皮膚科研修医・レジデントにおすすめの本・教科書・参考書をご紹介します。
皮膚科学(ひふかがく、英:Dermatology、Cutaneous condition)は、主に皮膚を中心とした疾患を治療・研究する医学の一分科。外用薬、内服などの内科的治療の薬物療法に加えて、手術などの外科的治療も行う。
<wikipediaより>
主に以下の3つを考えます。
①内科医や、他の科でも十分に見る可能性のある、皮膚科のcommon disease。
白癬(水虫)、薬疹、熱傷、あせも、にきびなどは外来でも病棟でも、何科でも、臨床をやる限りは診る機会も多いかと思います。
それらの疾患は専門の科でなかったとしてもコントロールできる場合も多いですが、そのためには他疾患と鑑別し、
ちゃんとした知識を持っていることが重要です。ヘルペスの治療はいかがでしょうか。
②外用ステロイド薬の使い方。
これも何科に行っても使いますね。リンデロンは外用ステロイドの強さの五段階のうちどこに入りますか?キンダベートは?
何に気を付けたらいいでしょう?体の部位ごとの外用ステロイド吸収率はどうですか?
そのような基礎的なことをしっかり学んでおきましょう。
③上記common disease以外の悪性腫瘍などの疾患。
皮膚科疾患は多岐にわたり、治療に専門性を有するものもたくさんあります。
皮膚科を専門にするわけでなければ、自分が主体となって治療する機会はあまり多くないと思いますが、
コンサルトのタイミング、診断の目安などは知っておく必要があります。
それでは、どんな本がいいか具体的に見ていきたいと思います。
病棟にもっていきたい
■ すべての診療科で役立つ皮膚診療のコツ<おすすめ度・・・★★★★★>
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出会う頻度の高い、代表的な皮膚疾患がカラーで写真と共にとてもきれいに、コンパクトにまとめられています。
実践的な本です。まず基本を押さえるためにおすすめです。
初学者にとって分厚い本と薄い本はどちらがいいのでしょうか.
これは永遠に議論が分かれるテーマだと思いますが,臨床上では薄い本から入る方が
まずはスムーズな気もします.
分厚い本はコストがかかることもありますが,全体像を見渡しづらいこと,
また,乱暴ですが,理屈はそこそこでまずは臨床上でやるべきことの把握が
優先される場合も多いことから薄い本の方がファーストチョイスかもしれません.
他科だけど皮膚科の勉強しなきゃいけないと思う
■ 内科で役立つ、一発診断から迫る皮膚疾患の鑑別診断<おすすめ度・・・★★★★★>
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内科で役立つ、と銘打っていますがすべての非皮膚科専門医に役立ってしまいそうな本です。
皮膚科は視診が本当に大切な科で、その視診を大いに助けてくれます。
皮膚科の診断にとても重宝する本です。おすすめ。
余談ですが、皮膚科って本当に視診が重要な科目だとつくづく思います。
内科の私がいくら本を読みながら皮膚の異常所見と向き合おうとしても
難しい。でも皮膚科の先生にみせると一瞬で診断。
内科はどうしても検査所見におもきをおいてしまうような気がする。
これが、センス?
医局のデスクにおいておきたい
■ あたらしい皮膚科学<おすすめ度・・・★★★★★>
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もういよいよ鉄板ですね。
病棟・外来にもっていくには大きくて重いですが多くの皮膚疾患が網羅されていて、かつ皮膚科で重要な
画像もカラーで美しいレイアウトで載せられています。
美しい辞書的な本のようなポジションですね。
本でカラーかどうかって重要だと思うんです。
わくわく感とか、わかりやすさとか、全く違う。
欧米の方が紙質は悪いけどカラー重視、っていう文化が強いようにも思います。
ステロイドの勉強をしよう
■ 皮膚科外用薬の選び方・使い方<おすすめ度・・・★★★★★>
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良い本です。
外用ステロイドのみならなず、皮膚科で使う外用薬全般についてかかれています。
ステロイドはいろんな科で使用頻度が高いですよね。
頼りになるのに薄くてコンパクトな、本当におすすめの本です。
内科外来でも何かあればひたすらステロイド、ヒルロイド、ステロイド、ヒルロイド and any more...
皮膚疾患の写真集の決定版!
■皮膚疾患ペディア<おすすめ度・・・★★★★★>
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皮膚疾患の写真集の集大成ともいえる本です。
美しい写真がズラリと並んでいて、みているだけでも楽しいです(個人的感想)!
そして、ただのアトラスと違うのは、写真から入って病気の説明、治療についての内容もわかりやすく記載されていること。
まさに、現代の「皮膚科の百科事典」といえます。
日常的に出会う疾患、まれな疾患もかなり網羅しているおすすめの本です。
■皮膚科レジデント・戦略ガイド<おすすめ度・・・★★★★☆>
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皮膚科医としてどのような生き方があるのかがまとめられた珍しい、貴重な本です!
臨床的な皮膚科としての知識が書いてあるわけではなく、多くの皮膚科医の先生方の
生き方、自分の皮膚科医としての専門テーマ、時にはなぜ皮膚科を選んだか、などがとても詳細に書かれています。
将来の自分の選択肢に皮膚科が入るのならば、ぜひ読んでみてください。
他の科にもこのような、先輩方の医師としてのライフスタイルがわかる本があれば本当にいいと思います。
その他の科目の本・書籍ついては
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Thank you for your Coming.
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