kindle(キンドル)・電子書籍でおすすめの本・教科書・医学書・参考書をご紹介します。
白衣のポケットをレジデントブックでいっぱいにするのも素敵ですが、せっかくならタブレットを使い倒して電子書籍を有効活用したいですね!
あなたにぴったりの本・教科書が見つかれば幸いです.
結論からいうとキンドルがおすすめです。
理由として当サイトでは以下の3つをあげます。
① インターフェイス(デザイン)が使いやすい。
② アマゾンのアカウントを持っていれば、管理が簡単。
③ 他のファイルの管理も一括でできる。
④ もとがアマゾンなので取り扱いが医学書だけではない。
① インターフェイス(デザイン)が使いやすい。
これはとても重要なことで、日々使用する中でアプリの使いやすさはとても重要です。
キンドルは世界中にユーザーがいるため、洗練されたデザインで使い勝手は非常に良好です。
② アマゾンのアカウントを持っていれば、管理が簡単。
アマゾンを普段使用している方であれば、購入の仕方は普段のアマゾンと全く一緒です。
また、当然ながら支払いなどに関しても全く一緒なので管理がとてもスムーズです。
③ 他のファイルの管理も一括でできる。
④ もとがアマゾンなので取り扱いが医学書だけではない。
最後のこの項目については長所であり、短所であり・・・といった感じです笑
もともとがアマゾンなので、当然医学書だけではなくてその他の書籍も多数、無数に扱っています。
そのため、コミックや小説なども品揃えがすごい!当直中、移動中の楽しみとして使えてしまいます。
レジデント初期研修用資料 内科診療ヒントブック 改訂2版 Kindle版
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もともとはインターネットのウェブサイトで公開されていた臨床的なHOW TOを、あまりに人気だったため書籍にまとめた本です。
臨床的に超超超実用的な本です。
これは例えばですが、レジデントブックにのっているノルアドのガンマ計算、わかりやすいようでわかりづらい時はないでしょうか。
「○○ガンマから開始する~」などと書かれていても、じゃあその場ですぐにどうしたらいいか、わからないときもありますよね。
この本であれば、「ノルアドのシリンジ何本を生食○mlに溶かすと○kgの人で○ガンマになるから○ml/時から開始すればいいよ」と具体的な指示をくれます。
そう、この本は”あなただけのオーベン”のような本なのです!
あるプロブレムがあった時に、とりあえず何を鑑別にあげたらいいか、何の検査をくんだらいいか、とりあえずの治療はどうしたらいいか。
できるオーベンが口頭でくれる指示を文章にしたような本です。
内科と名前はついてはいますが範囲は臨床的に一般によくであう問題は一通り網羅されています。
価格も2017年時点で2000円代と医学書としてはリーズナブルであり、まずkindleの本としてはおすすめです。
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電子書籍の強味とはなんでしょうか。
それは当たり前ですが、本来ならば重いような本でも簡単に携帯できることです。
その点で、画像診断のための本は普段から持ち歩くのは現実的ではありません。
せいぜい医局のデスクにおいておくのが手でしょうか。
しかしながらkindleならば!kindleならば画像たっぷりで紙なら重量のある本が問題なく持ち歩くことができます。
特に病棟で読影レポートが出る前や、救急で診断に迷ったときに威力を発揮します!
この本は画像診断の本として定番の本で、kindleに入れておくのに大人気の一冊です!
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血算の本で定評ある岡田先生の本のkindle版です。
貧血の鑑別疾患で悩むことはありませんか?
血小板減少はどうですか?
