえます。
神経診察に関して、深く、細かく、詳細に広く深く書かれています。
神経内科の専門医を受ける方、神経内科をメインにやられていく方には必須の本ではないでしょうか。
神経内科への入局を考えているか、専門医を目指すのであれば、ぜひ持っておきたい人気の一冊です。
● 頭痛、診れますか?
■ねころんで読める頭痛学 診断と治療: ドクター間中が一刀両断! すっきりユーモア解決!!■
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頭痛って頻度が高い症状なのに、やはり定期的に”本物”の方がおおくいらっしゃいます。
本当に気が抜けない主訴です。
おそらく緊急性のない頭痛だろうと思っていても、何か違和感を感じて念のためCT切ってみて黒だった場合も良く経験します。
そんな頭痛についての考え方を非常にわかりやすく、丁寧に解説してくれている本です。
あまりにカジュアルなタイトルのため、Amazonレビューでは医療関係者ではない方が読まれた感想ものっています。。。
皆さん難しいとの感想をもたれれています。。。
しかしこの本は医療関係者に向けた本です!
医療関係者にとっては内容は決して難しいものではありません。
頭痛をまなぶのに人気のある一冊です!
● てんかん、診れますか?
■ねころんで読めるてんかん診療: 発作ゼロ・副作用ゼロ・不安ゼロ!■
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てんかんは非専門医でも日常的なコントロールを良く行う症状です。
また、救急でも意識消失の原因としてよく出会うかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
てんかん発作って、コントロールが悪くなるとたびたび起きてしまって、「救急かかりつけ」のような状態になる方も少なくありません。
この本は、そんなてんかん診療の第一歩としてまずおすすめしたい人気の本です。
とても分かりやすい文章なので、まず一冊目として読むとじぶんのなかにてんかん診療にたいする考え方の軸がすっと、一本入ったような感覚を知ります。
その後、経験や他の記述を読むと軸を中心として知識が身についていきます。
てんかん診療に携わるなら、まず読んでおきたいですね。
その他の科目の本・書籍ついては
からどうぞ!
Thank you for your Coming.
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