麻酔科研修医・レジデントの皆さんにおすすめの本・教科書・参考書をご紹介します.
麻酔科では麻酔管理のみならず,気管挿管,中心静脈カテーテル,動脈穿刺,脊椎穿刺など
覚えておきたい手技が盛りだくさんです.ぜひこの機会に手技も習得しましょう!
麻酔科医(ますいかい、英:Anesthesiologist)または麻酔科医師、麻酔医、麻酔医師とは、術前、術中、術後に麻酔の管理を行う麻酔科の医師であり、今日では手術の進行と共に不安定になる患者の容態を医療行為によって生命維持する役割(全身管理)を担う。術中だけでなく術前・術後の麻酔科医の任務を重視して、他科と協同して行う周術期管理と呼ぶ。 <wikipediaより>
麻酔管理はもちろんですが,将来麻酔科にすすまなかったとしても,麻酔科はとにかく手技のオンパレードです.
気管挿管,中心静脈カテーテル,動脈穿刺,脊椎穿刺・・・・病棟も救急でも使いそうなものばかりですね.
特に気管挿管はローテートの三次救急の現場だけで数をこなそうとすると,うまく症例があたるかどうかが安定しないため
麻酔科で覚えていければいいですね.
したがって,
①麻酔管理の基礎
②手技
を学べればいいのではないでしょうか.
~白衣に入る一冊~
【麻酔科研修チェックノート】
定番中の定番ですね.まず一冊手に入れるならばこちらだと思います.
チェックノートという名前ではありますがその実,レジデントブック的なポジションです.
白衣に入るサイズで,基本的な手技から麻酔管理まで,一通りのことが載っています.
まだ何も持っていない状態ならば,まずこちらがおすすめです.
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~医局のデスクにおいておきたい~
【100倍楽しくなる麻酔科研修30日ドリル】
めずらしい,問題集形式の本です.
問題集としての質が極めて高く,臨床に直結した良問が集まっているのでしっかり理解して
とけるようになるとかなりの知識と力になっています.
考えれば,国家試験の時には問題・設問から学んだのでこのような形式は実は私たちに合っているのかもしれませんね.
今後のスタンダードになりそうな予感がする本です.
おすすめです.
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~手技を覚えたい~
【診察と手技がみえる2】
今更かよ!という声も聞こえてきそうですが
まず,この本は「2」です.
1はポリクリ向けでしたが学生さんでは許されない手技が多く網羅されています
次にこの本の監修には麻酔科の先生方が多くかかわっていらっしゃいます.
わかりやすく,写真も美しく,丁寧親切で,結果的に手技を学ぶのにとてもいい本に
仕上がっています.
もしまだ持っていないのあれば手技習得にむけて強くお勧めしたい本です.
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~番外編~
【麻酔科医ハナ】
コミックです.
本当にリアルな,おそらく現役の麻酔科の先生が描かれているか,監修で関われている麻酔科の先生方の仕事,成果etc...を
描いた漫画です.
医療ドラマで医師が感じてしまう「コレジャナイ」感,違和感のない非常にリアルな内容になっています.
読み物として,ぜひどうぞ.
他の科でもこの手の医療漫画あればいいなと思ってしまいます.
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● 初学者にはやっぱりこれ!
■ やさしくわかる! 麻酔科研修■
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いい本ですよねーほんと.
麻酔科って何なのかから始まって,麻酔科の知識ももちろん載ってるいるのですが,
麻酔科全体の考え方のような,筋がすっと一本入るような,そんな感覚を持たせてくれる本です.
感じとしては,心電図が読めるようになった時とか,点滴の注射針のいれ方(うちではルートとかサーフロとか呼んでます)
が感覚として身についた時とか,あの手のブレークスルーがあった時の感じをもたらしてくれる本です(個人的には)
こういうのを,”本質を知る”というのでしょうか.
● 手技に磨きをかける
■一気に上級者になるための麻酔科のテクニック■
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技術的なものを,理屈で説明してくれる本です.
もちろん,研修医・レジデントの皆さんにもわかりやすいです.
大人になってからって,スポーツなどで特にそうですが”体で覚える”
だけではなく”理屈で覚える”部分が大きいように思います.
ベテランの先生のコツをわかりやすい文章に起こした,そんなイメージの本です.
手技のステップアップに.
その他の科目の本・書籍ついては
からどうぞ!