岡田先生はこの他にも血算に関連する本を多数執筆されており、どれもおすすめです。
kindleの中ではこちらが良いのではないかと思います。
外来でも病棟でも血算で悩むことは多々あり、とてもお世話になります。
絵でわかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ) Kindle版
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kindleの感染症の本ならばこちらです。
突然ですが、「もやしもん」という漫画をご存知でしょうか。
私が学生のころに(何学生かは伏せさせてください。いいじゃん、私が何歳でも!)流行った漫画です。
菌がかわいいキャラクターで見えてしまう、ファンタジーな大学生男子が主人公の、酒についての漫画で切り口が斬新で、かつ勉強になる面白い作品でした。
その作者の石川雅之先生が、あの岩田健太郎先生と一緒に感染症の基本的なことから、抗生剤、菌について漫画と文章でとってもとってもわかりやすく解説してくれている隠れた名著です。
この本、本当にわかりやすいんです。岩田先生の文章もますます洗練されているし、石川先生のイラストもなじみやすくてみやすい。
でもこの本に限らず、この手のいかにも見た目がわかりやすくて、かつ本当に内容もわかりやすい本は注意が必要です。
それは人前で読んではいけないということ。
なぜか「そういう本読んでるんだー・・・」というリスペクトの低下につながります!
特に後輩の前では絶対によんではいけません。研修医の間であの人まだあんな本読んでるとか言われかねない!うるせー!
しかし本当はみんな読んでるはずなんです!こういうわかりやすい本。
学問の基本はわかりやすいところから入って、応用に進んでいくはずなんです。
なので、こっそり、休みの日とかアフターとかで読んで、周囲の人に知識をひけらかしてください。
間違っても人前で読まないように!
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患者さんの高齢化が進むにつれて併存疾患としての認知症は触れる機会がとても増えてきました。
認知症をメインに診ることは少ないかもしれないが、認知症はマネージメントできないといけないと感じます。
内服コンプライアンスや通院コンプライアンスにもとてもおおきく関わります。
ということで、この本はタイトル通り通院中の患者さんの併存疾患としての認知症の診療に焦点を当てた本です。
「なじみの患者の認知症発症をいち早く見抜くには?」「自院で診療可能な認知症患者を見分けるポイントは?」など日々の診療で必要なポイントがわかりやすく説明されています。
今後の必須の知識ですね。
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慢性疾患って良いことも悪いこともすぐに結果にでません。
特に糖尿病はそうです。
だから統計的なデータが根拠になります。
HbA1cがこれくらいだったら将来どうなるとか、大血管障害ならどうとか、最小血管障害がどうとか。
その統計データを知るには基本的には論文から拾ってくることになりますが、自分で論文を探して、糖尿病領域で何が大切なのか見分けるのは結構大変なことです。
それなら誰か糖尿病に詳しい人に大切な論文の結果だけを教えてもらったらいいと思いませんか?笑
そんな本がこちらの本です!
糖尿病の専門医の先生が糖尿病のエビデンスについて、根拠になっている論文をやさしく噛み砕いて解説してくれています。
糖尿病は臨床を続ける限り、関わることが多い疾患なのでぜひ一度目を通しておきたい本です。
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心房細動は循環器内科医でなくても出会う頻度が高く、診ることができないといけない疾患の一つです。
こちらはもともと日経メディカルで連載されていた人気の心房細動についての連載記事を、バージョンパップして書籍にまとめたものです。
丁寧で非常にわかりやすい、心房細動のファーストステップとして非常にお勧めの本です。
ちなみにほとんどの場合そうですが、書籍版よりkindle版の方がお買い得ですので、ぜひ。
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医学書の中で古典に分類してもいいのではないかというほどの、有名な名著です。
臨床的な鑑別の思考過程を論理的に、非常にロジックに考える方法がクリアカットに説明されています。
推論の過程が大変わかりやすく、もしこの本を通読して理解できたのであれば、疾患の鑑別能力は深く、高度なレベルに達することでしょう。
電子書籍のメリットとして分厚い本でも保管場所に困らないことがあげられますが、まさしくこの本はそのメリットを大きく享受している本といえます。
これだけ大きな本をふだんからカバンに入れておくのは難しいし、大変なことなので電子化された本を携帯して少しずつ読み進めていきたいところです。
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