整形外科を勉強する研修医・レジデントの方におすすめの本・教科書・医学書・参考書をご紹介します。
あなたにぴったりの本・教科書が見つかれば幸いです.
整形外科学(せいけいげかがく、英語: orthopaedics)は、人体の骨・関節・筋肉等の運動器系を主に診療研究する外科学の一分野。
アメリカ合衆国では「orthopedic surgery」とも言われる。場合によりリウマチ学や形成外科学などと連携して治療にあたる。
いわゆる「整形手術」は美容外科学の分野であり、整形外科学とは直接関係がない。 <wikipediaより>
主に4つあります。
あなたが他科志望であってもそうでなくても
①緊急性と頻度の高い骨折・外傷を鑑別できるようになること。
②基本的な筋骨格系画像を読影できるようになること。
③リウマチ性疾患に触れておくこと
④救急領域で使うような基本的な徒手整復を身に着けること。
特に内科に進む場合、膠原病内科がない施設も多いと思いますので③のリウマチ性
疾患に触れておくことができる機会は貴重です。
その後、もしあなたが整形外科志望であればより専門的な知識を身に着けていくとよいでしょう。
白衣のお供の鉄板
■ 整形外科レジデントマニュアル<おすすめ度・・・★★★★★>
<画像クリックでamazonに移動します>整形外科に特化したレジデントマニュアルで、整形外科の基礎知識や
基本的な手技について教えてくれる安心なタイプの、各科にある本です。
整形外科ローテートが決まっているならとりあえず、まずは手に入れておきたい一冊ですね。
ちなみに,将来に内科系に進んでも,整形外科的な患者さんの訴えは常です.
本当に患者さん数が多いな,と感じます.
腰が痛い,膝が痛いetc・・・・・.
その毎回を整形外科の先生に紹介するわけではなく,
湿布のような外用薬は内科で処方することもしょっちゅうです.
そんなわけで2016年現在,湿布の処方は国から目をつけられて
大変厳しくなってきています.
医療費削減のやり玉に挙げられているわけですね.
■ 救急外科外傷レジデントマニュアル<おすすめ度・・・★★★★★>
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整形外科医”ではない”医師が当直中・救急部での外傷にどう立ち向かうか、を
導いてくれる非常に実用的な本です。
特に外科当直中、救急当直中などは転倒や、小児の肘内障、脱臼などは頻繁にみることになります。
この本は”非”整形外科医でもわかりやすい、柔らかい文章で書かれており大変わかりやすいです。
おすすめです。
■ マイナー外科救急レジデントマニュアル<おすすめ度・・・★★★☆☆>
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整形外科ローテーターの病棟対応、当直対応にぴったりの本です。
整形外科以外にも耳鼻科、眼科、形成外科、口腔外科、皮膚科、泌尿器科など7領域にわたり網羅されており、汎用性も高く
他の科でも輝く本です。
コンパクトなサイズに反してカラーのイラストや写真も多くイメージしやすい本です。
当直・初期対応を乗り切る
■ 教えて!救急整形外科疾患のミカタ <おすすめ度・・・★★★★☆>
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レジデントマニュアルよりも大型な、救急で整形外科症例が当たった時の
初期対応を乗り切るのにもってこいな本です。
鑑別・診断と初期対応に特に使える本で、画像も豊富です。
読み物は大事
■ 症状から一発診断!整形外科専門医はこう見立てる <おすすめ度・・・★★★★★>
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読み物としてとても優れている本です。
体系的に整形外科領域のことが、順序良くまとめられているので
読みとおすことで研修医・レジデントの先生方に、
整形外科の基本的な”考え方”が身につくことが期待できる本です。
基本を身に着け、知識を整理するのにとてもおすすめです。
ビジュアルで把握したい
■ スーパービジュアル見える 整形外科疾患<おすすめ度・・・★★★★★>
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全ページがカラーで構成されており、非常にビジュアルに優れた本です。
写真・絵が美しく重要な疾患に絞ってキレイに整理されているので
頭に入りやすくなっています。
説明も洗練されていて、文章も簡潔です。
とにかく、”わかりやすい” そんな印象を持ちます。
● 骨折
カラー写真でみる!骨折・脱臼・捻挫―画像診断の進め方と整復・固定のコツ (ビジュアル基本手技 2)
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まんまタイトルの通りです.
骨折・脱臼・捻挫について研修医やレジデントくらいの学年の初学者の方でもわかりやすく,
カラーの画像で対処に必要な知識と,しなくてはいけないことが説明されている本です.
写真が本当に豊かな参考書で,直感的に理解できます.
わかりやすくておすすめです.
救急・当直で必ず役立つ! 骨折の画像診断 改訂版〜全身の骨折分類のシェーマと症例写真でわかる読影のポイント
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骨折の画像診断についての本です.
全身の,よくであう知っておいたほうがいい骨折の知識について
網羅されています.
個人的には画像についているコメントがシンプルで,洗練されていて好きです.
整形外科領域の画像の基礎を学ぶのにおすすめの教科書ですね.
ERの骨折
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救急現場での骨折の基本的な対処に書かれている本です.
三角巾の巻き方や,物品のそろえ方などのすぐに使える知識がのっています.
そのような細かいところが研修医・レジデントのうちは苦手な
ことも少なくないのではないでしょうか.
こっそりと聞くのが恥ずかしいことや臨床での細かい基本を抑えるのに
おすすめの参考書ですね.
整形外科医のための手術解剖学図説 原書第4版
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整形外科への入局をご検討でしょうか?
おめでとうございます!
入局を真剣に考えるならば、必要な本は変わってきます。
こちらの本は入局するならば必須の、言わずと知れた整形外科の手術のバイブルです。
整形外科の先生方は本当にみんなと言っていいほど持っているように思います。
整形外科の手術な基礎となる知識が解剖の観点から美しいシェーマによって記載されいます。
入局を検討するならば、マストアイテムです。
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